開かずの箱が2つあります。思い切って、ひとつ捨てるつもりで、開けました。
ら! 中は手紙とか、そういうのが入っておりました。
とても捨てられません。それでも、紙切れなどを処分するつもりで手に取ったところ……。
20年前に戯曲で賞をいただいたときの講評が出てきました。
3年連続でいただいた賞の2年分ありました。最後の年のはどこかに紛れているのでしょう。
セリフ力はホメられていて、でも、人物造形に練りこみが浅いと書かれていました。
そして、期待していただいていたことがわかります。
当時は、ちゃんとわかっていなかったです。悔んでも悔やみきれない気がします。
20年です。
もう時は戻せないのですが。
開かずの箱を処分するのはやめて、そっと戻しました。
久しぶりに、戯曲を書いてみよう……、そんな気持ちになりました。