小泉茉莉花先生が「知っている?」と教えてくださったのが、
横浜中華街で期間限定で開催されているホラーイベントの『THE WITCH』です。
怖いのはニガテなのですが、魔女と聞いて興味を持ち、「行こう!」になりました。
が!!!
「怖いのはダメよ」と茉莉花先生に断られるという!!!
マジか?
これ、絶対、怖くないやつと踏んだのですが、無理強いするわけにもいきません。
最悪一人で行くかと覚悟し、そうだ、こういうのにつきあってくれそうな友達がいるじゃないか!で連絡をしてみました。
「ねえ、アメリカからいつ帰る?」
「一昨日から日本だよー」みたいなやり取りがあり、「いいよ、行こう」というお返事をいただきました。
で、行ってきました。まさかの2日続けての横浜中華街、このところ、用事が多くて。全部、まとまってくれたら、ラクなのになー。ちょっとずつズレているわけ。
約二週間で五回は行き過ぎでしょ?
で、問題のホラーイベントですが。
金曜の夕方の中華街の待ち合わせ、私も必死で行きましたが、友人も相当大変だったようで、くたくたになっていました。
まず、媽祖様にご挨拶をして。それから、「今、並んだ方がいいですよ」という係員のお兄ちゃんのアドバイス、ガン無視でチョコレートファクトリーで、コラボのホラーゼリーをいただきました。
まあ、甘いわけですよ。
でも、凝っていますよね。目玉は、チョコレートでした。甘い。
結構な行列に並び、やっと入れました。
イベント終了後の私たちの会話。
「んー、1300円?」
「えー、その値段でも、払ったら、間違いなく文句を言うよ」
ちなみに、前売りで、2900円も取りやがります。
「劇だったね」
「劇団ですらなかったね」
「文化祭の3年4組の出し物だね」
「でも、プロデューサー、それなりに有名らしいよ」
「マジで?」。
……お察しください。
怖くはないだろうと踏んでいましたが、それ以前のレベルで。
もうホント、なんでコレでいいと思ったのだろうか?
「レザー演出ってフレコミで、イチイチ盛り上げていたよねえ」
「え、レザーなんてあった?」
「炎がレザー処理なんじゃない?」
「え? レザー??? アレが?」
お察しください!!!
サイキックアイ!
ペンデュラム!
ありがとう、ありがとう、ありがとう!!!
このペンデュラム、めっちゃ動きがキレています。
スゴイ。
このお茶、一体、いつ飲めばいいのでしょうか???
友人は、私をどこに連れて行こうとしているのでしょうか???
第三の目は、いよいよパッチリ開くのでしょうか?
「お腹がすいたー」になりまして。
「この前、媽祖様のお祭りの時に、教えてもらったところに行くか!」で
エビワンタンのお店に向かいました。
ところが、あまりのひどさにも、人間はやられてしまうわけです。
グーグルマップ先生の指示に従っても、見つけられません。
何度も何度も歩きました。見つけられません。
山東が、やたら拡張されていて、ちょっとびっくりしました。
見つけられません。
友人が「なんか憑いているときって、グルグル回されるよね」的なことを言い出します。まさに、そんな迷い方です。
三回目のチャレンジで、やっと「あ、あった!!!」になりました。
で、メニューを開いてみたら、また、迷子になります。
エビワンタンが美味しいお店として教えてもらったのに、エビワンタンをメニューに見つけることが出来ないのです。
ないぞー!!!
あ、あった!
どんだけ、やられていたか、お察しください。
お店の方の助けを借りて、ようやく注文をしました。
「エビワンタンは、人数分。あとは、ちょっとご飯モノでちょうどいいはず」
「わかりました。では、チャーシュー御飯と。あと、春巻きもください」
とりあえず、エビワンタンだけ、アップしておきます。
どんぶりいっぱいのエビワンタン、どんぶりの中にひしめくエビワンタン、こちらが
一人いっぱいずつ、ノルマです!
食べても、食べてもエビワンタン、食べても食べてもエビワンタン。
おいしいけれど、なくならない。食べても食べてもエビワンタン。
だんだん、ハイになってきます。
なんとか食べ終わって、軽く中華街を流して……。
「山下公園に行きたい」と友人が言い出し、まるでデートのように歩き、
歩いても歩いても、お腹が減らず、「これはもう、馬車道くらいまで向かって歩くか」で、結局、みなとみらいまで、テクテクテクテク歩きました。下弦の月に誘われて、途中、埠頭のほうまで回ったりしながら……。
最後に友人の手相を見せてもらって、運命線の出方が左右でまるで違うので、
「うわー!!!」になりました。
また、あまりにしっかりとした財運線を持っていて、「いいなあ」になりました。
が、友人に「え、章月さんも出ているよね?」と言われ、おお、やっぱり人にわかってもらえるレベルに育ったのか!と妙に感動しましたぞ。
「そうなの、手相の勉強をし始めたら、財運線が出たんだよねえ」と。
きっと、手相で稼げるのでしょう。あはは、言ってろ!
というわけで、「行かない」の茉莉花先生の一人勝ちなのですが、でも、まあ、ちょっとイッちゃっていて、楽しい夜になりました。帰りは油断し過ぎて、横浜発最終だったという!!! 焦りました。
魔女イベントは、基本、難しいですね。
魔女狩りベースになってくるわけですが、コレ、人間の業みたいな部分にフォーカスしていくしかないため、ガチでやったら、精神にきたします。
自分が「こういうの、あるよ」と言われて、何を見たかったのか、何を期待していたのかはわからないのですが、まあ、三年四組の出し物、お金返して欲しいなあの仕上がりで、よかったのかもねー。うーん。わかんないけど。
きょう、明日で終わりです。一緒に「なんだかなあ」をシェアしたい方、ぜひ、どうぞ(これで行く人、いるのだろうか?)。