長年の反発、長年の違和感の理由がわかり、超スッキリしています。
きっかけは、『ブラッドブラザース』との比較でした。あれも、『子供の事情』と同じように大人が子供を演じる見所があるので。
『ブラッドブラザース』は、『ウエストサイドストーリー』にも似た白々とした救いのない終わり方をするのですが、作品としての残り方がまるで違います。が、『子供の事情』の出演者が足らないかといったら、十分過ぎるほど、やっています。ちゃんと子供の世界です。
では、話のシリアスさ?
いや、違う。別に、シリアスなのがいいわけじゃないし。後味よくないし。
本気のミュージカルとなんちゃって風仕掛けの違いはありますが、そこは、たいした問題ではありません。
消去法で、ハタと気づきました。
ああ、大泉洋さんも天海祐希さんも、芸能人、有名人としてのキャラ、イメージを捨てさせてもらえないんだ!と。
『ブラッドブラザース』は、物語の登場人物が生きてますから。
これだ! この違い。ブラウン管(いま、ないよ!)背負っているから、なにをやっても、小手先に見えちゃうんだあ! やっと納得しました。誰かのオーバーな芝居に吹き出していい緩さも残してますしね。
わあ、超スッキリ!
やっとわかりました。
これ、出演者全員が全員じゃないから、何か法則があるのかもですね。役者側に独特のサービス精神があると、あれ、オレ、いつもイメージを残してやったほうがいいのかな? 私らしくやらなきゃダメかな?的なバランス感覚が生まれるのかも。
うわあ、とにかく、スッキリ!
これからは、割り切って楽しめてしまうかしら? あはは、それはないか。ないけど、スッキリ!です。やっと長い長い反発と違和感の謎が解けました。やったあ!