昨日は、姪との映画デートでした。
中身は27歳の中二のセンパイも、前日に参戦しました。
予告から非常に楽しみにしていた『マレフィセント』ですが、
テイストがダークファンタジーで、着地は無理やりで、「ナンダコレ?」でした。
ダークファンタジーだけど、『パンズ・ラビリンス』ほど悪夢でもなく、
そこそこ、わかりやすく、非常にお金がかかっていて。
この映画をイイという人のポイントもわかりますが、
私は、「うわー、ガッカリ物件」で非常に疲れまして。
で、気分直しが必要になりまして。
「じゃあ、ボーリングに行くか!」となったわけです。
10年ぶりでしょうか? 3ゲームやりました。
子供たちを送り届け、弟夫婦に「筋肉痛、怖っ」って脅されて帰宅しました。
今朝のところは、「肩と腰に違和感」くらいです。
弟に「明後日だね」って言われたので、明日動けなかったら、アラこまったでございます。
もっとも、ボーリングとかご飯とかするうちに、みんなで「羽根は16年も」とか、
「お父さんが」、「家来たちがお姫様に無礼すぎる」とか、いろいろつっこんでいたら、
楽しくなってきて、検証のためにもう一回見てもいいような気になってきましたが、
まあ、見ないで終わるでしょう。
物語の骨子を残して、サイドストーリーというわけにはいかなかったのでしょうかねー?
ドラゴンが出てきたときに「うわ、ドラゴン、これで消化?」とつい笑っちゃいまして。
また、妖精の国の住人達が、指輪系というか、妖怪系というか。
夢に出てきてうなされそう系で。
ディズニーのストーリー部門の破綻は明らかで、そうなると、この先どこが王道ファンタジーを担うのでしょうか。
いずれ力のある新作が世に現れたとき、ファンタジー映画もまた、進化するのかもしれません。
視点を変えてみれば、時代がファンタジーを生み出すわけですから、今の時代は『マレフィセント』なのかもしれません。
善悪の区別がつかず、本来の善サイドが理由もなく卑怯で。
で、そんな破綻している卑怯者を愛し、裏切られたマレフィセント視点で、物語が進んで行くというのは、
ある意味、非常に現代的です。
昨日書いた「お父様があんなことになっても、笑っている」も含めて……、何かの暗喩なのかもしれません。
「あー、そういう展開ね」ってみんながわかっちゃう仕掛けも、それは、そっちの意味なの?って含みもあって。
病んでいる時代の病んでいるファンタジーってことかもしれませんね。
あはは、コレ、心の筋肉痛なのかも。明日には、マレフィセント筋肉痛、消えますように。