藤田嗣治展&マシュー・ボーン『シンデレラ』

レオナール・フジタ、そう呼ばれていることは、知ってました。たぶん、藤田嗣治さんにフォーカスした美術展を見るのは、2回目です。ちょくちょく作品は、拝見しますが。

さすか没後50年で、内容は多岐に渡り、充実していました。が、混み過ぎ! 仕方ないんですが。もう閉幕まで一週間切ってますし。

レオナール・フジタ、わかりましたよー!

なんで初期から金箔使いまくりかなー? お金持ってますよね!

が、初期、よかったです。寂しさ、伝わってきました。異郷の孤独、伝わってきます。

日本にいる間の絵は、もちろんうまいけれど、凡庸で。さほど印象に残らないし、まあ、埋もれちゃう気がしますね。

パリに行き、どんどん開花していきます。それがよくわかるし、毎度のことながら、ポーラ美術館のセンスの良さに舌を巻きます。素晴らしいよなー、箱根でまた、会えるのは、ありがたいことです。

戦争画は下がって、見て見たかったです。が、無理、無理、無理!(笑)

いやあ、仕方ないけど、厳しい。台風の日とかに行くべきだったかも!

もっとも、好きな画家さんではないため、きょういきなり決めました。絵が見たくなりまして。が、いま、デカイやつが来る前の穴の時期なんですよね。ルーベンスに、フェルメール、計画練って行かないと!

さて、昨日勘違いしていたシアターオーブへ。

 

マシュー・ボーンの『シンデレラ』の初日、最前列で見ました。

シアターオーブの最前列、かなり見やすいです。が、やはり最前列、視野が限定されます。そんなに、いいものではありません。まあ、スモークやら、紙吹雪やらは、ね、一体感ありましたが。

感想、リクエストされてました。

んー、『眠れる森の美女』の仲間! 以上!(笑)

お伽話の翻案は、難しいのだと思います。特に、シンデレラは、シンデレラストーリー、シンデレラコンプレックスと、もうイメージが使い回されちゃってますから。

いまどき、でも、初演は10年近く前なわけですが、いまどきのシンデレラは、出会ったその日に、そうくるか、だし、私の解釈が間違ってなきゃ、いまどき王子は、ガラス製とは思えない雑な扱いをされる靴を持ちながら、財布の中身を出す、展開になるし〜。

ブラックというか、身もふたもないというか、まったくシンデレラ感がないわけです。で、大団円に至るプロセスでは、昔、小池修一郎先生の作品、拘束服ばっかだったなーとヤケに懐かしい記憶が飛び出してくる展開で。

あとね、私だけなんだと思うんだけど。

今回、エンジェルのキャラ設定が、郷ひろみさんなんですよ。たぶん、レトロを追求して、そこに着地しちゃったんだと思うんですが、見ながら、ヒロミゴーしか浮かばない! そうじゃない! 違うんだ! その見方をしたら、もうすべてが〜!

シンデレラもてもてダンスは、可愛かったです。でも、きょうは、連想が変だから、ラストは、過日の道成寺の玉様思い出してしまいましてね。ははは、ダメでしょう?

シンデレラ変身シーンは、コケティッシュでたいへんよろしく、継母の突き抜けた被り物も、びっくりするくらいスタイリッシュで、素晴らしいと思いました。

また、休憩が短過ぎて、何もする気になれません。

私、劇場のバー好きなんですが、シアターオーブ、階層がヤバすぎて15分じゃ行けません。トイレだって、考えちゃいますよねー。

あ、ゲイカップルには、癒されました。幸せそうなんですよね。シンデレラよりも!

マシュー・ボーン、つい脊髄反射でチケット取ってしまいますが。うーむ、むーん。戦時中設定、地味ですよね。シンデレラドレス、素敵だけど、普通でした。夢、見たいですよねー、やっぱ、シンデレラだから(笑)。

本日の戦利品。

好きではないけど、カワイイから!

これは、使います。焼売や肉まん載せるんだ!

このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年10月3日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃