萩尾先生の本、もうちょっと。

「本、読みましたよ」と勧めてくれた人に話を戻して。
少し話して思ったこと。

きっと、竹宮惠子先生は、太陽のような方なのでしょうね。
大きくて、世話好きで優しくて、人が集まってきて。

ご著書の中で、ちゃんと聞けばよかった的なことも書かれていましたが、
多くを説明しない、聞かなくても、人とつながれる人なのでしょう。
だから、「ちょっと距離を置こう」は、言われた方は強く感じる。

同時に、当時の心理状態は、そうとう厳しく、
大変だったんだろうなあと拝察出来ます。

だから、言った方は忘れている、言われた方は覚えている、が起こる。

後から「あの頃の事を」と思っても、覆水盆に返らずも、わかるのです。
距離を置こうって言った気持ちも、もう関係ありませんと線を引く気持ちも
どちらもわかります。

では、自分に立ち返って、粗大ごみ問題はどうなんだろうかといえば、
うーん、どうかなー? もうどうでもいいなー。
私に問題があったとされているけれど、そうだろうか?と思う気持ちが強く、
言ってくれないとわからないし、ケンカにならないで、手切れ金を選ぶような価値観のズレは、根本的に合わないから、どうしようもなかったのだと思ったりもしますしね。そんなことをモヤモヤ考えながら、

「多かれ少なかれ、誰にでもあるよね」「クリエーター同士はモメるよ」で、
お薦めしてくださった方とは、まとまったのですが。

うまくいくように思うんですよね。始まりは。
でも、うまくいかないこともある。多いって書きたいけれど、こともあるにしておきます。

天才同士、世界を変える選ばれた人たち同士のことだから、
そりゃ、感覚とか、見えないもので結びつき、離れていくのでしょう。

私は根底に難があるので、人と仲良くが苦手です。
友達は多いと思うし、初対面でも、わりと深く入って行かれる方だし、人は好きですが、モメること、怒らせることもすごく多いのです。
で、それにもう慣れてしまっています。

さよならだけが人生で。でも、こんにちはももれなくあるし、
わあ、久しぶりもあるし……。

こういう重量級のすれ違いは、もう運命の定めな気がするので、
私ごときがどーこーのレベルではなく、

でも、私にも難があるけれど、相手にもあるのだから、お互い様で。
ぶつからない人間関係って、逆によくわからなかったりするし。

八方美人は、信用していないしなー。
いろいろな人がいて、いろいろなことがあるから、面白い。
もはや、「手切れ金送り付けられてきて、また、それが的確な値段でさー」が
段々ネタになってきていて。

人は出会い、別れるものですよ。痛みがないほうがいいけれど、
痛みが生きていることかもしれないし。仲良く一緒にいられる時間は貴重ですね。同じ展開になった時、私はどうするだろうか? 相手を怒らせ、傷つくとわかっていても、また、仲良くしちゃうかもしれないなあ。今世では、もうノーサンキューですが。どうぞ、このまま、接点ゼロ、縁切りでお願いします(天の神様宛)。

でも、もうウエットじゃない。非常にドライで、かさぶたも取れて、いい感じ。
5万で顔を張られた当時は、傷口ぐちゃぐちゃ、死にそうでしたけれどね。

今、ラクだなー。過去になったなー。粗大ごみになった。よかったでございます。で、こういうの、ちゃんと吐き出せてよかった。萩尾先生、竹宮先生、ありがとうございます。

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2021年5月6日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃