横浜美術館「中島清方展」

本日は、横浜へ。

猫タイミングでうちを出るため、予想より早く横浜についてしまいたした。ショートカットで、「中島清之」展へ。

これが、意外によかったです。

中島清方展

色彩が美しく、視点が優しく、とにかくうまいです。老いて童心に返り、好きなものを好きなように描いているのがわかります。

早世した我が子の姿、大佛次郎さんちの「アバレ」という名のシャム猫、長毛にゃんこの「小トン」、春日のお宮に雪ん子、笙も出て来てどきまきしました。
「アバレ」には、笑いました。どんなにゃんこなのか、伝わります。

また、常設がいいんですよ。
鏑木清方の《遊女》に、エロスはフォルムにあり!と春画展のイライラが消えました。春画、つまんないんですよ、みんな似た構図で!

あ、牛歩鑑賞が大嫌いなせいもあります。空いてれば、また印象は違うでしょう。
マーキュリーの像に軽く恋をしました。かっこいい、若いっていいなあ。

友人の構成・演出の子供コンサートは、私にはよくわからんのです。お客様が求めているのは、教育テレビがやっているような「参加型の客席でも口ずさめるコンサート」じゃないのかな?と思いますが、作り手さんたちは、「本物を!」みたいな姿勢なんですって。

しかし、耳馴染みがいい曲が受け手いるように見えるのに、むしろ荘厳なパイプオルガン押しの構成です。パイプオルガンが高まると、デカいみなとみらいホールの客席のあちこちで、赤子の泣き叫ぶ声もクライマックスを迎えます。そこかしこで、ギャン泣きです。あまりのシュールさに、笑っちゃいました。赤ちゃんかわいそう。泣いているの、一人や二人じゃないですから! すごいから!

毎回、「なんで?」と思いますが、満員御礼だし、いいんでしょうね。パイプオルガンとオペラ歌手ありきの企画だし。それに、赤ちゃんは泣くと、よく寝るのかもだし(よく知らない)。しかし、パイプオルガンに怯える赤ちゃんたちがかわいそうです。神に捧げる激しさ、怖いよね。

手回しオルガンは、最高にかわいく、萌えました。と、収穫もあります♪

横浜

友人に会えたし、ま、よしよしでございます。

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