野球少年の甥も、高校三年生。今年が最後の夏です。
我が家から徒歩圏内で地方選の開会式があり、義弟が学校を代表して
場所取りに来るというので、朝6時台に差し入れがてらのぞきに行ったら、
「大雨により、明日へ順延」ですって。
開会式3時間前の決定ですが、同じ県内の隅っこから来るコたちは、
もうバスに乗り込んじゃっていますよー。
大雨予報ならば、前日に延期を宣言すればいいのに!
義弟も「まいったねえ」と笑っていました。
時間が空いたので、母に「明日の予定をきょうに繰り上げない?」と提案したら、
OKが出ました。
明日の予定、それは、お墓参りです。
お墓参りというか、お盆のお迎えなんですけれど。
これも、ずいぶん、でたらめで。
我が家のエリアですと、新盆なんですよね。8月がお盆の時期なのです。
が、弟一家が家族旅行をするということで、強引に7月に動かされ、6月の終わりに
母から「いつならお参りに来れるの?」と詰め寄られました。
え? 7月の土日、もうパツパツなんですが。
勝手に決めておいて、「孫たちは部活、次男は忙しくて15、16じゃないと無理、
長男はオレは関係ないという。その上、長女のあなたもダメなら、もういい」的に
さめざめと愁嘆場です。
うち、そんなに仏事、ちゃんとやる家じゃなかったでしょー???
どんだけ、愛が深いのでしょう?
おじいちゃん、おばあちゃん、そして、ご先祖様をちゃんと大事にしているならわかるけれど、
自分の伴侶が死んだ途端、「お盆、お彼岸、命日、●周忌」ってなんでしょうねえ?
「13日がいいんだけど」
「その日は、喘息の定期健診だから、ズラせない。午後からならいいよ」
「じゃあ、ダメねえ」
……もしもし、聞いてます??? 午後からならいいよって言っているよね???
そもそも、予約は2ヶ月前に入れるのですよ。
絶対に外せない、そこしかないないなら、早く言ってくれないと無理でしょ???
で、「遅いより早いほうがいい」ってことで、旦那が確実に休みの10日、
土曜も休みになったので、9日という次第になったのですが。
でもねえ、儀式としてはおかしいわけですよ。
そもそも、お墓に魂があるんじゃなくて、あちらから帰ってくるからお迎えですよねえ?
「お母さん、これ、まだ、早いんじゃない? まだ、こっちに来てないんじゃない?」と言っても、聞かなくて。
母としては、お墓が遠いから、近場に移すなり、分骨するなりしたかったみたいなんですよね。
分骨すれば、好きなときにお参りに行けるから。
でも、私たち子どもは「神奈川くらいなら、いつでも行けるから」と安請け合いし、
父の姉妹たちも「分骨はいいけれど、お墓はこっちにおいておいて」といい、
思うように出来なくて。
だから、お墓に連れて行く責任は、あるんですけれど。
地域ではズレている時期のお盆のしつらえ、
お盆の時期よりも早いお迎え、送りも「三連休にかかるから、やめておく」みたいなノリで。
死者の魂を扱うのって、そんなに自由でいいのかしら?と思うのですが、老母は、それなりに
満足したみたいなので、今回はいいことに致します。
スマホは、死んだままです。
携帯電話はつながります。
代用機の説明書もないため、古いiphoneにSIMを突っ込めばよかったなと思いつつ、
不便な生活をしています。
ただ、ちょっと思います。LINEがないとラク!!!
そして、去年の夏まで使っていたiphoneの履歴に、一年の時の流れを感じます。
スマホを割ってしまうという非常事態ですが、いろいろ面白いです。