若い人たちへ!

こんなキャッチコピーがついた公演を見てきました。

場所は、観世能楽堂。
モノは、東京藝大音楽学部邦楽科の学科説明の一助として
「能と邦楽のススメ 若い人たちへ!」です。

基本的には、これから東京藝大を背負って立つ若者向けです。
小中高学生は、無料。大学生は、1000円。
若くない人は、3000円です。

でも、3000円では、見られない演目ではないかと思います。

琴古流と都山流の尺八の競演。
山田流の筝曲。
長唄。
観世流、宝生流の仕舞。
和泉流の狂言。
宝生流の舞囃子。
観世流の能。

やや、能寄りではありますが。
それに、雅楽はないのですねーも、ありますが。まあ、よしとして。
東京藝大で教えられている先生方をナマで見られる贅沢企画でした。

お能を初めて見るという友人を同伴しました。
残念ながら、3000円のお客様でしたが。
普段の行いがよろしいのか、奇跡的に正面席が2つ空いていて、
理想的な能楽堂デビューになりました。

舞囃子と能には、女性も出演なさっていて、ちょっと新鮮でした。
違った景色に見えますね。
お能は、「土蜘蛛」。びゅんびゅん蜘蛛の糸を飛ばすエンタメ系の番組です。

私も、初見です。例の能楽講座で、予備知識はありましたが。

これをご覧になった若い方々が、次代を担っていくのかと思うと、
ちょっと感動してしましますね。
面白かったです。

ただ、やっぱり、観世能楽堂の見所は、寒いのでした。
冷房、効かせすぎですっ。
とはいえ、「もしかしたら、お着物仕様?」って思いつきまして。
和装ならば、ちょうどいいひんやり感かもしれません。

もし、洋装で能楽堂にお越しの際は、風を通さない素材のジャケット、
プラス、ストールをお持ちになるくらいでちょうどいいかもしれません。
ウインドーブレーカー着てちょうどいいくらいって、なんでしょうねえ?
ウインドーブレーカー持っていくなって話でもありますが。
前回の講座で、心底懲りまして。
ホント、冷風が顔に吹きつけるくらい寒いんですよ。
暑がりの方、和装の方に合わせているのかもしれませんね。

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2013年8月9日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃