ルノアール展と広重展

昨日は、スカイツリー、神保町、乃木坂、六本木と行きました。
最後に新宿に行きたかったのですが、体力の限界で断念しましたよー。

で、前から気になっていた美術展をこなしてきました。
一本は、ルノアール展。
それほど好きじゃないのですが、日本国内だけでも、同時に3本も
企画される人気画家、一応、見ておきましょうか……で行きました。

ルノアール展
案の定、ルノアールじゃないもので、うっとりしたりして。
一番、「お!」は、ゴッホとその対面に置かれたジュール・シュレのあたり。

ルノアール、なんで好きじゃないのかなあ?って考えると、我ながら
ナゾなんですが、なんかウソくさく感じるせいかもしれません。
如才なく、幸福を描く人です。

でも、たまに、ルノアール・フィルターをかけても、不幸が漂うモデルがいて、
これはもう、嬉しくなります。

今回は、整理番号88あたりのモデルたちがそうで、
88の《ガストン・ベルネーム・ド・ヴィレール夫人》は、
「私、何をしでかすか、わからなくてよ」って感じでした。
でも、「あなたは、きっと何もなさらないわ」と思いました。

舞踏会シリーズは、もう憧れでしたねえ。
キレイです。相変わらず、ルノアールじゃないシリーズで、うっとりしていました。

初来日の《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》、背中を向けている男性が「きっといい男なんだろうなあ」と思わせる構図ですよね。
で、中央右側のカンカン帽の男性の下に隠れている女性の視線が、そのいい男・画家のフラン・ラミ、
または、描いているルノアールに注がれているのが興味深かったです。
背中を向けているいい男と中心のストライプの女の子・エステルを眺める男性、私は好きだなあ。
ちょっとクセがあって、斜に構えているくせに、人懐っこくて。画家のグヌートと推定されているそうですが、
グヌートの絵を見たことがあるのでしょうか? フラン・ラミも。

静物画も、基本「ふーん」で流すのですが、一枚、おっと目をひくものがありまして。
それは、《モスローズ》。なぜ、これだけ、際立って見えるのか考察して、勝手に納得しました。
モスローズ、咲き誇っているのに、枯れ始めているからいいんです。うん、好き。すごく好きでした。

あ、そうそう。ルノアールの自画像、なぜに女性の顔もついているのですか???
気になりました。ああ、図録立ち読みしてくればよかったです。

年パスを持っていることを思い出し、サントリーにも行ったのですが、これはもう混雑していまして。

広重

最初の鳴門のやつと、最後の王子のキツネしか覚えていません(おいおい)。

日本画ブーム、ちょっと意味がわからないですよ。まあ、いいことですけれど。
あ、でも、滝の絵はいいなって思いました。もう垂直なのね! 勢い伝わってきます。

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の「フランスの風景 樹をめぐる物語 -コローからモネ、ピサロ、マティスまで-」にも
足を伸ばしたかったけれど、疲れ果てて断念しました。

ハイボール

昨日はなんと、8時に寝て、仮眠のつもりが4時まで寝ちゃいました。どんだけ疲れたのでしょうね。ふふふ。
しかし、ルノアールも広重も多作。素晴らしいです。あ、私にはウソくさく見えるだけで、
ルノアールは、天才だと思っていますよ。で、子供がいたら、ルノアールに描いて欲しい。成人女性の絵は、ノーサンキューだけど、ね。

ちょい呑みセット

映画タイアップのちょい呑みセットのおつまみ。どう考えても、ちょい呑みのボリュームではありません。ふははは。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加