やっと日常でございます

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
お盆休みのお疲れは出ていませんか?
え、まだ、お休みですって? なんて羨ましい!

おかげさまで、私もやっと日常です。
15、16日と横浜へ、翌17日は諏訪へ行くという無茶なスケジュールを
組んだため、体力は限界、日常は崩壊、目下、放心しております。
放心しつつ、いくつかのメールのお返事を出して、たまった洗濯物を片付けております。

日帰りで諏訪四社巡りというのは、やれば出来ますが、ちょいと強行軍で
行きは「ねむい、ねむい」、帰りは、「ねむいよー、ねむいよー!」でした。
諏訪は3回目、7年ぶりでしたが、どうも今回は勝手が違って面白かったです。

初回は2007年、とにかくミシャグチにひっぱられました。
ミシャグチは、建御名方神の前の土着の神様です。

2回目は2008年、御頭祭を見に行きました。
この年の私は、ちょいと何か入っていました。
まず、青柴垣神事を見学しに、島根の美保神社へ。
翌週、御頭祭を見学しに、諏訪へ。
さらに、ダメ押しで、次の週に鹿島、香取、息栖神社と回ったのです。

で、7年ぶり、3回目の諏訪。
もういろいろ忘れていて、「どうやって回るんだっけ?」でした。
自分がつけた過去の断片的な記録を読み返すと、「下社は、春宮が好き」と
書いてあるのですが、今回は、春宮、めっちゃ疲れたんですよねー。
面白いですよねー。
万治の大仏が障ったのかもしれません。

万治の大仏 参拝作法

7年のうちに観光スポットになっていて、前にはなかった参拝作法も作られていて、
「えー!」でした。
7年前も、「見ておくといいよ」スポットではありましたが、こんなに押してなかったはず。

観光地のお客様誘致の努力はわかりますが、正直、萎えました。
参拝作法を作れば、パワースポットブームの名残で話題にもなり、人も呼べるかもしれません。
でも、ちょっと落ち着かなくて、ざわざわした気持ちで帰りました。

今回、ご一緒したのは、聖地巡りの本をたくさん作っていらっしゃる方だったのですが、
結界を見つける天才で、ちょっと面白かったです。私の視界に入らない結界を
ちゃんと把握していて、「おお、さすがだ!」でした。

御柱ではなく、御頭祭に惹かれる私ですので、やはり上社エリアに入ると
元気になります。

諏訪
残念だったのは、月曜日だったため、神長官資料館がお休みだったことでしょうか。
でも、敷地内に入れて、ミシャグチ様の祠や古墳のそばにいけたので、満足しました。

諏訪

本宮は、びっくりしました。
「あれ??? こんなに大きかったっけ?」
「相撲にゆかりがあったはず」くらいしか、覚えていなくて。もうなんじゃそりゃなんですが。

本宮は、参拝の方向が2方向ありますし、やはり諏訪は謎の多い土地です。
ただ、今回は、ベールは閉ざされていた感じがします。
「まだ早いよ」
「準備が足らないよ」みたいな感じ。

足を運んでいろいろ思い出しました。蛙神事の蛙は、いわゆるカエルじゃなかったよねとか。
穴の中に入って、潔斎したとか。
ただ、すべて、ぼんやりとした印象で、ピントが合ってない感じがします。

いつだったか、どなたかに守屋山の上のイワクラに行くといいと言われた記憶が蘇りました。
今回は、そういう旅ではありませんでしたが、また、いつかよいタイミングが来たら、
ご縁がつながるでしょうか。
でも、何度も足を運んだころと違って、秘密は秘密でいい、謎は謎のままでいいと感じるようになったのです。
ご縁があれば、「ああ、そういうことでしたか!」がわかり、なければ、「不思議だね」で終わっていいのです。
大事なお役目を持っている方々にお任せして。

人のご縁も、時の移ろいの中で濃淡が出来るように、
神社さんや神様とも、濃淡が出来るのかもしれません。こういう揺らぎは、面白いですね。

お、本日3回目の洗濯物が出来たようです。干してきまーす!

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