外大江戸新宿タイムスリップ奪衣婆ツアー

闇ハイクの流れで、中野純さんにプライベートツアーをお願いいたしました。
前回の上野ツアーの直前に、旅行会社さんで開催されたツアーが楽しそうで、
でも、予定が合わなかったため、見送ったのです。
「新宿知りたいです」のリクエストに、「では、プライベートツアーで」とご快諾をいただきました。

闇ツアー参加者の有志、そして、巻き込まれたビギナー2人で総勢9人でテクテク歩きました。
13時スタート、19時40分終わりで、だいたい2万歩くらい歩いたようです。

新宿には、大地母神としての奪衣婆、そして、水の神の弁天様があちこちに祀られています。
追分だんごを食べたり、肉まんやからあげくんレッドを食べたり(これは私だけ)しながら、
テクテクツアーでした。

新宿が治水によって作られ、女性の性を売り物に発展した街だということがよくわかります。
そして、ツアーのタイムスリップはダテではなく、私は本当に昔懐かしい場所を再訪することになりました。

まず、修業時代の事務所の跡地があり、恩師の葬儀をしたお寺がわかりました。
昔よく行っていた新宿二丁目のお店を見つけ、さらに、20代のころ、通った場所で終わりました。
本当にタイムスリップで、20代から30代にかけて、新宿に縁があったんですよねえ。
しかも、それぞれの時代で、いろいろなことをしています。

面白かったのは、「ココ、重いなあ」と思ったお寺が、かつて遊女の投げ込み寺だとわかった瞬間、
頭痛がきれいに消えたこと。
そして、西新宿の熊野神社が私の記憶にあるお社とまったく形が違うことです。

どう見ても、私の年齢よりも昔から建立されているはずのお社なのに、
「え、こんなところだっけ?」でした。
熊野神社に詳しい方によれば、「おそらく、こちらは那智大社を勧請してきたんですね」とのこと。
遠い昔、あの辺りは、滝でいっぱいだったそうです。

治水の過程において、制御できない水を貯え、流す場所が用意され、それが、今でも
エアポケットのように残っているのが面白かったり、「ここは、かつて池だったんですよ」の場所が
その当時のままの痕跡を残しながら、住宅街になっていたりしました。

代々木のアンコールワットの前を通ったのも懐かしかったです。街に歴史あり、人に歴史あり、
タイムスリップの新宿でした。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加