やっと師匠から営業許可をいただけたので、他も学んでいいことになりました。
易の研究会で年に数回、湯島聖堂にはお世話になっているので斯文会にも入りました。一般会員枠ですけれどね。
さて、その第一回は、繫辞伝の下経から。
行く前は相当ビビッていて、参考資料の集英社の易経を古本で手に入れたり、
その中で、繋辞伝の下経をコピーした上、本を持参するという大荷物で、
緊張し過ぎて、遅刻しそうになりました(どういうことさ?)
仕方ないから、日本橋からタクシーに乗ったのですが、運転手さんがうろ覚えでいくか「あ、通り過ぎちゃった、今の道です!」みたいなことがあって、
「ああ、湯島聖堂に行くんですね」みたいなことを言われ、
最初から言ってるじゃないか!!!と不思議な行き違いがありました。
まあいいや。1,100円もかかっちゃった。
講堂に入るとシーンとしているんですよ。
で、どうすればいいのかわからないので、「席は?」と人に聞いたら、
三人続けて「今日が初めて」で、どんだけ!?と思い、仕方ないからもう座っている人に「席は?」と聞いたら、「自由席です」と言われ、やっと座れました。
内容は、面白かったです。すでに習っているものではあるのですが、
もう一度、少し違う角度から掘り起こす感じ。
ただ、終わってからテキスト代を支払いに事務所に行ったら、
「僕には難しくて」と受講をやめる方もいらっしゃいました。
ああ、それもわかる気がしますね。ある程度、入ってないと話がバンバン飛ぶから、頭がついていかないかも。でも、言ってくれたら、いくらでも説明するのになあ。
谷中信一先生は、講義のわりと早い段階で
「陰陽の陰が悪い、陽がいいという決めつけを捨てなさい」をおっしゃり、
これが大変小気味よかったです。
90分の講座、駆け足で、前から受講している方には復習になってしまう第一章、第二章の概要だけなぞってくださったのですが、終わって全然疲れていなくて驚きました。
うちの師匠、大変な男尊女卑で、授業の間中、繰り返し、陰は悪い、女性は陰だと言い続けるわけです。古き「男性が外で働き、女性が内を守る」を聞かされ続け、毎回、授業が終わるとぐったりなわけ。
それが、まったくなかったのです! すごい!
90分聞いた後も、「よし、仕事しよう」と思えて驚きました。
こんなに違うんだ!!! びっくり。
私は私の易を見つけるのです。やれるところまで。少しずつ、ね。