猫、その後

一昨日、動物保護指導センターの方とNPO活動で猫を助けている方がチビ猫現場を
視察に来てくださいました。

半ば予期していましたが、「TNR」活動をするしかなさそうですよ。
えっと、誰が?
もしかしたら、私が?

もっとも、エサをあげている人たちは数人いらっしゃるので、そこの認知協力のモトで
やることになりそうなんですが、そのためにはですね、まず、エサやりさんに
接触しなければいけないのですよ!

やーん、私、ホントは、人見知りなのに!(これ、数人にしか見破られておりませんが、真実!)

TNR活動とは、なんぞやの方も多いかと。
猫を捕まえて、Trap(トラップ)、
不妊手術をして、Neuter(ニューター)、
元いた場所に戻す、Return(リターン)、という一連の流れでございます。

初めて捕獲機を見せてもらったのですが、予想よりもずっとでかいものでした。
よかった、焦って買わなくて(買う気だったの?)。

TNR活動によって、猫は耳カットされます。
野良猫で耳が欠けている子を見たことがありませんか?
あれは、「この猫は、処置されていて、一代限りでもう増えません」というサインです。
私が愛するグルさまも、耳カット猫です。

動物保護指導センターのお姉さんがおっしゃるんですよ。
「よかったですね。大爆発の一歩手前ってところですね」
いやいやいやいや、なんで私かかわっているんでしょう?
現場責任者みたいな感じになっちゃっているんですが、まあ、普通は相談しないですからねえ。

おかしいなあ。

「とりあえず、メス猫だけでも。うーん、4匹かな?」
ちょっとまってー!!!

チビ猫がメスという情報があったのですが、どうやらオスっぽいという見立てで。
もう男の子だというだけで、ちょっと安心したりしました。
一匹増えるだけで、大問題ですよ。お金かかるのですから。

「予算をどう建てるかです」
あの、予算って???
「地域の方の協力を仰いで」
いやいや、そもそも、近所つきあいしてませんし、うち、正確には近所じゃないし!(散歩道)

まあ、でも、ジタバタしたって、ダメなんですよ。

たぶん、猫たちに選ばれちゃったんですよ。
そもそも、尿路結石の対策でウォーキングを始めて、どうせなら海まで歩くか!で
猫に気づいて、グルさまの呼吸音が心配で心配で、
いつでも保護できるようにケージを買って(もうこのあたりで何かがおかしい)、
そしたら、そこにするっと黒猫が入って……。

黒猫がいるから、子猫が気になって、キジちゃん(正しくは茶白の猫なんですって)が
同じサイズだから気にかけていて、気にかけていても会えなくて、
やっと会えたら、今度はキジちゃん、チビ猫を従えていて、「え?」となって。

きょう、また、イヤな話を聞くわけですよ。

「うちの会社にまた、子猫がいるらしい。同僚に奥さんに言っておいてと言われた。今度はシャムだって」

いやもう、無理でしょ。
子猫拾っていたら、破産しちゃうから。
今だって、顔見知りの猫にいくらかかるか……の世界ですから。

アレですかね、稼げるってことなんですかね?
人生、その人に背負えない問題は起こらないというじゃないですか。
そういうことですかね?

この流れで面白かったこと。
1.ホームレスさんの甲斐犬問題
センターの人は、「あの甲斐犬」とポツリ。
もう有名なんですね。すみません、私も一回通報しちゃいました。

2.えさやりさんの世話好き発言
「ねえ、あなた、ホームレス対策について調べてくれる?」
一人だけ話すようになったエサやりさんに言われました。
「ホームレスさんを見かけて心配で声をかけたのよ。で、力になりたいんだけど、私インターネットとかわからないから」
……いや、区役所とか問い合わせればよくないっすか?
とは言えず、「あ、ハイ、調べておきます」とお返事しておきました。

エサやりさん、こうおっしゃいます。
「猫の面倒は見て、人間見殺しじゃ、後味が悪いでしょ?」
いや、そうだけど。人間は、自分の意志で選んでいる側面もあるんじゃないかなあと。
これも飲み込みましたが。

仕方ないから、ネットで調べ、管轄がわかったので、電話で問い合わせましたよ。
そこでも、言われちゃいました。
「おそらく、こちらが把握している人物ではないかと」

もうホント、いろいろなことが芋蔓式に広がりすぎですってば!

あまりに疲れちゃって、昨日は猫散歩サボりました。
明日は行きましょう。
問題は、旦那の会社の猫ですねえ。いや、考えまい、考えまい。

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