映画39『とんかつDJアゲ太郎』

やっと見られました。これは、予告で楽しみにしていました。
主要キャストの事件も踏まえながら、レイトショーに滑り込みました。

うーん、コレは、ちょっと期待外れというか、優等生過ぎませんかね?
キャストは、わりと振り切ってやっているけれど、
手堅く作りすぎて、何がしたいんだか、いまひとつわからない。
パパたちのしんみりは、世代的に「うんうん」で響きましたが。
そういう話じゃないですよねー???

もっとバカバカしさ、カルトっぽさを求めていて、
これだけ人を集めたら、やれただろうに、審査員乱入とか、なんだかよくわかんないストーリーで、無理やりの着地。

まあ、疲れ切った月曜日の21:35スタートにはいいっちゃいいけれど、
『とんかつDJアゲ太郎』に求めたのは、
かっこ悪さとかっこよさのフュージョンというか。
バカバカしく、笑えて、でも、元気が出て……のB級パワーです。

もっと、とんかつで迷走するべきだし、とんかつと音楽がミックスするのを期待したし、いや、どう混ぜるのかはわかんないんだけど、原作者が「とんかつは、DJだ!」とひらめいた瞬間に、いろいろ生まれているはずだから、そこを突き詰め、拾ってほしかったなーと。でも、みんな、振り切ってやっていて、
たくさんの時間と知恵とアイデアが詰め込まれているのはわかって。

ちょいと手堅くやり過ぎたんじゃない?が惜しいというか。
Twitterで見かけた「ディスコとクラブをごっちゃにしてない?」に完全同意です。

あと、『弱虫ペダル』でも思ったのですが、主演をもうちょっとかっこよく見せましょうよ。いいよ、ヘタレ役、ヲタ役でいいんだけどさ。全体にべったりと役で塗りつぶされてしまうより、「ああ、ヘタレでも、ヲタでもかっこいいなあ」があったほうが、見ていて楽しいですよ。今回はちょっと踊っていましたけれどねー。文学作品とこういうエンタメ系、ちょっとニーズが違う気がするんですよね。まあ、役を壊さないかっこよさ、難しいんだと思うけれど。うむ。

1.ジョジョ・ラビット2.パラサイト 半地下の家族3.CATS4.フォード&フェラーリ5.ティーンスピリッド6.盗まれたカラヴァッジ7.1917 命がけの伝令8.9人の翻訳家囚われたベストセラー9.ミッドサマー10.ダンサー そして、私たちは踊った11.レ・ミゼラブル12.ジュディ 虹の彼方に13.ジョン・F・ドノヴァンの死と生14.ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY15.シェイクスピアの庭16.三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実17.ドクター・ドリトル18.Fukushima50 19ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語20.今宵、212号室で21.ワイルド・ローズ22.Mother/マザー23.レイニーデイ・イン・ニューヨーク24.はちどり25.ペイン・アンド・グローリー26.ナショナルシアターライブ『夏の夜の夢』27.グレイテスト・ショーマン28.プラド美術館 驚異のコレクション29.17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン30.弱虫ペダル31.思い、思われ、ふり、ふられ32.アニメーション「思い、思われ、ふり、ふられ」33.僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂4634.パヴァロッティ 太陽のテノール35.窮鼠はチーズの夢を見る36.青くて痛くて脆い37.アニメーション「思い、思われ、ふり、ふられ」38.映像研に手を出すな39.とんかつDJアゲ太郎

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2020年11月3日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃