大エルミタージュ展に行きました。呆れるほど、客層が悪くイライラしました。監視の人がインカムで「ヤバイ人がいます(意訳)」申し送りをしていて、んなの、はじめて見たよ~と思いました。
奥様たちは、小鳥のようにさえずり続け、定年後フェミニズムに目覚めたらしい旦那様は自分の妻のことしか見えてなく、係員預かれよなカートつきの鑑賞とか、もうカオスでした。
極めつけは、資料映像コーナーで前後左右がご歓談中でございます。
「お口にチャック!」と言いたくなりましたが、人生の大先輩だらけでしたから、ぐっと我慢しました。
それから、大黒屋経由で、新国立美術館へ。前売り券ないと、チケット買うだけで大変と聞き、本当に買ってよかったです。途中、神社に出たりしました。
ミュシャのスラブ叙事詩は、
1、音声ガイドなしで
2、音声ガイドのみで
3、音声ガイドつきで、
3段階にわけて真剣に鑑賞しました。感動が大きかったのは、1です。情報を得た後だと、「ふむふむ」で終わってしまいます。
情報なしだと、熱狂と狂信、疑いや諦めが伝わってきます。あのミュシャが!
情報がつくと、挿し絵的ニュアンスになり、私の中で価値が下がりました。そういうこと、ありますよね。
草間さんは、最終日で大行列でした。しかし、私は、用事はありません。
買ったのは、大エルミタージュ展の図録。オールドマスター、大好き。
ニコラ・ランクレの《夏》がすごいんですよ、さりげなく、精霊が描かれています。うっとりしました。あと、「おっ」と思ったら、レンブラントでした。むふふ。
ひさしぶりに図録、買いました。