映画『シンデレラ』

海 image散歩の途中、何か見たくなり、『シンデレラ』を見てきました。

カボチャの馬車の美しさ、魔法がかかる様、解ける様は、見事でした。しかし、いろいろなツッコミところも。

なぜ、ディズニーランドのシンボルのお城を使わなかったのでしょう? だいぶイメージが違いますよね?

なぜ、舞踏会での一目惚れでは、いけなかったのでしょう?

「お母様のドレス」、見るかげもなかったですよね? 「ビビデバビデブー」も、呪文として、ギリ出てきただけ。そのくせ、エンディングには、使われます。

一目惚れが、シンデレラストーリーの醍醐味というか本質だと思うのですか、なぜ、そこをいじったのでしょう?

姪が見たがっていて、同伴も考えましたが、地雷の予感がして、ひとりで見て正解でした。地雷というほどじゃないのですが、「ん?」、「んん?」が残ります。これ、制作内部でも、ひっかかる人はひっかかったはずですから、何か狙いがあるんでしょうね。私には、よくわかりませんが。

継母は、無駄にキレイで、ドラマチック。義理の姉たちは、改心バージョン。お子様連れでも、安心仕様です。

アフタヌーンティーのアップルプディング、美味しかったです。

 

 

 

『ソロモンの偽証』

Yahoo占い!ウィークリー心理テストの流れで、『ソロモンの偽証』の完成披露試写会を見せていただきました。

監督や出演者による舞台挨拶つき。

松子役のお嬢さんが、大変しっかりした挨拶をなさっていて、ただもんじゃないな?と感じました。

原作に比べ、かなり整理された感じで進んでいきます。野田くんエピソードは、丸々カットですかね? 伏線もなかったから、なしなのかな?

個人的には、井上くん役の彼に期待です。後半、大活躍ですね。前半は出番が短いのに、笑いをとっていて、なかなかすごいと思いました。樹里ちゃん役の変身も楽しみですね。役作りとはいえ、あのメイク、よくがんばりました! まりちゃん役の子が、かわいかったです。

監督さんは、おそらく、中学生のみなさんに見て欲しいんだと感じました。メッセージは、ストレート。

大人は懐かしく、切ない気持ちになったりします。まっすぐ、まっすぐ、ソロモンの偽証。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を見てきました(松村先生のサイン会不参加の諸事情です)。

最初のインタビューシーン、なかなか二人ともハマッてました。「ああ、それっぽい!」でした。

ただ、全編、淫靡さがないんですよ。カメラワークのせいかな? 日本の場合、溜めや焦らしがカギになる気がします。湿ったエロスというか。

本作は乾いてます。また、個人的には、「セスナの朝焼けカット」がショックでした。楽しみにしてたのに!

アナの髪を結うゴムは、どこから出した?も、個人的なツボでした。

ご一緒した友人は「途中までなの?」に衝撃を受けたそうです。はい、続編あるんですよ。原作は、世界的な大ヒット小説で、まだまだアナとグレイの関係は、続くのでございます!

 

『ベイマックス』

秋にディズニースタイルさんで、『ベイマックス』入門ガイドにて、
「2014年あなたのおつかれ総決算!」という心理テストを作らせていただきました。
こちらは、映画館にも配布されて、うきうきもらいに行ったのです。
ふわプニストラップ

前売りも買って、かわいいストラップももらいました。
今、ちゃんと見ると足の部分は色が違うんですよ。
細かいなあ。充電する場所だからね!

image

 

で、やっと見てきました。ベイマックス。

先に見た友人も「いいですよ!」と絶賛していましたが、本当にいいですよ!
かわいくて、スカッとして、クスッとして、ホロッとして、ニヤッとする感じ。
打ち合わせのときに「ヒロは天才なんですよ」ってディズニースタイルの編集さんに
教えていただいたのですが、ホント、天才でした。
なるほどねえ、天才って、こうなんだ!!!みたいな!
天才を描けちゃう人も天才ですよね。すごいなあ。

唯一気になったのは、招き猫ですね。
「なぜ、そこに?」
「なぜ、その大きさ?」

ぜひ、一緒に「?」になってくださいませ。パララララララ♪

筋肉痛の予感

昨日は、姪との映画デートでした。
中身は27歳の中二のセンパイも、前日に参戦しました。

予告から非常に楽しみにしていた『マレフィセント』ですが、
テイストがダークファンタジーで、着地は無理やりで、「ナンダコレ?」でした。
ダークファンタジーだけど、『パンズ・ラビリンス』ほど悪夢でもなく、
そこそこ、わかりやすく、非常にお金がかかっていて。

この映画をイイという人のポイントもわかりますが、
私は、「うわー、ガッカリ物件」で非常に疲れまして。
で、気分直しが必要になりまして。

「じゃあ、ボーリングに行くか!」となったわけです。

10年ぶりでしょうか? 3ゲームやりました。
子供たちを送り届け、弟夫婦に「筋肉痛、怖っ」って脅されて帰宅しました。
今朝のところは、「肩と腰に違和感」くらいです。
弟に「明後日だね」って言われたので、明日動けなかったら、アラこまったでございます。

もっとも、ボーリングとかご飯とかするうちに、みんなで「羽根は16年も」とか、
「お父さんが」、「家来たちがお姫様に無礼すぎる」とか、いろいろつっこんでいたら、
楽しくなってきて、検証のためにもう一回見てもいいような気になってきましたが、
まあ、見ないで終わるでしょう。

物語の骨子を残して、サイドストーリーというわけにはいかなかったのでしょうかねー?
ドラゴンが出てきたときに「うわ、ドラゴン、これで消化?」とつい笑っちゃいまして。
また、妖精の国の住人達が、指輪系というか、妖怪系というか。
夢に出てきてうなされそう系で。

ディズニーのストーリー部門の破綻は明らかで、そうなると、この先どこが王道ファンタジーを担うのでしょうか。
いずれ力のある新作が世に現れたとき、ファンタジー映画もまた、進化するのかもしれません。

視点を変えてみれば、時代がファンタジーを生み出すわけですから、今の時代は『マレフィセント』なのかもしれません。
善悪の区別がつかず、本来の善サイドが理由もなく卑怯で。
で、そんな破綻している卑怯者を愛し、裏切られたマレフィセント視点で、物語が進んで行くというのは、
ある意味、非常に現代的です。

昨日書いた「お父様があんなことになっても、笑っている」も含めて……、何かの暗喩なのかもしれません。
「あー、そういう展開ね」ってみんながわかっちゃう仕掛けも、それは、そっちの意味なの?って含みもあって。

病んでいる時代の病んでいるファンタジーってことかもしれませんね。

あはは、コレ、心の筋肉痛なのかも。明日には、マレフィセント筋肉痛、消えますように。