映画9『コーダ あいのうた』

聞こえない家族、聾唖者の両親に兄、妹だけが聴こえる。しかも、歌の才能がある。

海で歌う。

聞こえないから生活音が大きい。

障害を恥じる気持ちと愛情のせめぎ合い。

守ることで、スポイルする可能性。

特殊な事情、漁師で同業者と連帯しないってありえるかな? 助け合いが基本だから、もっと近いはず。ただ、ライバルでもあるだろうけどね。多少は、手話使えるようになるよね。

先生贔屓しすぎじゃない? いい先生だけどさ。

ま、いろいろありますが、久しぶりにいい話でした。

作り込み過ぎでファンタジーに見えちゃうのがマイナスだけど、なんかホッとする話でした。今年、チョイスが攻め過ぎてるせいかも。しかし、観たいやつ、全然見れてないんですけどね。大作、長すぎで時間が取れないよー!

2022年映画
1.マクベス2.ヴォイス・オブ・ラブ3.決戦は日曜日4.明け方の若者たち5.ジャネット6.ジャンヌ7.エル プラネタ8.真夜中乙女戦争9.コーダ あいのうた

映画8『真夜中乙女戦争』

ラストシーンがキレイでした。カメラワークは、面白かった。

若ければ、刺さるかな?

どうかな?

先輩の呟きは、リアルで。あれは、日本の今で。

が、東京を燃やしても、首都が移るだけだし、簡単に侵略されちゃうだろうし。どうすりゃいいのかね? わからんね。

2022年映画
1.マクベス2.ヴォイス・オブ・ラブ3.決戦は日曜日4.明け方の若者たち5.ジャネット6.ジャンヌ7.エル プラネタ8.真夜中乙女戦争9.コーダ あいのうた10.劇場版 呪術廻戦 0、フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊11.ハウス・オブ・グッチ12.キングスマン:ファースト・エージェント13.大怪獣のあとしまつ14.355 15.【NTL】『ロミオとジュリエット』16.アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行! 17.ウエスト・サイド・ストーリー18.鹿の王 ユナと約束の旅19.ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート20.ちょっと思い出しただけ21.ライダース・オブ・ジャスティス22.ミラクルシティコザ

映画7「エル プラネタ」

1月16日 シネマカリテにて。

いつも思うけど、シネマカリテの体温測定器、高さが合わない。いつもトライしますが、成功しない。あれはなんのためにあるんだろう?

さて、この作品、軽く死にたくなりました。

ひとつは、作品を覆う息苦しさ。貧困。

もうひとつは、猫!

もういない猫を愛でるのです。その喪失感たるや!

猫は見送る気でいますよ、しかし、そんな日が来たら、もう書けないかも知れません。

さらに席を最後列センターで取っていたのですが、わりと空席があるのに、無理やり横に座る人がいて、さらに、その人がずっとポップコーンを食べているんですよ。一体、いつまで? 今、食べ続けないとダメなの?

だいたい一個置きに空けるのが不文律のマナー、が、座りにくいから、なら、どセンターがいいと思ったんだよね。何かの理由でご飯も食べ損ねたんだよね、わかるよ、わかるけど!

食い詰め身体を売ろうとし、安く買い叩かれそうになる物語を見ながら、ポップコーンの咀嚼音を感じるのは苦痛でしたね。

なんかいろいろイヤになり、死にたくなるのですが、その憂鬱は映画からもっていて、私のものでなく。

いきなり、Finが来て、なかなかびっくりしますよ。

2022年映画
1.マクベス2.ヴォイス・オブ・ラブ3.決戦は日曜日4.明け方の若者たち5.ジャネット6.ジャンヌ7.エル プラネタ

映画5、6「ジャネット」「ジャンヌ」

1月15日、ユーロスペースにて。

予告がヘンテコ過ぎて、絶対に見たいと思いました。

内容はジャネットは、羊飼いの少女、天啓を授かるの巻。鏡獅子風ヘッドバンギングつき。

ジャネット役のコ、かわいいんだけど小さ過ぎて実力がよくわかんない。喜怒哀楽を殺した演出もあるんだけど。

ジャンヌは、シュールな戦い風騎馬パフォーマンスと野っ原会合を経ての異端審問が延々と続いていく。拷問シーンなどは、段取りだけやり、あとは想像にお任せします風。

前衛芝居を見ているような、しんどい世界。

が、なぜ、羊飼いの少女が軍隊を率いたのかな?とか、異端審問やばいは、伝わってきます。あと中世はなかなか寒々しく、タイムリープして中世に行ってもひ弱過ぎて生き残れない気はしました。ジャンヌの牢屋、石と扉、ベッドは藁だったし。

神の声を聞いた、そう言われて、信じられるかな?わからないな。

2022年映画
1.マクベス2.ヴォイス・オブ・ラブ3.決戦は日曜日4.明け方の若者たち5.ジャネット6.ジャンヌ7.エル プラネタ

映画4「明け方の若者たち」

ベッドシーン、いらなくない?

気持ち悪いよ、なんだ、あのバスローブ。

2人共、脱げない契約なら、あんなシーンつくんな、気持ち悪い。

前半は違和感、途中、パチッとはまる面白さはある。でも、それを知ったあとは、で?

私が若さから遠いがひとつ。

2人があまりに似合ってないがひとつ。

セリフが生理的に合わないがひとつ。

まー、バスローブのベッドシーンはいらんよ。やらせんな、あほくさい。

映画3「決戦は日曜日」

宮腰りえさん演じるゆみさんが、ブレるわけ。

1、大臣まで務めた議員の娘

2、ネイルサロンの社長

3、ホスト好き、19歳好き

で、箱入り

わかんない!

完全に箱入りにするか、

世慣れてずれている人にするか、どっちかですよ。半端な!

窪田正孝さん演じる秘書や選挙事務所は、秘書ってそうなんだーはあったけど、やはり、彼があの決断をする理由はわからない。だって、仕事に大義があるはずで、その大義のために、秘書力高めだわけでしょ?

うーむ、わからん。予告は面白かったから、あのトーンで行くと思ってました!

映画2「ヴォイス・オブ・ラブ」

セリーヌ・ディオンの半生に基づく、セリーヌ・ディオンが出てこない映画。
いろいろナゾなんだけど、マクベスと時間がよかったので。

んー、不思議な映画。
話の流れがたるい、古臭い。でも、たまにグッと来る。

でも、フィクション。特に、最初に「ああ、いいね」と思ったシーンが
フィクションだとさ。なんかもう、どう着地していいかわからない。

タイタニックも、もう20年も前なのね。
人は生きていかなければならない。

そんなに働かなくてもいいのでは?と思ったけれど、
「売れて」しまうと、セキュリティの問題もあるでしょうし、
そりゃ、無理もないのかもしれないなあ。

でも、ずっと「パワフルなアーティスト」でいるのって結構しんどいね。

ピスタチオのジェラードとドレスのあたりがかわいい。
迷子もかわいい。
が、どこまでが本当なの?で、頭がおかしくなってくる。
考えなくていいんだろうけれど、なら、寄せるなよ……で、
うーん、コレ、「似ているね」って言われ続けて、
「なら、映画作っちゃおう、出ちゃおう」みたいなことなのかな?
よくわかんない。

さて、私が本当に今一番見たいのは、ジャンヌなんだけど、
ユーロスペース、いつ行けるかなー? 時間が行きにくいんだよね。
むーん。年末年始の大作も見てないし、むーん。

2022年映画
1.マクベス2.ヴォイス・オブ・ラブ

映画1『マクベス』


マクベスは、デンゼル・ワシントン。
マクベス夫人は、フランシス・マクドーマンド。
ジョエル・コーエン監督の『マクベス』

2022年の映画初めは、コレかな?と。
モノクロで演劇仕立て。
三人の魔女、キャサリン・ハンターが秀逸。
最初の予言のシーン、あまりの美しさに息を飲んだ。
そして、わかるからすごい。カラスだと。
どんな身体能力、表現力の持ち主なのだ? 後半の老人も、
「あ、魔女だ」とわかる。すごい。

マクベス、マクベス夫人も熱演なんだけど、もう魔女に持っていかれてしまって。逆に言えば、後半、二回目の魔女のシーンはちょい凡庸。冒頭が素晴らしすぎたな。あと、子供の悲劇の描き方はうまい。美しいなあと思った。

やっぱり、蜷川さんを考えてしまうね。
偉大な人だな、蜷川幸雄さんって。

2022年映画
1.マクベス