最近、「うん、三十代!ダネ!」って思うことが多いです。
私も通った道です。
30代の若さ、プライド……。
ああ、こうだったよねえって。
30代のころは、必死でしたねえ。
比べると、世慣れたし、割り切ったし、動じなくなりました。
動じなくなっていますが、どうも心に穴が空いていて。
(あ、ここから話が変わります)
ただ、この穴、埋めたいかといえば、別にどうでもいい。
ああ、簡単に穴が空くんだなあ、もう信じられないなあが本音です。
で、最近、うすぼんやり思っていることがありまして。
穴が空かないと、先に行けないんだなってこと。
穴が空く前の私は、満たされていて、何かを信じていたのですが、
今の信じられなくなっている自分っていうのも、結構大事なんだなってこと。
ポッカリ空いたものが、まあ、去年から兆候があったんですけれどね、
違う何かで埋まった時に、次が見えてくると思います。
ので!
それを楽しみしようと存じます。
で、蜷川実花さんのダイナーが妙に沁みたのは、
「ああ、蜷川さんも、あの時代が好きだったんだね!」ってわかったことでしょうか。
真矢みきさんにアレをやらせるってのは、あの頃に思い入れがあるからに違いなく、真琴つばささんのキープ具合には、舌を巻きましたよ!
わかんなかった! あとから、「えええええ!」みたいな!
てっきり、いまどきの若手だと思ってました(全力褒めています)。
あ、出ているから見たわけじゃないの。
予告で、「見たいなあ」になっただけ。そしたら、イカれた感じでいっぱい人が出てきて、悪夢みたいだなって思いながら見ていたのですが、だんだん、何が言いたいのか、何がしたいのか、わかってきて。
蜷川幸雄さんがお父さんっていうのは、いったい、どういうことなのか。
この前、横尾忠則さんのお嬢様の作品を拝見して、「うん、屈折していないいい二世!」って思ったのですが。蜷川実花さんも、そうなのかなー? よくわかんないけれど。もうビックネームすぎて、どうしていいかわからないですよね。
うまくいえないけれど、「わかったよ!」って感じ。
うん、いっぱい、残してもらったね! だから、進もうね!
前へススム、前へ!
過去は、足場。前へ!
なんかもう霧がかかっているし
人恋しいような、人間不信のような変な感じですが。
でも、この霧を抜けたら!
たぶん、そこは、美しい世界、間違いない!