空っぽのカバン

もどかしい夢をみました。

置き引き覚悟で、トランクとミニトランクを公園の片隅に置き、どうやら回収を忘れたらしく、あとから慌てて探しに行く夢でした。

ここでもない、あちらでもない、どこにもなく、やっと斜めになった芝生の上で、自分のカバンを見つけたのです。無事だったか! いや、中身はキレイさっぱりカラでした。

脱力しながら、バスが来たので、カラのカバンと一緒に乗りました。トランクの中に何が入っていたんだっけ?

考えているうちに、目が覚めました。

……なんとまあ、わかりやすい!

つくづく、自分は単純だと思います。

カラのカバンは、喪失のサイン。

ただし、中身は消えても器は残るわけです。トランクだから、旅に出るんでしょう。バスにも乗ってますから、運命は動き出していて。ただ、しばらくは他人ベースで動くのです。運ばれていく感じ。

手放しなさい。身軽になりなさい。変化を恐れずに。

夢との対話は、なかなか面白いです。

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