「感じるな」

アマゾンさんは仕事が早いので、昨日、届いていました。
私は親のようにはならない

これ、初版は相当読みにくかったみたいですね。
想像するに、まだ専門用語が日本で定着してなかったんじゃないでしょうか?
うちに来たのは、改訂版なので、すらすら読めそうです。

さて、過日の「信じるな、しゃべるな、感じるな」ですが、自分に当てはまるのは、
「信じるな」だけだったと思っていたら、大きな間違いでした。
「感じるな」、これ、地味に呪縛にかかっていますねー。

そんなこと、たいしたことじゃないの。もう慣れっこよ。
私は平気、それより、あなたが心配。
大丈夫、傷ついてなんかいない。

この手の発言、非常にすらっと出てきます。
へたしたら、呼吸をするよりも楽かも。

いつから大人を信じられるようになったか、ひとつだけ思い出しました。
かつて社会部にいた新聞社の人が、「いろいろ見てきて、いろいろなケースがあると知っているけれど、
お前、かわいそうだな」と言ってくれたのです。

言葉だけでは伝わらないかもしれません。
そのときの空気、光、言い方、そこまでのプロセス、まあ、いろいろあって。
そっか、自分のこと、かわいそうって思っていいんだあって、素朴に思えて。

記憶がふっと蘇ってきた感じですが、うん、あれはひとつ、救われた瞬間だったかもしれません。
20代後半でした。具体的な年齢は忘れちゃったけれど。

まあね、だからといって、自己憐憫に浸るほど、ヤワじゃないつーか。
んなことで、止まるなら、動けっていうか。

まだ、社会は未完全だけど、ここ数十年でだいぶ、進んだ気がします。
もう少ししたら、もっとよくなるかもしれません。
人のベースは、生まれ育った環境にあって、そこは選べないからどうにもならないわけだけど、
どんなにサイバイバルな出発点でも、生き延びて、今があるなら、あとはこっちのものじゃないかと
思うんですよね。過去に支配されない。だって、今を生きているんですもの。

過去世なんかも、私の中では似た扱いです。
過去世、前世はあると考えたほうが、つじつまが合います。
だから、「ある」派なのですが。
でも、それは、あくまでも、「過去」なんですよね。

どんな因縁があったとしても、振り切る、切り捨てるという選択肢もあるわけですよ。
だって、今を生きているんですもん。

まあ、でも、代々続いた家系、伝統を守るとか、そういうルールの下に生まれちゃったら、
振り切るのは難しいですよね。役目があるかもしれないし。

その辺も含めて、自分で考えて、選ぶことが大事じゃないのかなあ?とぼんやり思います。

『私は親のようにはならない』の中にある壊れた家族のルールには、「考えるな」もあるようです。
さしずめ、私はルール違反の子供ですね。「考えて、しゃべり」ますから。

「しゃべるな」
「信じるな」
「感じるな」
「考えるな」
「疑問をもつな」
「要求するな」
「遊んではいけない」
「間違えてはいけない」

気になるものは、さっさと取り寄せる。
気になることは、本質を見極める。
そして、ケリをつけて、次へ進む。

あとまわしになんかしない。

これ、運動星座の特徴のような気がします。
運動星座は、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座です。

不動星座の人は、ホントに呆れるくらい動きません。
「まあ、様子を見て」「うん、ぼちぼち」「わかっている。そのうちにやる」
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座。

きっと、生きている時間感覚が違うんでしょうね。あと、不動星座の人は、感情の処理の仕方がうまいのかも。
やらないと、喉にひっかかった骨みたいで、落ち着かないですもん。
私の時間感覚は、たぶん、相当早いと思います。待つのはいいんだけど、自分が止めるのは我慢が出来ないわけ。
先に投げて、人にも動いてもらおうとしますね。そこで、時間がかかるのは別にかまわなくて。
でも、自分で流れが止まるのはイヤなんですよねえ。
とりあえず、失敗してもいいし、やり直しになってもいいから動くタチですね。
これは生まれつきの性分というよりも、後天的な学びのような気がしますよ。

こういう生き急ぎタイプもいれば、完成度で勝負したい人もいるし、失敗を恐れて動けない人もいます。
社会はいろいろで、だから、面白いわけですが。

12星座はエレメンツでくくられ、語られることが多いのですが、案外、クオリティで考えると腑に落ちる部分もあります。
エレメンツは、火地風水。クオリティは、運動、不動、柔軟。まあ、聞いたことがあるような、ないような?の世界でしょう。

うらないは、ひとつの手掛かりになるので、面白いですよ。
あれ、何の話だっけ? そうそう、「感じるな」でした。

封じられた思いは、どこに行くのでしょうね? ぼんやり答えのないことを考えながら、きょうは、おしまい。

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