2023映画13「別れる決心」

いやー、これは参りました。
要はですね、私は上質なミステリーだと思って行ったわけ。
でも、中身は思わせぶりなメロドラマで、「いやいやいや、それで目的を果たすのは無理でしょ?」みたいな最後までつっこみどころ満載で。

テイストは宝塚のご都合主義系、枠組みは、東山アキコさんの美食探偵を連想させ、きっと、両方目指したいもの、描きたいものの源流は一緒な気がしますね。あ、ごめんね、全部私見ですけれどね。

恋愛もの、きゅんきゅんしたいで行くなら、いいかもなー。
前半まではそれなりに成立していたけれど、後半「は?」「へ?」になって、
見終わって、「なんという時間の無駄」と思いました。

日本でやったら、佐々木蔵之介さんと紫吹淳さんだなあと勝手に思い、
もうそれにしか見えないというのもねー。ごめん、めっちゃ退屈、めっちゃ後悔しました。

でも、それは、私がミステリーを求めていたせいだと思うの。バイオレンスナイト、またはレジェンド&バタフライを見るべきだったよ。しくった(#マンホールはやっぱり時間が合わないのだ)。

1.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け2.恋のいばら3.ノースマン 導かれし復讐者4.モリコーネ 映画が恋した音楽家5.エンドロールのつづき6.キャバレー7.ヒットラーのための虐殺会議8.ヘアー9.バビロン10.エゴイスト11.君の名前で僕を呼んで12.BLUE GIANT13.別れる決心

2023年2月18日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2023映画12「BLUE GIANT」

原作が好きなんですよ。

で、原作の頭になっているから、もうアメリカに渡っていまして。
「18歳! そうか、だよね!」になりました。

音楽はかっこよかったです。
ただ、アニメーションの処理がなー。
まあ、仕方がないのかもしれない。

原作をアニメ化しようとすると、どうしてもこうなるのかも。
後半、目を閉じて聞きたくなり、いかんいかん、なら、ライブとか行けよみたいな話になって。

オマケ映像があります。
で、その直前の音の終わり方が、めっちゃくちゃかっこいいです。

私は、早く見たい気持ちに負けて近所の映画館で適当に見てしまったけれど、
これは、音響のいい映画館で見るべきです。ちょっとしくった。
で、ビームが出そうなアニメ処理は、気にしちゃいけません。
昭和の戦隊ものみたいな処理なんだよねえ。光るサックス。
はい、もうイケます。大丈夫、いってらっしゃい!

1.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け2.恋のいばら3.ノースマン 導かれし復讐者4.モリコーネ 映画が恋した音楽家5.エンドロールのつづき6.キャバレー7.ヒットラーのための虐殺会議8.ヘアー9.バビロン10.エゴイスト11.君の名前で僕を呼んで12.BLUE GIANT

2023年2月17日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2023映画11「君の名前で僕を呼んで」

名作だということは知っていて、
ティモシー・シャラメくんの出世作ということも知っていて。
配信もあることは知っていて。でも、なんとなく、劇場で見たいなあと思って取っておいたら、無事にかかりまして、見に行きました。
東京は新宿だけ、しかも、1日1回、一週間限定とあり、水曜日なのに超満席!
びっくりしました。

きっと初見は私くらいだろうなあ。客席が「知っている」「大好き」な世界を見つめて、息をひそめている感じがします。ヒシヒシ!
なんとなく、隅っこの席を取っていてよかったです。客席の圧に負けそうでした。

エゴイストの後にこちらを見るなんて、絶対にそっちのスジの人だと思われてしまうと思うのですが、残念ながら嗜みはなくて、「あれ、そういう話なんだ!」でした。

なので、刺さったのは、お父さんのパート。
いいお父さん! 素晴らしいですね。私もパパみたいな占い師になるよ!
(占い師か!)

次は#マンホールを見たいんだけど。上映回数が減りまくっていて、うまくいけるかどうかわからん。むーん!

1.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け2.恋のいばら3.ノースマン 導かれし復讐者4.モリコーネ 映画が恋した音楽家5.エンドロールのつづき6.キャバレー7.ヒットラーのための虐殺会議8.ヘアー9.バビロン10.エゴイスト11.君の名前で僕を呼んで

2023年2月15日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2023映画10「エゴイスト」

これは、うまいね。

タイトル回収がいつくるのか、考えながら見てしまい、

はあ、

ほう、

ふむ、みたいになりました。

風景が見覚えがあるけど微妙に鴨川じゃないなーで、なるほど館山か!になりました。なんか千葉ってわかるわね。セリフ聞く前に。また、服のパワーもすごいや。着ている人がいいのもあるけど。

後半は、身近にいたので、いろいろフラッシュバックし、だから、これは、好きな映画にはならない。あれは、残酷な設定だから。でも、見てよかったですよ。

ちょっと泣きました。あれは、反則だよなあ。

予備知識なく、友達が見るというから私も見ておくかで見たので、前半の濃厚さは困りました。美しい濃厚でしたよ、そちらニーズにも十二分に応えるでしょう。

バビロンはまた見たいんだけど、その前にいろいろ見ますよ。バビロンまた行けるか、わからんなー。2回目は早く感じると思うんだ。

1.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け2.恋のいばら3.ノースマン 導かれし復讐者4.モリコーネ 映画が恋した音楽家5.エンドロールのつづき6.キャバレー7.ヒットラーのための虐殺会議8.ヘアー9.バビロン10.エゴイスト

2023年2月12日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2023映画9「バビロン」

豪華です。ブラピやマーゴット・ロビーなどキャストがお好きなら。

また、1920代からの音楽お好きなら。

冒頭にぶっ飛ばしているため、どんどん寂しい感じになっていきます。まー、だから、ラストのブラピの階段は、最高ですけどね。あれを嫌いな人はいない、と思います。

ただなー、なんかなー、バビロンというフレーズにひっぱられ過ぎている気がするし、この前のエンドロールのつづきに、モリコーネ、さらにスピルバーグの自伝と、映画死ぬの?な世界ですね。

でも、もしかしたら、死んでるのかもしれませんね。映画館ではなく、配信主流になり、映画はやがて終わって行くのでしょう。

だから、この立て続けの回想録シリーズなのかも。

マーゴット・ロビー、ステキでしたよ。音楽の素晴らしさ、しかし、中だるみつーか、まあ、これ以外どう作るのさ、かもだから、悩ましいけど。あとかなり排泄物、激しいからフードは、タイトル出てからがいいですね。味がしなくなります(笑)

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2023年2月10日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2023映画8「ヘアー」

1967年の「ヘアー」を見てきました。
10代のころ、ずっと見たかったやつ。
DVDなどにはなっているし、2013年にシアターオーブで上演もされたので、
見てもよさそうだったのに、今日が初見でした。

冒頭のアクエリアスに、一気に気分が上がって……。
あとは、だんだん退屈してしまい、気が済んだみたいな感じでしょうか?

町山智浩さんの解説は、ちょっと余計な部分もありつつ、
勉強にもなり、加減が難しいところ。
前半の「召集令状が」のくだりはいらない。だって、見ればわかるから。
意外に大事な導入なので、この解説はいらない。自分で感じたかった。
後半の「『理由なき反抗』の監督」は教えていただかないとわからない。
いいところと悪いところ。

月が7ハウスの時に、木星と火星が重なる……
ん???

これ、そう珍しくなく起こると思うのですが???
2013年の日本再演、見なかったのは、「ピピン」がなんじゃそりゃだったからでしょうねえ。きっと。ピピンもずっと見たくて、「あー」みたいな仕上がりで。
あのあたりから、私の演劇離れが起こっている気がしますね。
今は演劇を見るよりも映画のほうがラクで好き。
ただ、演劇、嫌いになったのかどうかはまだわからない。
夢中にならないように気をつけてはいますが。

戯曲を書きたいなあと思う自分に戻りたい。
戯曲を書く自分に戻りたいはありますが。
誰かに言われたけれど、「あなたはやりたいことは絶対にやる人だから、それほどやりたくないんじゃない?」が正解かもしれなくて。
スペインに行きたかったけれど、確かにいっていない。
でも、ヘアーは見たいと思ったら、見に行く。猫を置いて。
まあ、お金のかかり方が違う、はありますね。もうちょっと、自分のスケールを高めたいです。押忍!

1.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け2.恋のいばら3.ノースマン 導かれし復讐者4.モリコーネ 映画が恋した音楽家5.エンドロールのつづき6.キャバレー7.ヒットラーのための虐殺会議8.ヘアー9.バビロン

2023年2月9日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

不安と不安定さ

いかがお過ごしですか?

私は、調子が悪いです。
まず、体調的な不安定さ。

鍼の先生に「典型的な睡眠不足」と言われて、
睡眠の質を上げるように頑張っているのですが、いやはや……。

ちょっと頑張ると、ダメージが何倍にもなって戻ってきます。
これはもうここ数年の疲れの蓄積なのでしょう。仕方ない。

次に、精神的な不安定さ。
「選ばれなかったなあ」とか、「あの時のアレが」とか、
まあ、不安がぐるぐるぐる回ること、回ること。

なんじゃ、こりゃ?

でもねえ、「キャバレー」みて、ちょっといろいろ回復した部分もあって。
それは、昔好きだったもの、もういらないなーって思っていたけれど、
やっぱり好きかもしれないなって思い出したりして。

「ああ、あの人はいいなあ」も珍しく強く出ていて。
そういうこと、あんまり考えずに来たはずなんだけど、
最近は、「結局は親とか、生まれた環境とかだよねえ」とやさぐれておりまして。
いや、どんな環境だって悩みや迷いはあるわけですよ。
天皇陛下が迷わないのかって言ったら、違うでしょう?
表には出さない、悟らせない訓練を積んでいるだけで。
そりゃ、いろいろ思うところはありますよね。

でも、そういうダークサイドに落ちておりまして。
ちょっと浮上しても、すぐにまた、「どうせ」とかになるわけ。
なにがどうせなのか、よくわかんないけれど。

ただ、ちょっとわかりました。

もうすぐ冥王星が動きます。
そりゃ、不安だよ!

そりゃ、不安定ですよ。もっとも動きが遅い星が動く!

2018年の終わりに小学館のイベントで「来年はすごく大変なことが起こる」って
言ったことがあって。その時は何が起こるのかわからず。
会場がお通夜のようになってしまって申し訳なかったのですが。
楽観はできず。
でも、何が起こるまでは読めずにいて。

新型コロナのタームに入って行き、
どうも「土星と天王星のスクエア」のような気がするが今の仮説で。
来月、土星も動きますからね、この世界的な試練は抜けていくはずで。

ただねえ、山羊座の冥王星も「やべー」だけど、
水瓶座の冥王星のほうがもっと「やべえ」かもしれませんね。
社会が根底から変わる、次に起こるのは、革命のような流れ。
まあ、これだけ貧富の差が出てくると、ひっくり返した方が幸せかもしれず、
よく思うんですよね。「明治維新」のときよりは、よっぽど今は生きやすいと。
「フランス革命」よりはいいんじゃないかとか、ね。

まあ、星は止まらないし、時も止まらない。
幸い、「水瓶座の冥王星と牡牛座の天王星のスクエア」は起こらない。
起こったらとんでもないでしょうねえ。

変わっていく。
その前触れ。
変わっていく前兆を感じ取っているから、とっても不安なわけ。
人間も動物ですよね。

私たちは、時代の目撃者です。
どろっとしたものに飲み込まれそうになるけれど、お心強く持ち直して。
次の荒波に備えましょう。どんぶらこっこ。ま、なんとかなりますよ!
昔大人の女に見えたライザ・ミネリは、もはや少女のようです。
年を取るってそういうことですね。そうやって生き抜いていく。やっていくのでしょう。元気出していきましょう(この文章で元気が出るかどうか???)

2023年2月8日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂

アーティゾン美術館へ。
11月から開催されていて、近いからいつでも行かれるしって思っていたら、
あっというまに時は過ぎて、
気づいたら、あと2日と気づき、駆け込みました。

オペラは壮大、くらいの感度の鈍さで見てきました。
どうも最近、感受性がおかしい。

心に残ったのは、青い絵。パトロンとバレリーナの一枚。
でも、初見ではない。最近、見終わると作品リストは処分するようにしているので、作家名もタイトルもわからないなー。

でも、また会える気がしますね。2023.2.4

2023年2月8日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2023映画7「ヒットラーのための虐殺会議」

こちらは見たいなーって思いながらも、時間が合わなくてなかなか行けず、
でも、「キャバレー」を見たら、やっぱり行っておくかと思い、無理やり行きました。

文官が一番エグいことを言い出す……というのが、唯一の揺らぎで、
基本、ユダヤ人は、害虫、害獣扱いだったんだなってことがわかる内容です。

日本だって、鬼畜米兵ですもんね。戦争ってそういうものなんだけど。
映画の中のデータをそのまま、踏襲すれば、110万人いるとされたユダヤ人のうち、600万人の命を奪ったということ。

杉原千畝さんを題材に取ったミュージカルを見たことがあるのですが、
この「虐殺会議」のムードの中で、ユダヤ人を救うと決めた覚悟はどんなにすごいことなのか。でも、「そういう人がいたな」で名前は失念、「なんだっけ、『ち』がついたぞ」くらいの記憶力がなさけなく、今、検索をかけて、樋口季一郎陸軍中将も知り、ダメダメも役に立つのかもと自分を慰めています。ダメダメだけどね。

特別処理の対象を日本人に置き換えると、背筋が凍り、
同時に、自分をドイツ人、アーリア人と考えると、「総督の理想を叶えるために」もわかるような気がして。
でも、「精神的におかしくなる」ことも認めているのに、遂行せねばならない義務として捉えている高官たちが不思議な存在感を放ちます。

これ、演じる人、病むよねえ。
ナチス軍服、ドイツ車、ユダヤ人から取り上げた邸宅、すべてが美しく、
本当に悪夢ような美しさで。

キャバレーが1931年ベルリン、この映画、ユダヤ人問題の最終解決を図るためのバンゼー会議開催が1942年。第二次世界大戦終結が1945年。
近代歴史が立体的に迫ってきます。

ヒューマントラスト有楽町2023.02.06

1.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け2.恋のいばら3.ノースマン 導かれし復讐者4.モリコーネ 映画が恋した音楽家5.エンドロールのつづき6.キャバレー7.ヒットラーのための虐殺会議

2023年2月7日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2023映画6「キャバレー」

実はですね、「バビロン」が楽しみなんですよ。
もう公開初日に行っちゃおうかなっていうくらい、楽しみ。

で、なんとなく、見たくなったのが、ライザ・ミネリのキャバレー。
いやー、面白かった!

これ、映画も見ているし、舞台版も見ているのですが、
改めて見て、「わ、ライザ・ミネリ、若いな」って思って、
ちょっと面白かったです。

いつも「お姉さん」なイメージだったんですよね。

で、センスがいいですねえ。塩梅がいい。
すっかり感動しちゃいました。いい映画です。日本橋TOHO2023.2.6

1.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け2.恋のいばら3.ノースマン 導かれし復讐者4.モリコーネ 映画が恋した音楽家5.エンドロールのつづき6.キャバレー

2023年2月7日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃