気持ちの変化が早過ぎて、自分にびっくりします。
猫の和歌のカードを引いてみました。
「グルさま、私に何か伝えたいことがあれば、教えてください」
出てきたのは、2番のカード。
ことに今日
憂へあらじ
時を得て
花も紅葉も
折に逢う身は
幸せだったよ。運命的な巡り合わせだったよ。
グルさまの言葉、ちゃんと信じようと思います。
病院に預けなければよかった……、確かに。
でも、出発前のことを思うと、家を嫌っていたとか、
信頼関係がないとは思えないのです。
天袋に上がる前、押し入れの下で、ふたりでぼんやりしました。
ずっと、そうしたいと思っていて、なかなか出来なくて。
部屋のすみっこにいたときに、グルさまトントンも、コーミングもしました。
やりたいなあと思っていたことは、ちゃんとやって、
なにかが伝わっている気はしているのです。
グルさまを引き取りに行って、そこから、3時間で焼きました。
猫ボランティアさんに会い、黒猫さんにお別れをしてもらい、海に連れて行き、
お気に入りの場所だったしげみの下に安置しました。
そして、顔を見たら、魂が抜けたのがわかったのです。
目から生気が消えて、なきがらに変わっていました。
ドライアイスで冷やして、引き延ばすよりも、このまま、天に還したほうがいいと
思いました。
信じられないくらいキレイに晴れていて、
骨壺に納まったグルさまを抱いて外に出たら、空が崩れました。
グルさまを失った悲しみではなく、いっしょに過ごせた幸せを思うようにします。
ありがとう。グルさま。
しかし、なんとも解脱が早いですね。なんだ、これ???
目は、痛いです。泣きすぎました。