日々のこと

章月綾乃の日々のこと。

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2025映画13「ウィキッド ふたりの魔女」

公開が3月7日、鑑賞が4月12日、ずいぶんかかりました。
まあ、無理もありません。間に「姑他界」「母の特養入り」「姑四十九日」が挟まります。

<長い前置き、面倒な人は、下へ>

友達が先にみて「胸くそ悪かった」と言っていたこと、上映時間が長く160超えなことも、なかなか行けなった要因です。

でも、どっかで見たくて、すごくイライラしていました。
日中の時間しかやっていなくて、うまくハマらないんですよ。

横浜で鍼の後に行こうとしていたら、旦那の親戚が他界し、彼が鴨川に行くと言うので急いで帰ってこないといけないとか、易の講座の後に貨幣博物館に行って解散したら、ちょうどいい時間だよなって思っていたら、私のカンチガイで、貨幣博物館に入れずに終わり、一時間を待つガッツがなかったりして。

昨日も、前夜から特養から連絡があって、母が発熱していると。
限度負担の申請が済んでいると思っていたため、一生懸命持っていったら、
それはもうあって。

あれ??? 結局、もう一回、役所に行きます。明日。この件で4回目。

母は、膝に炎症を起こしていて、水が溜まっていたみたい。
膝の炎症で8度5分とか出るなんて、侮れないですね。

とりあえず、「母に。あと、みなさんでも」で、ゼリーを24個差し入れてきました。
めっちゃ重かった。なのに、バスは座れなくて、座れないと、手に持つしかなくて。でも、席は空いているわけ。老人たちが荷物で占領していて、イチゴとか座席に置いているわけですよ。本当に民度が低い。
30分くらい立って、やっと座れ、特養について、担当の人に無理やり挨拶をして、かえってきました。正味10分。

で、帰宅して「ウィキッド、行けるけど、もうクタクタなんだけど?」で
でも、ここでいかないと、また永遠に「いつ行こう」になっちゃう!で
がんばってみました。

そしたらね!!!

<前置き終わり>

本当に胸くそ悪かった!

いやー、人への悪意とか、敵意とか、高らかに歌われても、困りますよね。
魔女狩りみたいなことを、ソフトにやっているんだろうけれど、
レミゼの革命シーンみたいなノリで、「あいつには友達がいない」
「孤独」「一人ぼっち」「愛されない」「死んだ」「今日はいい日」ですよー。

舞台化を意識し過ぎだろうって思っていたけれど、逆でしたね。
舞台が先にあるんですね。そうですね。なんかやっていましたね。

その分、主人公たちの仲直りのシーンは、よかったけど、
なぜ暗黒舞踏みたいな仕上がりなのか、謎だったし、

オズの魔法使いを中途半端に下敷きにしている気がして。なんだかなあという気持ちが消えない。
グリンダのポピュラーは、かわいかった。

いやー、これ、前後編って、キツいでしょう。
ミュージカルファンにとっては、高い評価っぽいけれど、本当にこれでいいの???

肌の色が緑のコがいたら、私も仲間外れにしちゃうかもしれない。
でも、仲間外れにした後に「いけない!」って思って、
きっと謝って、仲良くしようと努力するでしょう。

そういう「偽善」を描くのが、2025年の物語って気がしますが。

「みんな、優しい。でも、それは、私がグリーンだから」みたいな。
本当の自分を見てもらえない、ルッキズムで排除される、
そのあたり、もう一段進めて欲しい。
でも、ミュージカルの製作が2003年じゃあ、無理もないか。

いや、これ、前半の終わりの切り方が悪いのかも。
オズの庇護下で、幸せになりました。あたりで止めておけば、
一応、落ち着く気がするんだけど。

ああ、でも、グリンダで二重、三重仕掛けしているだろうから、
ここで切るしかないのかもねえ。

うーむ。2003年のヴィジョンじゃ、仕方ないか。

2025年映画1.劇映画 孤独のグルメ 2.アーサーズ・ウイスキー3.ショウタイムセブン4.デヴィッド・テナント&クシュ・ジャンボ『マクベス』5.ANORA アノーラ6.F1ow 7.名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN8.アンジーのBARで逢いましょう9.教皇選挙10.BETTER MAN/ベター・マン11.白雪姫12.アマチュア13. ウィキッド ふたりの魔女

2025年4月13日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2025映画12「アマチュア」

夕方、コレド室町の地下で、新内のライブがあり、その前のタイミングで予約を入れました。

面白かったけれど、これは、見たことを忘れる系。
予想通りで、超えてこない、外しもしない。

2025年映画1.劇映画 孤独のグルメ 2.アーサーズ・ウイスキー3.ショウタイムセブン4.デヴィッド・テナント&クシュ・ジャンボ『マクベス』5.ANORA アノーラ6.F1ow 7.名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN8.アンジーのBARで逢いましょう9.教皇選挙10.BETTER MAN/ベター・マン11.白雪姫12.アマチュア

2025年4月13日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2025映画11「白雪姫」

今日は、11時にピラティスを入れていて、その前に4月第2週月曜日で、母の限度額の申請ができると気づいて、朝9時から電車を乗り継いで区役所へ。
特養に電話をして、「申請しました」の報告をし、母の様子を聞いたら、
適応の途中らしい。「面会しても大丈夫そうですか?」と聞いたら、「もうご兄弟がいらしてますよ」と来たもんだ。一ヶ月くらいは慣らすんだよ。愛情の使い方が間違っている! かえってかわいそうなことになるだろう。バカじゃないのか。と荒れまくり、もうやっちゃったものは仕方ないから諦めました。

コストコでダウングレードをかけ、さくらをちょっと見て、一回帰宅、再度出かけてみました。映画館へ。

さて、爆死シリーズ、第二弾「白雪姫」
どんだけダメなのかを見た方がいいと思い、行きました。

ポリコレ対策で狂いまくっているディズニーの磁場、100周年記念の白雪姫で大コケをするとは!

えっとですね。
雪のように白い肌が、ラテン系の濃さでも、
お顔のムードでうまく違和感なく仕上げています。
「白雪姫の心がキレイ」は無理があり過ぎて、もうやらないほうがいいよ……ってところでしたが。

最初の20分くらいは、すごくいいですよ。
「口笛吹いて働こう」くらいまで。
「お前は働かないんかい?」というつっこみがXであって、本当に働いてなくて笑ってしまいましたが。これも、配慮かも。でも、その前にお城でお掃除していましたから、お掃除は出来るのだと思います。白雪姫。

まあ、いろいろ、無理があるわけですよ。
魔法の鏡が「心のキレイさまでジャッジする」ならば、お父様をアレした段階でもうダメじゃん、お后様。

小人たちが部屋を掃除した後から、完全にパラレルワールドに行ってしまうため、「こういうの、他の話でやってくれないかな?」をぼんやり見ながら、
お后様のターンになると、王道のストーリーに戻っていくというよくわからないことが起こります。なんで主人公の設定がブレブレで、悪役が王道なんだろう?

ガラスの棺も、王子様もいない。
「王子様と結婚して幸せに暮らしました」が出来ない白雪姫、もうニーズないじゃん?

「願っているだけじゃなくて、行動に起こせ」とか、
「願っているだけじゃなくて、なりたい自分になる」みたいなのは、
海王星おひつじ座時代っぽくて、よいと思うのですが、興行成績爆死、
ディズニー100周年記念作品のはずが、公開3週間で打ち切り、制作費さえ回収できないかも?みたいな仕上がりも、海王星おひつじ座時代かもしれませんね。

まあ、私にとってディズニーは、
泡になって消えない人魚姫、アリエルの段階でないわけ。
実写『アラジン』で、ジャスミンが「ファラオになりたい」と高らかに歌い出した時に、のけぞったし、『シュガーラッシュ』で王子様なんていらないムーブメントを起こしているファンミ待機中の大部屋のプリンセスたちが「あの子は、スタジオが違うから」みたいな蔑視をナチュラルにぶっこんでくるとか、だいぶトチ狂っていますからね。

家族なのに、全員が違う人種に見えるとか、飼い犬が三本脚だとか、もういいかげんにしろよ!!!ですよ。

なので、パラレルワールドの白雪姫なんて、全然許容範囲。
一番悲しかったのは、『リトルマーメイド』ですよ。やっぱり。あれ、泡になって消えるからいいんじゃん。実写版見てないし、興味も湧かん。

王子様いらないなら、もうプリンセスもいらねえんじゃねえの?
ヴィランの国でいいのかもよ? もはや。夢も希望もねえな。

大昔、友達がディズニーと仕事をしたときに、二言目には「ウォルトはそれを希望しません」と言われて驚いたと言っていたけれど、今の方向性、「ウォルトは、それを望んでいるのですか?」ですよね。まあ、時代の流れでどうしようもなく、首脳陣が批判を恐れて、よくわからない方向に進んじゃって。
でも、戻ったところで、最初に想定したクレームはくるわけで。

バッカみたいな時代ですね。ホント。あ、ラプンツェルと実写シンデレラは好きですよー。あと、本当にウィックド・クイーン(という名なのね)のお后様は素敵でした。彼女に仕えて、階段下で踊りたいわ。

映画4本、能楽2本、狂言1本、演劇1本見て、やっと自分が戻ってきました。薄っぺらかったな、ずっと。

2025年映画1.劇映画 孤独のグルメ 2.アーサーズ・ウイスキー3.ショウタイムセブン4.デヴィッド・テナント&クシュ・ジャンボ『マクベス』5.ANORA アノーラ6.F1ow 7.名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN8.アンジーのBARで逢いましょう9.教皇選挙10.BETTER MAN/ベター・マン11.白雪姫

2025年4月8日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2025映画10「BETTER MAN/ベター・マン」

ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2017年)のマイケル・グレイシー監督作品。 ロビー・ウィリアムズの半自伝的ミュージカル映画。

主人公がサルなんですよね。セルフイメージが「サルのようだった」がヒントになり、そういう設定で撮影されたらしいのですが。

見終わって、まあ、サルになっちゃったか……でしたね。
わからないではない。なにしろ、非常にありふれたストーリーなんですよ。
スーパースターの高揚と絶望。破滅と再生。

サル、選んじゃったかー。

サルがハマる部分と、全然響かない部分が混在して、どうしていいかわからないです。サルが邪魔で、「好きな作品」って言えない人がめっちゃいるのがわかるし、でも、「オレはサル」の気持ちも伝わってくるし、混乱、混沌。

ただ、見終わって、ロビー・ウィリアムスについて知りたくなるから、名作なのかもしれません。

1.劇映画 孤独のグルメ 2.アーサーズ・ウイスキー3.ショウタイムセブン4.デヴィッド・テナント&クシュ・ジャンボ『マクベス』5.ANORA アノーラ6.F1ow 7.名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN8.アンジーのBARで逢いましょう9.教皇選挙10.BETTER MAN/ベター・マン

2025年4月8日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

観世会春の別会、帝国劇場展

4月6日

朝10時に三越落語会を予約。
13時に間に合うように家を出る。お祝いの品探しは、銀座松屋。
銀座で一番日本酒が充実していると思っています。他もあるかもしれないが、絶対の信頼。
番組が「卒塔婆小町」なので、なんちゃら小町があるといいなと思ったら、福小町があり、助かりました。さすが松屋さん! 
期間限定の愛知のお酒の「幻幻」も、とてもよさげで、自分用に買ってもいいと思ったけれど、戻れたらにしよう……で、戻れませんでした。でも、覚えた!
日本橋三越は、今回は小町モノはなし。一応、ホームなので、事前にチェック済。

「養老」が面白い。ワキが帝のお使い設定なので、衣装も超豪華。
「 呂連」はさらっとした仕上がり。調子のいいご亭主と旅の僧。
仕舞にお家元が入っていて、だいぶびっくりし、そのまま、「卒塔婆小町」の地謡にもお名前があり、こっちが緊張してしまう。
上田公威先生、愛されているなあが、一番の感想に。いや、だってびっくりしますって。

お家元のすごい所は、仕舞と地謡で着替えられたところ。当然なのかもしれないけれど、よくぞ短時間で!で尊敬してしまった。

事前のワークショップにも参加して、楽しみにしていたのに、寝てしまいました。いやー、重い。受け止めるパワーがなかった。
でも、寝落ちして起きると場面が変わっていないを3回やって(3回もかよ!)
ちゃんと受け取るべきは受け取って帰ってきたような気がします。

笙の時のお友達夫婦がいらしたけれど、簡単に挨拶して、
「6月、吉田で!」。
姉弟子だった奥様には、「オイエモトガ!!!」とロボットのような感想をお伝えして、失礼しました。

急げ! 私は、銀座三越に行くのだ!
その前に、GINZASIXのお酒屋さんで、ガラスの酒杯を買う。
いや、美しくて。これで飲んでみたいと思ってしまい……。
ただ、もう収納スペースはないから、一客だけ。自分用。
小さな逆さピラミッドみたいな形で、キリッとしたお酒を飲めたら、いいと思ったの。

盃を片手に銀座三越「帝国劇場展」へ。MIカードで優待的なものがないのかと思ったけれど、e+で買ってください言われ、大急ぎでやってみて、なんとか最終回に滑り込みました。

が、まあ、予想していたけれど、ご用事なかった。要は、東宝ミュージカルオタのためのイベントでしたね。
私、帝劇通っていた時代があるのになー(オタ活ではなく)。そんなの、全然思い出せない感じ。

パスした合成の記念写真は、かかりの人に「記念だし、空いているからぜひ」と言われ取り、友人に手土産を買い、正味10分で退散、さあ、日本橋三越へ!

日本橋三越で、ウィスキーのイートインがあり(でも、似たようなのがGINZAsixでは、常設っぽかったな。よく見なかったけれど)、1400円のウィスキーを一杯だけ飲んで、おにぎり買って、新しい盃のために日本酒ワンカップと白ワインを買って、一階に上がったら、ライオンに乗れる企画がまたやっていて、乗りました。

まごころ像65周年とライオン111年の記念コラボらしい。
4/2ー7のみ。危うく、気づかないまま、終わるところでした。
各方面に「ライオン、三度!」とお知らせをして、仕事をすべく部屋へ戻りました。ふう。続く



2025年4月8日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃