日本橋基地

ananwebのご担当者様が命名。

確かに!と思いました。基地かもしれません。

Twitterでつぶやいたのですが、昨日はなかなかびっくりな事件があって。
昨日は、同じマンションの人とミカド珈琲でモーニングを食べるお約束から一日が始まりました。で、占い記事を一本仕上げ、別のお客様がいらっしゃるので、高島屋経由のお買い物をして……。
お客様がお帰りになってから、猛ダッシュで中華街の鍼へ。

事件は、東海道線で起こったのです。
電車はわりと空いていて、優先席しか空きがなく、
目下、膝のリハビリ中なので座りました。

朝からフル回転なので、ちょっと気を抜いていたら、前に女性がいて、
私はわりと目の前に人に立たれやすいのであまり気にせずにいたら、
(優先席ということは忘れて、気を抜いていたんですよね)
電車の揺れを装って、膝に膝蹴りされました。

はあ???

かなり痛い!

私が痛いんだから、相手もわかっているでしょう。
顔を見たら、知らんぷりしているんですよ。
なんなの?

あれ、もしかしたら、妊婦さんだった?
でも、服のデザインでよくわからないし、妊婦マーク見えないし、
それはそうと、なんで私、膝蹴りくらっているわけ?
膝のリハビリ中で、うまく曲がらないのに?
地道に毎日ストレッチとか、湿布とかでいたわっているのに、
なんでそこ、強打されているわけ?

譲ろうにも膝が痛くて、立てないわけですよ。
おいこら、自分だけが体が不自由だと思うなよー!!!

で、川崎で私の横の席が2つ空いたら、乱暴に鞄をぶつけながら
座るわけ。怒っているわけですよ。どんだけバイオレンスなんだよ。
ここで「ああ、もう臨月なのか」ってやっとわかったんだけど。
もう確信犯過ぎて、悪魔の所業かと思いましたよ。

いやいやいや、リハビリ中の膝と臨月の妊婦さんなら、
座るべきは、妊婦さんですよ。それは、間違いない。
でも、なんで交渉じゃなくて、攻撃なわけ?
言って! 「妊婦なんで」って。
言って! 「あのー」でいいから! そしたら、「ごめんなさい」ってすぐ譲るから! しかし、いくら頭にきたからって、両膝蹴りすんなよ。痛いよ、意味わかんないよ。ファイターなの?

私はかなり気が強い方だし、修羅場慣れしていると思いますが(DVの亡父のおかげです。くそ、慣れたくなかったよ)、それでも、驚き過ぎると何も言えないですね。

何が自分の身の上に起こったのかわからないし。
しっかし、天性のカンというか、人の弱点、的確に狙ってきやがるのが、
本当にもうどんだけ、アグレッシブルなんだよ。

結局、びっくりしすぎて乗り換えをしくじり、鍼に遅刻し、
先生が「最近いかがですか?」と優しく聞いてくれても、
溺れた魚みたいに「妊婦さんに蹴られて」ってパクパクしちゃって。

小一時間、鍼に刺されて、やっと落ち着いて。
私もだけど、誰も見向きもしてくれなかった妊婦さんの孤独を思いました。
「くそー!!! 人の痛みがわからない女め、陣痛が最大限に痛くなればいい!」って思っちゃったけれど、ごめん、取り消すよ。

鍼に遅刻した分、媽祖様に行く時間がなくなって。
友人の個展を覗きに、ギャラリーに行き、なんだか楽しい世界でよかったねって思って。
その道すがらあったトルコ料理のお店で「ひとりでもいいですか?」して、
めっちゃ飲み食いしました。

一人なのに、前菜6種盛りとシークカバブのSを頼んで。
一見なのにいっぱい頼んだ上、お店からもなんかいっぱい出てきて、お腹がはちきれるかと思うくらい食べて。

それから、日本橋に寄って、オール洗浄です。
着ていた服全部洗って、最近ハマりまくっているサボンで、頭の先からつま先まで全部ソルトスクラブして、biopleのバスソルトでお風呂に入って帰りました。
そこで、「日本橋基地」と名付けられたのですが。
人の悪意にさらされた感じのまま、猫の元に戻ってはいけない気がして。
二回も洗濯機回しちゃったわ。こっちも、怒りのランボーよ。

ホント、膝蹴りすんな!
赤子もびっくりでしょう、そんなの。
でも、それはそれとして、気づかなかったのは私が悪かったです。
「見ればわかるでしょう」だったのでしょうが、要は、見てないんだよね。
こっちも、少し頑張ると、すぐに足が動かなくなるコンディションだからさ、
抜ける時は抜いているわけ。でも、電車は公共の乗り物だから、意識はピッとしておくべきだね。

妊婦さん、あなたが読んでいるはわからない。
でも、お体お大事に、お心も安らかに、かわいい赤ちゃんを迎えてください。
子育て中も、人の無関心に泣きたくなったり、腹が立ったりすることがあると思うけれど、これからはどうぞ、手は出さないで。蹴らないで、言葉で伝えて。
事情に気づかないだけど、好意や親切が消えたわけじゃないから。
暴力はなにも生まない。気持ちだって晴れなかったから、鞄もぶつけてきたんでしょ? ずっと怒っていたわけでしょう? でも、一言声をかけてくれたら、
「ごめんね。気づかなくて」ってあなたを取り巻く環境は変わるはずですよ。

一見健康に見えても、なにデブが優雅に座っているんだよに思えても、
膝故障している場合もあるからね。
まあ、本当に狙いが的確過ぎて、だんだん面白くなってきたんだけど。

戦争とか、本当に心が傷つきますよね。
膝蹴りされた膝も痛いけれど、なによりも人の悪意を向けられたことがショックでした。まだ、ちょっとパクパクしちゃう。金魚みたいに。

そのうち、干した洗濯物全部畳みにいかなくっちゃ。めっちゃ洗った。

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2022年8月5日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃