ご指摘、ごもっとも!

ある方のブログに100本鑑賞達成の話が取り上げられていて、すごく嬉しかったのですが、同時に焦りました。辛口なときも??? おお、自分では相当セーブして書いているつもりなのですが。

で、ざっと100本レビューを読み直してみて、ひとりで大笑いしました。
あはは、ホント、辛口だわ! 

すっかり楽しくなってしまったので、『名探偵ピカチュウ』と『東映まんがまつり』についても、ちょっと書きます。

1.名探偵ピカチュウ
アメリカは、違う国なのだと痛感しました。
前にも、アラスカに住む友人の言葉にカルチャーショックを受けたことがあったのですが、お国柄が違うのですね。

映画、物語としては、それなりに成立しています。うまい、といってもいいかも。でも、ピカチュウを愛でている私には、到底許しがたい映画でした。
ええ、“許しがたい”ですよー。

素人映画レビューサイトで、「ポケモンじゃなくてもよかったのでは?」とあり、「それだ!!!」になりました。コレ、わざわざピカチュウじゃなくてもいいわけ。なんでもいいわけ。
なんで、わざわざピカチュウなんだ? 猫でも、犬でも、おもちゃでもいいじゃん!

途中、ピカチュウがやさぐれるのですが、これがもう、ホント、現代アメリカの定番のヤサグレって感じで、「またですか?」で、ちょっと萎えるほどでした。でも、その時点では、別に「あーあ、また、病んでいるよ。アメリカ」程度で、どうってことはなく。

種明かし……、まあ、途中でわかるんだけどね、で、「はああああ??」ですよ。
はああああ???

そうね、さっき、犬、猫、いろいろ言ったけれど、それだって、はあああ?ですね。この冬、邦画でも、んな漫画原作映画あったけど。見なかったけど。

アベンチャーズで、ヒーローが敗北と挫折から引きこもりになることを許すアメリカですから、ピカチュウの一匹や二匹、大テーマのためには、犠牲になるのでしょうが。

でもさ!!!

そもそも、違うじゃん! そうじゃないじゃん!

心を通わせるって、そういうことじゃないじゃん。つまり、一段下に見ているってことじゃん? ホント、許しがたい。

実写の苦労はわかるし、フシギダネの大行進とか、本当に美しかったのですが。
でも、次のポケモン映画もですが、また、ミュウツー回帰ですか?で。いろいろ、ここにも迷走を感じますね。

ものすごく美しい、よく出来ている。でも、受け入れられない、ノーサンキューです。

過剰なたとえなんだけど、ナチスのデザイン性は、歴史的な事実を踏まえても、見る者を高揚させる何かがありますよね。ありていに言えば、かっこいいわけ。でも、道徳的に受け入れられない、受け入れてはいけない。それに似た「その一線は、超えてはいけないのでは?」があるんですよ。『名探偵ピカチュウ』には。
いや、おおげさすぎて申し訳ないんだけど。

世界観は美しい、素晴らしい技術、細やかさ。

しかし、作品のテーマ、いや、テーマはいいのか、その描き方に、「え?」というひっかかりを感じます。悪役がやっていること、制作サイドもやっちゃっているじゃん! 製作サイドかもだけど。

こういうの見る度に、絶対、総意ではないよなあと感じます。きっと私みたいな人はいるはず。「それは、ちょっと」って思う人。でも、大きな流れに押し流されているのでしょうね。「いいんだよ、これで」的に。

日本人好みではないと思うのだけれど、私がひっかかった場所にひっかかる人はどれくらいいるのかなー? それとも、我が国もアメリカンな発想、感性、価値観の人が増えているのかなー? わかんないなー。

みんな、ピカチュウ、好きじゃないの? ただ、ピカピカ言って、かわいがれれば、それでいいの? そういう愛玩対象なの??? ま、巨大資本、巨大ビジネスにぶつくさ言っても始まらないんだけど。とりあえず、私は、ピカチュウが好きで、そこに、人格のようなものを認めているので、受け入れがたいです。人間に置き換えてみてみれば、どんなに乱暴な映画なのかがわかるよ? これ。

2、東映まんがまつりのこと
おしりたんてい以外が、「え、どっから来た?」で、違和感でした。『うちの三姉妹』は、わりと好きだったんですが、でも、「今?」ですよねえ。ただ、昔ならラインナップに入っていたアニメが、もう単発長編映画になる時代だから、こういう不思議な組み立てなのかもしれません。そりゃ、ディズニーに持っていかれますよね。勝てない。29年の沈黙もわかる気がしました。が、今後には期待です。再開は、戦闘開始の決意表明ですよね? 違った?

日本発のカルチャー、リメイクカルチャー、海外カルチャー、いろいろ入り混じって面白いです。が、とりあえず、アメリカ、病んでいるぞー。映画何本か見ると、よーくわかるぜ。

ご拝読ありがとうございます。また、見守ってくださり、ありがとうございます。多謝!!!!




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2019年5月4日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃