後味の味変

昨日、ちょっとトラブルがあったんですよ。
10年、いや、ヘタしたら、20年前かもしれません。
日帰り温泉に連れて行ってもらったことがありました。
そこがすごくよかったので、また、いつか行きたいなあと思っていました。
で、山梨日帰りツアーになったのですが。

入湯料は、600円。
で、あまりにも久しぶりなので、「何か気を付けることはありますか?」と聞いたのですね。
「普通に入ればいいですよ」と言われて、入りました。

こちらは記憶を辿っているので、ちょっとたどたどしいわけ。
で、常連さんに「前に来たような、来てないような」で、ちょっとお話をしながら、入っていて。
ぬるいお湯なので、何時間でも入れてしまうのですが。

帰ろうかなーと思ったときに、番頭さんに言われました。
「お客さん、何時からいた? 1時?」
いや、1時は甲府でほうとう食べていたよ???
「もっと遅いと思いますよ」
「よくわからないだろうからいいんだけど、うち、3時間なんだよね。他のお客さんに、『あの子たち、何時間も入って、お金いっぱいもらわないとダメよ』って言われたよ。きょうはもういいけど」

いろいろ謎なわけですよ。
何時間も……が、どこにかかるのかがわかりません。
湯あたりで倒れちゃうから?
それとも、お金の問題??? なら、払えばよくない???
とりあえず、謝りましたが。

「服を着ているなら、掃除をさせて」
「連れ、たぶん、着替えていると思うのですが。ちょっと見てきますね」

で、掃除……、というか、ただの見回り? まあ、ココもひっかかるけれど、まあいいや。

タクシーを呼んで欲しくて、また番台に行って、料金表を見ると、
「延長300円」とか、「9:00-17:00 1100円」とかあったので、
追加料金はいらないと言われたけれど、二人で1000円払えば収まるかなー?で
ぼんやり1000円札を持って立っていたのですが。
言うだけ言って、帰ってきません。

お母さんがいらっしゃったので、タクシーの番号を聞いたら、貼ってあるカレンダーを見ろと言うので、言われた通りに素直に見るのですが今いる場所がどのエリアなのかがわからないので、また、困ってしまいます。でも、もうラチがあかないので、違っていたら、タクシー会社の人が教えてくれるだろうと思い、一番大きい文字の番号にかけたら、ちゃんと通じました。

連れに「なんか怒られたから、いらない言われたけれど、1000円払おうと思う」って言ったら、500円くれたので、おかあさんに渡して……。

帰りのタクシーの中で、大検討会ですよ。
「そもそも、『普通に入ればいいですよ』の言い方がおかしかった」
「いや、それは、ぶっきらぼうな人はいるから、私は気にならなかったよ。ただ、あとから『うちは3時間』と言うなら、あの時に言うべきだね」

「『お客さんに言われた』もわからなくない?」
「3時間超えがいないなら、誰が言ったんだって話だよねえ……」

で、推測したのは、こちらです。
1.うるさかった
2.常連さんから文句が出た
3.あいつら、いつまで入っているんだ?

コレかなー???

うるさかったのは、申し訳なかったと思います。
話している私も、「大丈夫かなー?」と思ったりします。
お湯は人を緩めさせますから、次からは気をつけましょう。
興奮系、発散系なんですよね。私も友人も。響く声なんですよね。
私、私と友人が入っているお風呂に入りたくないもん(なんじゃ、そりゃ?)

行きのタクシーのレシート見たら、14:49でした。ほぼ3時じゃん!
現実的な要素を見てみると、こちらにも言い分はあるのですが、体感で1時からいたよね?になってしまった側面もあるから、もうこれは仕方がないのだと思います。

要は、異質なのよね。
イヤなのよ。排除したいのよ。
軽い魔女狩りだよなあと思います。
ムラの中のマレビト、拒絶が当然。殺されないだけ、マシだったかも。
人柱、生贄、迷い込み、闇に葬られるのが、マレビト。

で、ここに書かせていただいて、整理ができました。
私も、自分たちの特性に気づきました。
昨日の友人とは、組み合わせの問題で、エネルギーが過剰になってしまいます。
おそらく、彼女も、別の人と言ったら、うるさくない。
私はまあ、うるさいけれど、ごにょごにょ……。

最近、のびのびオカルトで、前世話が出て、後日話そうってことになっているのですが……。のびのびオカルト、前世を肯定的に見ているのは、私だけなんですけれどね。

前世がないとしたら、私の中にある感覚は、どう説明すればいいのでしょうか?
血もありますよね。家系。
でも、血のつながりだけで、説明がつかないことがあって。

昨日、武田神社の宝物殿で、刀が展示されていました。
温かみを帯びた一振りの輝きに、「ああ、この刃にかかって死んでもいい」と感じました。説明を読むと、薙刀でした。もともとの持ち主は、武家の婦人でしょう。

武家の婦人の薙刀にかかって死んでもいい……、そう感じるのは、きっと過去の記憶の断片で。

主君筋の婦人に懸想する客人、または、家臣。
思い余って迫ったがいいが、当然、拒絶され、薙刀が持ち出され、命を投げ打つ覚悟をする……、でも、薙刀は大変美しく、汚れていない気がしますから、二人は別れたのでしょう。

「なんでガラス扉の向こうに意識がいっちゃっているの?」

相乗効果でエネルギーが過剰になってしまう友人に話したら、笑われました。
どうも私には、こういう傾向があります。何かのきっかけ、モノを見たり、音楽を聴いたり、景色を眺めたりすることで、パッとイメージが広がり、ストーリーが降りてきます。

これは、なんなのか? 作家的な才能なのか? 過去のヴィジョンなのか?

ああ、そうか、昨日は、あの薙刀に出会うための一日だったのかもしれません。

武田信玄直筆と言われている運の前兆を記した絵日記みたいなやつもかわいかったです。アートスコープもっていかなくて、大変後悔しました。温泉もよくて、ガチガチの体がほぐれてありがたかったのですが、後味がザラリとしすぎていて……。なんだかなあ、でしたが、薙刀の記憶を思い出せて、いい一日に変わりました。

世界は多次元の集まり、波長が合いすぎる友人には「もうお風呂で話すのはやめよう」と提案してみようと思います(それだ!)。


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2019年5月20日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃