アートな一日

きょうは、朝から易で終わりが13:00でした。
で、今、見たい映画は「ゴーストバスターズ」と「ミラクルシティコザ」なのですが、前者はまあ、まだいつでもどこでも見られるので、今日じゃなくてもいい(ってやるうちに見逃すことも多々あり)、後者は14:50スタートで、ちょいと時間が空き過ぎて、どうしようかなーだったんですよね。
ランチして、ぼーっとしたらすぐの時間なんですけれどねー。空き時間は1時間くらいじゃないと許せない病にかかっております。へい。

で、そうだ、フェルメールを履修しておかねば!と思いまして。
でも、上野に行くなら雅楽のも見たいから、どうしようかなーでまた頭が止まって。

なぜか新美術館の「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の予約をしていました。

易が終わった段階で、だるくて眠くて、しくった、真っ直ぐに家に帰るべきだったと思いましたが、どうも時間変更ができないっぽい。出来るのかもだけど、よくわからない。

で、自分のお尻を叩いて見に行ったら、あらまあ、お口あんぐりの素晴らしい企画展でした。最近、アート、ノーチェックなので全然知らなかったけれど、メトロポリタン美術館が改装中で「貸してあげるよーん」なんですね。

いや、すごいよ! 豪華すぎて、目が泳ぎます。
普通の企画展なら、目玉になるやつがバンバン来ていて、気楽に並んでます。

これは、見ておいた方がいい。あなたが本場に行く予定がないならば!

有名過ぎて、見たことがあるような気がしていたけれど、
《パリスの審判》は、日本初公開、わあ、「知っている」って怖いな。
《ピュグマリオンとガラテア》は、前にも来たことがあるらしいけれど、
こちらも有名過ぎて、リアルに見たのか、見てないのかがわからない(どういうこと?)あ、でも、足元の魚に気づいて「へええ」って思ったから、多分初めてですね。右端の仮面の抜け殻みたいなのも、ちょっと意味ありげで面白かった。

クルーベの人物画も珍しい気がするし、モネの暗い水連も初めて見たと思います。作品は日本初公開で、見てなくて当然なんだけど、膨大な水連シリーズの中でも、この色のタッチは初めて見たような気がします。めっちゃ新鮮!

うわー、いいなあ、メトロポリタン美術館、基本、ずっとコレがあるのかー!

個人的に萌えたのは、ベラスケスです(4月楽しみ!)
で、振り向くと、ルーベンスとムリーリョですよ。なんだ、この至福の世界!

軽くトリップしました。さらに進むと、レンブラントに砂糖菓子みたいなフラゴナールとかが出てきます。フランソワ・ブーシェ《ヴィーナスの化粧》も、めっちゃかわいい。

ラ・トゥール《 女占い師》よ、私を誘ってくれてありがとう!
しかし、こちらも超有名過ぎて、ラ・トゥール展あたりで見ていると思っていました。初公開か、いい加減だな、私の記憶も!
いや、同業の先輩だから、ご挨拶に行くか、くらいの感覚でした。ハイ。

まあ、出品リストを見てくださいよ。たまげるから!
MET_新美会場配布リスト_和英版.indd (exhn.jp)

モネのお嬢さんの木馬も、面白かったなー、あれ、ペダルないんですよね。
つまり、大人が押す前提なのかな? 高そうなお品。
ゴッホの《花咲く果樹園》もよかったなー。

帰りがけにPinpoint Galleryの企画展「夢百帖」にも寄って、もうヘロヘロでしたが、フェルメールはいつも死ぬほど混むので、「くたくたでも今日行け、今日のこの時間がベストだ」と自分に言い聞かせ、自分のお尻を叩いて、がんばって上野に出ました。

「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」はですね、まあ、いつもの豪華一点主義です。特に、メトロポリタン美術展を見た後だともうね、「ですよねー」です。だって、しれっとメトロポリタン美術館展でフェルメール来ていますしね。主役張れる1枚が、その他大勢ですよ。いや、いいんだけど、本当に意味がわからなくて、目が泳ぎまして。それに比べると、「ふんふん、うんうん」です。フェルメール展は。まあ、こっちが普通です。
新美術館企画がおかしいだけ。

でも、空いていました! 嘘みたい。
小さい版画みたいなのが多いから、混んだら目も当てられません。だから、この「会期前半、コロナショック、平日、閉館間際」は悪くないチョイスでした。
企画展としては、一点豪華主義なんですけれどね、1979年に見つかったキューピットが2021年の今、日本で見せてもらえるなんて、ちょっと感動的だなと思うのですよ。よかった、よかった、みなさん、すごく頑張った!

個人的には、そうですね、キューピット、いるかな?ですけれどね。
なんか偉そうなキューピットですしね。あんなに偉そうなコが、塗りつぶされていたとは! そして、それを見つけた現在の科学ってすごい。

あと、「室内の猫」が表すものが「そうなんだ!」で勉強になりました。
気になる方は、フェルメール展へ。

そして、雅楽のは行きそびれてしまい、うーん、行くかな? どうかな? ちょっと考えまする。とりあえず、美術展2本にギャラリー1本でヘロヘロです。
メトロポリタン美術展は、もう一回行ってもいいなあ、本当に素敵でした。

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2022年2月16日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃