ソール・ライター展

ソール・ライター展

知っていましたが、スルーしていた企画展です。

森冬生先生が行くとおっしゃるので、調べてみたら、かっこよかった!ので、なんとか組み込みました。

で、実際に行ってみたら、かっこいいではなく、かわいかったです。

心に残ったのは、靴屋の靴、パリのウェイター、マネキン、雪や雨、バーバラ。猫と犬、事故も。事故、うかつにも笑っちゃっいました。不謹慎だけど。本当に事故だったから。

バーバラは、モデルのひとりで、だらしなく寝ているのとセクシーに誘うのと、アンニュイにたそがれるのと3~4ショットあり、みんな別人みたいに見えました。同じモデルのイネスやフェイには、驚きがないの。バーバラだけ、変幻します。

いい女だなあと思った次第。

ボナール好きがわかる構図でした。むーん、三菱1号のナビ展、行くべきだったか?

グラビアを捨て、撮り始めたスケッチ風の写真は今見ると、別になんてことなく、ただ懐かしい感じですが、これは、ソール・ライターが作った世界、文化なのかと思うと、素直にすごいなあと感服しました。

風景の切り取り、ぼかし、映り込み、プロが狙った日常のヒトコマ。いまは、当たり前にある切り口ですよね。

色彩だけの絵は、すごく好きでした。わかるなあ、私も、世界を似たように感じます。光とぼんやりとした輪郭。ディテールではなく、色で捉えています。

かっこいいものを見にいったつもりなのに、素直で汚れがなく、すっかりなごみました。

「葬式みたいな結婚式」、幸せになるといいなと思いました。

森おやびん、よいきっかけをありがとうございます!

ちなみに、きょうが最終日です。bunkamura、ザミュージアム。1400円。

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2017年6月25日 | カテゴリー : 日常 | タグ : | 投稿者 : 章月綾乃