公開が3月7日、鑑賞が4月12日、ずいぶんかかりました。
まあ、無理もありません。間に「姑他界」「母の特養入り」「姑四十九日」が挟まります。
<長い前置き、面倒な人は、下へ>
友達が先にみて「胸くそ悪かった」と言っていたこと、上映時間が長く160超えなことも、なかなか行けなった要因です。
でも、どっかで見たくて、すごくイライラしていました。
日中の時間しかやっていなくて、うまくハマらないんですよ。
横浜で鍼の後に行こうとしていたら、旦那の親戚が他界し、彼が鴨川に行くと言うので急いで帰ってこないといけないとか、易の講座の後に貨幣博物館に行って解散したら、ちょうどいい時間だよなって思っていたら、私のカンチガイで、貨幣博物館に入れずに終わり、一時間を待つガッツがなかったりして。
昨日も、前夜から特養から連絡があって、母が発熱していると。
限度負担の申請が済んでいると思っていたため、一生懸命持っていったら、
それはもうあって。
あれ??? 結局、もう一回、役所に行きます。明日。この件で4回目。
母は、膝に炎症を起こしていて、水が溜まっていたみたい。
膝の炎症で8度5分とか出るなんて、侮れないですね。
とりあえず、「母に。あと、みなさんでも」で、ゼリーを24個差し入れてきました。
めっちゃ重かった。なのに、バスは座れなくて、座れないと、手に持つしかなくて。でも、席は空いているわけ。老人たちが荷物で占領していて、イチゴとか座席に置いているわけですよ。本当に民度が低い。
30分くらい立って、やっと座れ、特養について、担当の人に無理やり挨拶をして、かえってきました。正味10分。
で、帰宅して「ウィキッド、行けるけど、もうクタクタなんだけど?」で
でも、ここでいかないと、また永遠に「いつ行こう」になっちゃう!で
がんばってみました。
そしたらね!!!
<前置き終わり>
本当に胸くそ悪かった!
いやー、人への悪意とか、敵意とか、高らかに歌われても、困りますよね。
魔女狩りみたいなことを、ソフトにやっているんだろうけれど、
レミゼの革命シーンみたいなノリで、「あいつには友達がいない」
「孤独」「一人ぼっち」「愛されない」「死んだ」「今日はいい日」ですよー。
舞台化を意識し過ぎだろうって思っていたけれど、逆でしたね。
舞台が先にあるんですね。そうですね。なんかやっていましたね。
その分、主人公たちの仲直りのシーンは、よかったけど、
なぜ暗黒舞踏みたいな仕上がりなのか、謎だったし、
オズの魔法使いを中途半端に下敷きにしている気がして。なんだかなあという気持ちが消えない。
グリンダのポピュラーは、かわいかった。
いやー、これ、前後編って、キツいでしょう。
ミュージカルファンにとっては、高い評価っぽいけれど、本当にこれでいいの???
肌の色が緑のコがいたら、私も仲間外れにしちゃうかもしれない。
でも、仲間外れにした後に「いけない!」って思って、
きっと謝って、仲良くしようと努力するでしょう。
そういう「偽善」を描くのが、2025年の物語って気がしますが。
「みんな、優しい。でも、それは、私がグリーンだから」みたいな。
本当の自分を見てもらえない、ルッキズムで排除される、
そのあたり、もう一段進めて欲しい。
でも、ミュージカルの製作が2003年じゃあ、無理もないか。
いや、これ、前半の終わりの切り方が悪いのかも。
オズの庇護下で、幸せになりました。あたりで止めておけば、
一応、落ち着く気がするんだけど。
ああ、でも、グリンダで二重、三重仕掛けしているだろうから、
ここで切るしかないのかもねえ。
うーむ。2003年のヴィジョンじゃ、仕方ないか。
2025年映画1.劇映画 孤独のグルメ 2.アーサーズ・ウイスキー3.ショウタイムセブン4.デヴィッド・テナント&クシュ・ジャンボ『マクベス』5.ANORA アノーラ6.F1ow 7.名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN8.アンジーのBARで逢いましょう9.教皇選挙10.BETTER MAN/ベター・マン11.白雪姫12.アマチュア13. ウィキッド ふたりの魔女