真偽の境目。

目下、経験や知識が不足している分野で、必死にあがいております。

ところが、きょう、私が一生懸命に埋めようとしている部分について、
「大丈夫、任せて。三週間でなんとかなる」と言い出す人物が現れました。

これは、どうしたらいいのでしょうね?

個人的には、クロです。非情に、うさんくさい。
これまで必死で調べた一般的なセオリーからかけ離れています。
イメージは、イージーな新興宗教。
救いを求める人が欲しい言葉を与え、踏まなくてはいけないステップをすっ飛ばし、
「大丈夫、黙ってついてくれば、幸せになれるよ」と請け負っているのがそっくりです。
まあ、ぶっちゃけ、クリニックなんですけれどね。

乾ききった心を持っている人に、とっておきの甘露を与えたのです。

ねー、それ、毒かもしれないぜ?

しかし、簡単に「希望」になっちゃいました。
「治るって!」
いや、治らないよ。根気強く、付き合うしかない病気だよ?

おいおい、大丈夫か?

一般的なセオリーによる回復の道は、つらく厳しいのです。
気が重くなるようなプロセスを踏んでも、望みがかなうかどうか誰にもわかりません。
私が調べて、「こういうのもあるみたい」と伝えたことは、だれもが気乗りしないことなのです。
地道で、効果が出るかどうかわからない作業。
いつ切れるかわからないクモの糸。

……地道なルートを嫌う気持ちは、わかるんですけれどね。

希望に輝く人の顔を眺めて、こんなに不安を覚えたことは過去にありません。
ただ、最初にお話しした通り、専門外のジャンルなのです。医療の分野ですから。
今は、「この辺がだいたい、そうだよね?」とアタリをつけている段階で、まだ、私の中に判断基準がありません。

とりあえず、「それ、一般的なセオリーとはかけ離れているからね」とだけ、くぎを刺しておきました。
一緒に喜べればいいんですけれどね。
こういう予感が杞憂に終わればいいのですが。

半日つきあい、すっかり疲れ果てて、クリームいっぱいのシュークリームをムシャムシャ食べて、眠りました。
2、3時間で復活して、今度は小松菜ジュースを飲みました。
うん、野菜の方が心身の回復に役立つみたいです。

こういうのも、ひとつずつ、体験していくしかないのでしょう。
もしかしたら、百戦錬磨の先生のテクニックかもしれませんしね。
患者をソノ気にさせて、回復力を高める……みたいな。

まあ、楽観せずに、私は勉強を続けていきましょう。

きょうの日記、ちょっと山羊座っぽいですね。ふふふ。

 

 

 

 

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