陰暦元旦

月の暦は、新月から始まります。
きょうは、立春前後の最初の新月の日、陰暦の元旦となります。

立春からちょうど一週間、どんな時間をお過ごしでしたか?
私は、家を空けがちの7日間でした。
何か新しく始めて素敵な習慣にしたいと思いましたが、思うようにはいきませんでした。
きょうから、仕切り直しです。幸い、きょうは自宅で過ごせますし、時間もたっぷりあります。

ある友人がセドナの占い師に見てもらったそうです。
友人は、「私は、こうなるらしいです」と報告してくれました。

正直、「それは、どうかなー?」な占いなんです。
セドナでは、有名な方だそうですが、でも、今回出た結果のまま進んでも、苦労するだけって
気がしました。

ねえ、あなたは、どうしたいの?
もしかしたら、まだ、決めてないんじゃない?
「決めてないです」

じゃあ、選び直しましょうよ。
「え?」

私は、こんな風に考えます。
未来は、ある程度決まっているかもしれせません。
でも、ある種の多様性を持って。
たとえば、東京から新宿に向かうとき、JRで行くか、地下鉄で行くか、タクシーかバスか、
あるいは、歩きかで、見えてくるもの、知り合う人が変わってきますよね。
新宿に行くつもりが、乗り間違えて、スカイツリーにのぼっちゃうかもしれません。
そんな風に、いろいろ「あなたが選べる要素」があると思うのです。

事件や事故に巻き込まれる可能性もありますが、同様に、ほんの少しタイミングが違ったら、
回避出来るかもしれません。

人間のカンって、あなどれないですよね。
なんとなく、こっち……、それで、トラブルに遭わずに済んだりします。
また、あらがえない流れもあります。
行くつもりだったのに、渋滞で間に合わないなど。
前は、「なんて不幸な私!」とか、「運が悪いなー」とか思ったりしましたが、
最近は、「ああ、必要なかったのか」と割り切れるようになりました。

これ、面白くて、たまに、どうしても不幸にならないといけないときもあるみたいですね。
バランスを取っているのかもしれません。

おっと、話が逸れました。
もうひとつよく考えるのは、この世界は見えない層になっているということです。
どこの層に属するのか、それは、自分で決めればいいのだと思います。
生まれ育った世界があり、そこがすべてのように感じますが、思い切って離れてみれば、
違うレベルで物事が動いていると気付くと思うのです。

身勝手さやジェラシーなどが原動力で動く世界があれば、
優しさや思いやりなどで動いている世界もあって。
それなら、後者のほうがいいわけですが、また、偽善とかもあったりして、
いろいろ面白いですよね。

生まれながらに階層が決まってしまう国が多い中、日本人として今、生きている
私たちは、かなり幸福だと感じます。
もちろん、我が国にも、階層も、差別もありますけれど、それに縛られずに
生きていく自由が残されています。

未来は、選べると私は考えます。
その人にふさわしい結果につながっていくのです。

占いは、ちょっと怖いんですよね。
暗示になって、操りますから。
自分で決められなくなってしまうのです。
何かあるたびに、占い師やサイキックに聞くなんて、本当に危険です。

そのとき、必要なメッセージは、あちこちにあるのです。
占いは、薬みたいなもので、使いすぎると毒になります。
ほんの少しだけでいいのです。
病気でも、大事なのは、自然治癒力とか、免疫力とかを高めることでしょう?
占いに触れて、ちょっとだけ、気持ちが切り替わる……それくらいで
いいと思うのです。

だから、セドナで不本意な未来を予言された友人の場合、正しい解釈はこうです。
「このまま、あいまいに生きていると、そっちに流れてしまう」

あなたが変われば、未来も変わります。
そこは、非常にシンプルだと思うのです。

忘れてはいけないのは、あなたの人生はあなたのためにあるということです。
誰よりも、まず、自分に正直に、そして、親切にしないといけないと思うのです。
本当のあなたは、今、何を望んでいるでしょう?

去年の12月に出席したセミナーで、こんな試みがありました。
「5分で、今年やりたいことを24個書き出してください」
これ、面白いです。タイマーかけてやってみてくださいね。
案外、浮かばないのです。いつもは、「あれもしたい、これもしたい」と
悶えているのにね。
24個は、まず無理です。でも、書き出すことで、ちょっと自分がわかったりします。
タイマーかけて、やってみてくださいね。
大丈夫、誰も、それを覗き見したり、悪用したりはしませんから、安心して。
なんでしょうねえ、何をするにも、誰かに見られているような気がしてしまうんですよね。
自分の中に、評論家がいるというか。
そこを黙らせないといけませんね。

というわけで、陰暦の元旦です。おめでとうございます。
よい一年にいたしましょう。

立春、癸巳の年

1時13分、立春を迎えました。暦が変わって、壬辰から癸巳の年に変わりました。

1月、2月と、少し重い感覚がありませんでしたか?
一般に使われているカレンダーは、あくまも社会のリズムで、
体の感覚、心の状態は、旧暦で動いているような気がしてなりません。

きょうから旧暦の元旦となる10日までの1週間は、ぜひ、最初の一歩を。
今年やりたいこと、進みたい方向へ向かって、一歩でよいので踏み出しましょう。
資料を請求してみる、アポを取ってみる、もっと簡単に、
会いに行く、見に行く、まあ、なんでもよいのです。

意識して、人生の軌道を切ってみることが大事だと思います。
私もやりますよー!
今年は、痩せるし、創るし、稼ぐし!

運気としては、両手放しで、バンザイ!みたいにはいかないと思います。
なにかいいことが起こっても、ちょっと気に入らないことがついてきたり、
これまでなんとかなっていたことが、パンッと弾けちゃったり、
完全無欠な幸運というのは、難しいかもしれません。
でも、それなら、それでいいって思えばいいんじゃないでしょうか?

不足している、不手際がある、不満が残る……、
でも、ハッピー!

そういう生き方は、いかがでしょう?
ダメな部分もある、でも、OK!
ずっとダメじゃなければいいんですよ。
いつか変える、もっとよくなる伸びしろとして残しておく感じで。

この前、マイバースディWEBさんの取材で、チラッとお話しさせていただいて、
会話の中で気づいたのですけれど。
運は、アップダウンするものです。
でも、それに、いちいち振り回されていると、疲れちゃいます。

基本的に、運は勝手に上がったり、下がったりします。
そのときに、自分のテンションも一緒に上がったり、下がったりしちゃうと、
いいときはいいけれど、ダメなときに、どんどん落ちてしまいますよね。

日常の中で、「ん? ツイている?」って思うときもあれば、
「なんか、ダメだ」と感じるときもあるでしょう?

その感覚を、もっと大事にしていくのです。
「ツイている?」のときは、大きく賭けて。
ただ、あなたがツイている分、誰かがつまらない思いをしているかもしれません。
そこへの配慮を忘れずに。
「なんか、ダメだ」のときは、手堅く、マジメに。
反面、小さくまとまらないように、心を開いていきましょう。

よくわからない?
そうですね、進めとゆっくり、慎重にとオープンには、一見相反する要素です。
それでも、頭で難しく考えずにやってみると、案外しっくりくると思います。

大丈夫!!!

運不運の波は、あります。
ありますが、あまり影響を受けず、活かしていく生き方を選べばいいのです。
どんな風に?

まず、きょうから7日間を大事に生きましょう。

あなたは、何をするために生まれてきたと思いますか?
今、それをやっていますか?
やっているなら、どんな段階でしょう?
次はどんな風に動いてみますか?
でも、もし、自分がなんのために生きているのかわからない、
あるいは、やりたいことがあるのにやれていないなら……。

立春から旧暦元旦までの間に、探しましょ!

私もいろいろ思いつくこと書いてみますね。
1年後、「うわー、ここまで来たね!」って言い合えるように。
では、癸巳の年のスタートです!