歌舞伎座ギャラリーへ。
1月に見た愛之助さんの舞台で、「なんだ、あの色っぽい人は?」で見覚えた京蔵さん。
本日は、ギャラリートークを聞きに行きました。登壇されるのは、京蔵さん、梅乃さんです。
もう始まる前からアウェイ感いっぱいで、帰りたかったけど、頑張りましたよ。で、こういうときは、私、異常に引きがいいのです。京蔵さんの目の前に座るわけ(最前列じゃないですよ?)。
もっとも、好き好き♥私を見て、私はここよ♥気づいて♥ではなく、「どんな人なのかなあ?」くらいだから、構えも、ゆるいんですがね。正直、お顔もわからないですから。そんなレベルで、ギャラリートーク行かないから、普通は。
あきらかなご贔屓さまは、いでたちから違いますからね~。で、始まる前から圧倒され、うちに帰りたくなっているわけですが。世話ないですね。
初生京蔵さんは、真摯な方でした。なるほど、ですよね~。納得しました。
記憶に残るのは、指使い。中指に神経が行き届き、小指はゆるく遊びます。芸に磨かれた指使いだなあ、美しいなあと目を奪われました。あと、最初の「乗りつけがよく」という言葉遣いも美しかったです。自然に身についた響き。
女形の誉れ、後見の醍醐味、歌舞伎素人が聞いても面白かったです。が、まあ、客層がかなりコアなので、覚悟して行かないと! 客席にも、けれんみがあるというか。ま、お察しくださいませな。
紛れ込んだ感がありますが、うかがえてよかったです。本来、目立ってはいけない後見で見覚えたは、いいことなのか、悪いことなのか? そこは、なかなか深いですね。