静かで、穏やかな朝

信じられないほど、静かで穏やかな朝です。

黒猫さんは押し入れで、ジジは、仕事部屋のキャットタワーの上で寝ています。
猫が寝ていると、どうしてこんなに穏やかで、こちらまで眠くなるのでしょうね?

昨日、「今年の花粉は、去年の430倍らしいですよ」と聞きました。
どうも最近、室内に入るとリラックスするらしく、鼻水ズル子ちゃんになります。
見かねた方が教えてくださったのですが。

430倍って、もう意味がわかりません。まじかー?ですよね。

昨日は、お打ち合わせの流れで、セレブダイス占いを少しやってきたのですが、ある方に「スーパーセレブダイス占いだ」と言われ、カッコイイなと思いました。なんだか強そう。

美術館閉館後の取材の話を聞き、うらやましく、妬ましく……。
「それ、天皇陛下と同じ待遇ですよぉ」と申し上げたのですが。
もう何年前になるのでしょうか? 東博で「やけに早く帰れ帰れ言うなあ、こんなにせかされたっけ?」と思いながら、表の門のところまで歩いて行ったら、ガードマンが立っていて、「?」になり、そこへ車が入ってきて、中に陛下と皇后様がいらしたのです。
穏やかにお手ふりをなさりながら、博物館の中へ。ああ、だから、あんなに「お帰り下さい」だったんだ!!と納得しました。

おそらく、私の人生の中で、もっとも、お近くにいられた瞬間でしょう。

なんでしょうねえ、あの存在感、空気感、特別感。
何年たっても、昨日のことのように、は、ちょっと盛り過ぎですが、一昨年くらいの出来事のように感じます。逆にわかりにくいね、一昨年の出来事。

祖父母の家には、陛下の写真が飾ってありました。昭和天皇でしたが。
そういう時代も、遠くなった今でも、私にとっては、特別なのだと思いました。これはもう人それぞれで、どれが正しい、何が正解ってことはないと思うのですが。

この前、易の教室で、「ああ、これ、天皇陛下のような存在感ということかもしれない」と感じた瞬間がありました。

柔軟、すべてを受け入れる、でも、親しさではなく、慈しみ。
プライドではなく、スピリット、また、意味がわかんないけれど。
凛、柔、剛、不思議なバランス、一体感。

器なんですよね。特別な器。帝という器。
時代が変わって、役割が変化して、でも、この国の根底にあって。

陛下と同じ待遇で美術館に行かれた方から、「国立美術館の常設にいい積み藁の絵が出ているんですよ。借り物で期間限定らしいですが」とも、うかがいました。
常設まで回るとヘトヘトになるので、もったいないと思いながらパスしてしまったのですが、
どこかで行けたら行きたいなあと思います。

ああ、でも、もっといいのは、監視なしで美術館を歩き回ることかもですねー。
うーむ、それ、学芸員になるしかないじゃん!!!
ハッ! 自分でコレクションするほどの大金持ちになるつーのはどうでしょうね?
志は高く!!!

世の中には、「感動」で実行しちゃう人もいらっしゃいますから。
今、新美術館でかかっているピュールレコレクションもそうだし、松江にあったルイス・C・ティファニー美術館もそうでしたよね。庭園美術館の「ルイス・C・ティファニー展」を見て感動し、ほぼ買い取り、コレクションを完成させ、美術館を作っちゃう人が日本にいるのだから驚きですよ!

同じ美術展を見て、うっとりしているだけの私とは、志が違います(財力とは言うまい)。

死ぬまでに、もう一度、<鹿の窓>を眺めたいなあ。いつかまた、一般公開していただけますように。
あるいは、オーナーさんと仲良くなって、「特別だよ」してもらえますように。お祈り。

 

 

 

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