すべての始まりは、ある漫画家さんのエッセイ漫画でした。編集さんから、こんな課題を突きつけられます。
「映画100本見てから、話しましょう」
これが心に残りました。これ、私も、やったほうがいいんじゃないかしら? 去年の夏の話です。
しかし、意識はまだ甘く、「年間100かな?」くらいでしたね。
「 バカ!」、週刊誌に署名記事を書く記者さんに叱られました。「もっと短期間でしょ?」
別の方、編集長を経験した方からも言われました。「見る方は、年間300本は見るようですよ」
さすがに年間300本は、映画ライターさんだと思いますが。
去年、芝居を観る習慣を復活させたら、まー、時間とお金を喰われること! あっという間に、貧乏ヒマなしに! さらに、私の場合、社交も被ってくるため、仕事との両立が厳しく、昨年下半期は、死にそうになりました。無理、無理、ギブ、ギブ!
秋、「ういらぶ。」からスタートするつもりが、芝居のチケットがまだあったため、続きませんでしたねー。こりゃ、本気出さないと、無理だわ。
その後、珍しく、試写を見せていただいて。やはり、映画100をやるか!になり、年末にスタートさせました。
28日スタートで16日間10本、やっとやっと1/10まで来ました。一ヶ月でどこまでイケるか、ですよね。
毎日、時間のパズルです。なぜなら、映画のタイムテーブル、なかなか出ないから、予定が組みづらいんですよ。終映時間を明記してないところも多く、アタリで動かないといけなかったり、ね。また、お客様も、これに慣れていて、席を予約した時点ではガラガラ、行ったら、ギッシリがよくあります。ふむ。何ヶ月も前からキープする芝居とは、根本的に考え方が違いますね。
ある方には、「映画、ハズレ、多いでしょ?」と言われましたが、いやいやいや、ハズレ芝居のダメージに比べたら、全然! 映画はコスパ、いいですよ! シートもいいし! いまどき、芝居は、二万近くしますしね、一等席で見たら。安いと見切れますしね。見切れ、売るなよ!と思いますが。
修行のように見るようになり、わかったのは、映画一本にコーヒー一杯がベストマッチですね。フードは、ちょっと重い気がします。あと、おそらく、冒頭の映画100は、インターネット配信やDVDもカウントしてよいのだと思いますが、私は、映画館上映に縛りました。やっぱ、やるなら、今、旬、リアルタイムで! リバイバル上映は、OKとして。
お金を払って見る、映画館で見るをベースにしています。何ヶ月でイケますかねー? わからんけど。月15本なら半年、20で5ヶ月、30で3ヶ月。ふむ。
数見ると、いろいろ混ざってきて、消えてしまうものもありますが、たぶん、それは、よいのでしょう。渾然一体、混沌が、大事。
が、仲良しの編集さんに言われました。
「映画のチョイス、変」
そ、そお? メジャーどころから攻めてますが、あかん? そう? オススメあったら、教えてください。よろしくです。ほら、なにせ、100だからさ、なんでも見るよー!
では、引き続き、頑張ります。いまの悩みは、映画館のカードがやたら溜まってきたこと。地元の映画館で顔を覚えられている風なことです。やれやれ、ですね。ははは!