神道文化会の講演会、なんか好きなんです。
テーマは、「皇位継承儀礼を考える」。
神道文化会ならではの視点。もちろん、國學院、皇學館大学の生徒さんたちは、がっつり取り組んでいるテーマだと思いますが。
一般の人間には、なかなか触れることができない世界です。雅楽がテーマのときにお誘いいただき、以後、ご案内をいただき、行かれるときは、拝聴しています。ま、聞いても、忘れちゃうんですけどね。
一般には耳慣れないこと、噛み砕いた説明があるときと、わからないまま進んでしまうときが混在していて。ある意味面白く。
解説していただき、初めて御譲位に際し、上皇様のお心を拝察することが出来ました。
神代の昔に遡り、散りばめられたフレーズの中から世界を構成するものを再構築していく、地道で真摯な作業です。
西洋のシステム、ルールにハメると、はみ出すのが、日本文化です。神道も、仏教も、私たちの意識、価値観のベースにあり、他文化の基準では、割り切れない部分もあります。
痛みなしには、この世界は回らず、痛みなしには、進化はなく。
また、明治天皇に関する逸話は、大変興味深かったです。もっと知りたくなりました。あと、応仁の乱! そうか、そういうことなのかー!で、目からウロコが! 面白かったです。