ハナが効かない。

「鶏肉、食べなきゃ!」と思いつつ、2日が経過し、やはり
28日まででした。
見た目は大丈夫、しかし、花粉の季節なので、匂いがわかりません。
んーと悩んだ挙句、処分しました。もったいなーい!

鼻水は、強力な常備薬によって、そう強力なのに常備薬なんですが、
なんとかなっているのですが、問題は、目です。
かゆかゆ、シバシバ。やーん!

ただ、常備薬についても、耳鼻科で恐ろしいことを言われました。
「これ、せいぜい2ヵ月にしないと」

へ?

耳鼻科のメインの先生は、引退後の道楽でやっている風なおじいちゃん先生なんですね。
で、こちらは、治療が古いのです。
メインの先生がお休みになるときに入る方が、若くて腕がよさげに見えます。
おじいちゃん先生が処方箋を変えたため、ちょっと飲みにくいなあと感じながら、
飲んでいますが、サブの先生によると、「コレは、スカッと効くけれど、心臓に負担がかかる」そうです。
どんな劇薬なんですか、それ?

私が、おじいちゃん先生を外して、サブの先生のときだけ選んでいけばいいのですが、
なかなか時間を合わせられなくて。今回は、先生も私も、おじいちゃん先生に敬意を払って、
「継続でいきますか」になりました。

というわけで、ただいま、劇薬を飲んでいます。もし私がブロイラーならば、売り物になりませぬ。

ハナが効かないってイヤですねえ。
ぐずぐず、かゆかゆもイヤですね。

この暖冬で、猫のサカリも早く訪れ、桜の開花も早まるそうですね。
花粉も駆け足で終わってくれるといいのですが。みなさま、どうぞ、お大事に!

16コ目『TAROT FOR CATS』

『TAROT FOR CATS』が国際郵便書留で届きました。

猫タロット

猫タロットは、16コ目。

わりと気にいったようです。

猫タロット

吊られた男

私が気に入った一枚はこちら。

「ウニャン」もの。

うるう年

そういえば、年女でした。
なぜ、唐突にそんなことを言い出したかと言えば、
そういえば、同級生に2月29日生まれがいたと思い出したせいです。

が、学年に1人だけだった気がするし、ぼんやりとメガネをかけていたイメージはあるのですが、
名前は覚えていません。何ちゃんだったかしら? あれは、小学校の記憶? それとも?

4年に1度、特別な日。お誕生日おめでとうございます。

ふと、4年前、何をしていたのだろうと過去の日記を探ってみると!
なんと、4年前のいまごろは、友人たちと出雲に行っていました。
そして、神保町に仕事場を持っていたようです(まるで他人事!)。

わずか4年、されど4年。
ま、去年の今頃は、入院生活真っ只中でしたから。それを思えば、ね!

ん? こうなってくると、この4年の経過が気になりますね。
2015年2月は、入院。
2014年2月は、父の四十九日。
2013年2月は、ホームページを作っていたみたいです。
2012年2月は、神保町にいて、出雲に行っていました。

いやー、人生いろいろですね。毎年、違うことが起こっていて、我がことながら、
「へえ、よくやるねえ」って感じです。

2011年2月は、笙の稽古をまじめにやっていて、まだ、恩人だったおばさまがご健在。ホロリ。
2010年2月は、驚くほど神社に行っています。三嶋、富士宮、箱根。蹴鞠も、「真実の鏡占い」もまだやっていました。
2009年2月は、やっぱり神社に行っていて。やはり、三嶋、富士宮、熱海と、ぐるぐるしていますね。
2008年2月は、『空間に落ちた男』を見ていますね。もう8年前かあ。九頭龍さんの月次祭に通っていたのもこのころ。

今月のはじめ、立春の日は、駒ヶ岳の吹雪という「ウソでしょ?」を体験したわけですが、そう考えると、私にとって2月は、
神社強化月間なのかもしれませんね。こういう振り返り、たまにやると面白いですね。
みなさまは、4年前、何をなさっていましたか? そして、8年前は???

私は進んでいる気がしますが、同じところにいる気もします。それでも、地球は回っているし、人は動いていきます。
面白いですね。

やっと一段落。

この二週間、予定が詰まりっぱなしで思うように時間を使えずに苦しかったです。
家を空ける日が多かったため、猫の様子もおかしくなって、困ったなあと思っていました。
分離不安の一歩手前って感じでしょうか。

仕事が一本延期になり、木曜会を一回飛ばし、木金と家にいたら、猫のほうは収まりました。
また、仕事も一気に片付けて、やっと無罪放免、のんびりの週末です。

もっとも、来客があるので、ちょいと気ぜわしいのですが。
もう来客だからといって、片付ける気力もないわけです。
「掃除は出来ないからね」と宣言していますが、まさか本当にやらないとは友人も思うまい。
私、ウソはつきませぬ。

二週間詰め込み過ぎて、何が何だかですが。
それでも、「南インドカレーはおいしかったなあ」とか、「アフタヌーンティー、いろいろアレだったけど、
楽しかったなあ」とか、ぼんやり反芻しております。

先生に調律していただいた笙はまだケースから出してなくて、今日明日のどこか、あるいは、
3月と思っています。

今回、こんなに苦しくなったのは、もともと詰まり気味だったところに、さらに被ったせいですが、
先約は、週1くらいが理想かもしれないと思いました。
もっとも、集まる人が多くなってくると、それぞれのNGが重なって……。
なんか詰まるんですよねえ。いっそ、大人数の集まりにはいかないことにするか?
ま、なんか考えてみます。

きょうは、友人を迎える前に、グル散歩、図書館、買い物とこなすつもりです。
余裕のある週末、これが人間の暮らしだなあと思ったり致します。

そうそう、花粉、今年もキツいですね。
鼻のほうは、別の病気の薬が非常にキツいため、通常営業ですが、この時期は匂いがわかりません。
ノーガードの目は、非常にかゆいです。去年の請福ファンシーをティッシュなどにしみこませ、
まぶたの上から当てると、不思議とかゆみが止まるのですが、うっとうしいですねえ。

さて、土曜日を始めましょう。まもなく、朝7時です。なぜ、こんなに早いのかと言えば、
最近、猫が「鳴けば起きる」を覚えたせい。朝4時から呼ばないで欲しいニャー。

初METRO!

旧友たちと会いました。
普段入らないフォルクスへ。10年ぶりくらいでしょうか?

その後、飲食業界の人しか入れないMETROに連れていってもらいました。
前から憧れていて、でも、身近に会員券を持っている人がいなかったのですが
表れました!
「行ってみたーい!」

形態はスーパーに近く、品揃えは充実、価格は卸値に近い感じでしょうか。
スパイスなどはいかにも業務用の大きいサイズがあり、冷蔵庫なども売ってました。

で、買うつもりがなかったのに、買ってしまいました。
・明太子
・激辛チョリソー
・バナナ
・とちおとめ
・しょうが
・貝割れ
・即席みそ汁

ごく日常のお買い物。これ、どう考えても主婦のチョイスwww。
業務用っぽいのは、チョリソーだけ。ビニールパッケージに「激辛」とだけ
貼られたものを選んでみました。おいしいかな?

METROは、コストコと違い、小売りのものがいっぱいです。
そして、店舗全体が冷蔵庫みたいでした。
ランチを一緒にした子が「カートは後ろに引く」と教えてくれたので、
業界の人っぽく引いてみましたが、慣れないと大変かも。

従業員の人たちは、お体冷えまくりでしょうね。ご苦労様でございます。
みなさま、お大事になさってください。お肉売り場なんて、北極圏のように寒かったです。
大変。

カフェ1894 アフタヌーンティー

アフタヌーンティーマスターの小泉茉莉花先生とカフェ1894へうかがいました。

カフェ1894

平日の昼下がりでしたが、お店は、かなり混んでいました。
そうそう、こちら、人気なんですよね。
このため、カップサービスのドリンクがなかなか来ないという事態にも。
スタッフの数を考えると、これは、相当の負担だろうと察しられ、
「あれ? ドリンク来ないね」が、だんだん面白くなってしまって。

また、美術館がお休みだと、外を通ってしかトイレに行かれないという
「それって……」な側面も。いままで美術館主体でうかがっていたので、
私の知らなかった世界でした。コートを着るほどじゃないけれど、
冬なので、外に出ると冷えますし、幸い晴れていたからよいのですが、
雨の日は厳しいんじゃないでしょうか。通路を解放すると、防犯上
困ったことになっちゃうのかしら?

※コレ、美術館が休みだからではなく、作品の入れ替えに当たったからだそうです。
なるほど。

一皿目

この左の赤いの、かわいくないですか?

アシェットデセール

<アシェットデセール>

小泉先生が愛する三段プレート。
一段目
二段目

三打目

メニューは凝っているのですが、サンドイッチが乾燥していたりと
残念な側面も。ただ、あのテーブル数であのスタッフの人数、
20種類以上おかわり自由のアフタヌーンティーは、ちょっと
無理があるというか、ホールスタッフがかわいそうな気がしてしまって。
1日15組限定とはいえ、グループでの予約もあり、他のお客様もありで、
さばききれないですよね。

ドリンクがなかなか通らなかったためか、時間が終わってからも
長居させていただき、トータルで見れば、「悪くない」という印象でした。
ただ、もうちょっと上が考えてあげないと。

空間的には、かなり贅沢です。
久しぶりにうかがいましたが、作りこまれた世界にうっとりします。

最近気づいたのですが、私、紅茶はそんなに好きじゃなくなっているようです。
無意識にハーブティーを選んでいて。
家でも、紅茶にあまり手を出しません。
胃が疲れちゃっているのでしょうか。面白いですね。
あ、嫌いじゃないです。なぜか選ばない、というだけ。こういう好みの変化、
面白いですね。

いただきもの

小泉先生からいただいたお茶と福引せんべいのおすそわけ。
小判が入っていて、裏の畑のポチのようにワン!と鳴いてみました。

 

 

再び、丸善へ

「2月22日 猫の日特別企画 第12回 Catアートフェスタ」をのぞきました。週末までは、猫タロット占いもあったようです。

で、会場で猫タロットを入手しました。版画作家の松風直美さんのもの。大アルカナ22枚。かなり大判です。

松風直美

構図は、ライダー版に準じていて、細部まで華やか。紙質もかなりいいです。

これで猫タロットは、15種類目。ここまで揃ってくると、バカみたいにプレミアついているバロック・ボヘミアン・キャット・タロットも、「買っちゃえよ、you」に傾きつつあります。

しかし、バカみたいに高いんですよ。悩ましい。

222 いただきもの

森冬生先生

いただきものシリーズ&CAROT CARD(猫だから!!!)

ドーサランチ

本日のはみ出すドーサランチ。

 

散々な一週間。

いやー、今週は、生きた心地がしませんでした。

思い返すと、よく乗り切ったなあと。
体感として、週に4日外出の予定が入ると、キャパオーバーになります。
まんまと4日連続で外出でした。

どちらかというと夜型なのに、午前中から出ることが多かったこと、
一日家を空けなければいけない日に限って、旦那が帰ってこれないこと、
この2つが重なって、猫がとにかく不安がるのです。
ご機嫌取りが本当に大変でした。

一番つらかったのは木曜日で、日中に打ち合わせが入り、
夕方から木曜会で、間が空きまして、今までならずっと都内で過ごすのですが、
猫がダメだったので、一回帰りました。途中で「私は何をしているのだろう?」と
意識が飛びかけました。

三か月ぶりの笙の稽古も、猫を理由にドタキャンしました。
思い返せば、人身事故あり、乗り過ごしがあり、待ち合わせの行き違いがあり、
仕事の確認モレでやり直しになったり、意思疎通の不具合で余計に書いたり、
急ぎ仕事が入ったり、まあ、いろいろありまして、結構めちゃくちゃでした。
日々、小さなトラブルが起こるため、だんだん寛容な人間になっていくんですよ。
「よかよか、それでよか」みたいに。
怒る気力もなくなるというか、怒っても何も変わらないから
ならば、もう無抵抗に流れに身を任せてしまおうと。

猫飼いの先輩たちには、「心配し過ぎ」、「甘やかしすぎ」と言われますが、
春になって1歳になるまでは、愛情たっぷりに最優先してあげようと思っています。
1歳を迎えれば、野良生活よりも家猫暮らしが長くなりますから、感覚的に
大丈夫になるんじゃないかなって思います。
まだ、不在は、不安を呼び覚ますようです。いまのところ、6時間が限界だと
感じています。私か旦那か、どちらかがいれば、片方いなくても大丈夫ですが。

普通にお勤めされている方ならば、平日はざらに12時間程度空くと思うのですが、
基本、家での作業ですから、留守にするとギャップが激しいようです。
今週は変則的だったので、毎日2回の排便が1回しかなかったり、
置きエサも食べなかったり、しつこくくどく遊びをせがんだり、猫の不安が伝わってきて
かわいそうでした。
愛されている、大事にされていることはわかっていても、まだ安心しきれないのです。
俗に、「野良生活と同じだけ、慣れるのに時間がかかる」といいますから、
やはり本格的な春までは、ちゃんと構ってあげようと思っています。もっとも、猫は
構いすぎずに放っておくのがいいと聞きます。呼ばれたら返事をしたり、1日最低
2回は遊びにつきあったり……みたいな感じですが。

来週はヘタすりゃ、7日連続で用事が入りそうです。
もう正直、吐きそう。ひとつひとつは、楽しみですが、こう続くと、意識が飛びかけます。
木曜会、東銀座が取れないので、もう休みでいいかなあ?(どうだろう?)

3月はこもりますからね!!!
花粉だから、無理ですからね!

笙仲間さんに言われました。
「あんなにあちこち飛び回っていた人が、猫で土着の人になっちゃうのねー」って。
確かに!
旅はしばらくないかもですねえ。まあ、そのうちに、ですが。
もう最近は、20分程度しか空き時間がなくても、美術展に行きます。
もし、すごくよかったら、また出直せばいいと考えて。
ゼロよりは、流し見を選ぶのです。

お風呂にもゆっくり浸かれません。テレビは、まったく見なくなりました。
自分の食事は後回しにして、猫のケアをしてから外に出るため、食事抜きの日も多いです。
それでも、少しずつ、スタイルが構築されてきているでしょうか。

演劇とか見れる日が来るのかなー?
グランドホテルは、久しぶりに見たい気もするのですが。
見られるかな???

仕事は、だいたい先取りで動きます。
最近、また、早さをお褒めいただく機会が増えました。
とにかく、巻いています。なぜなら、先にやっておかないと回らないから(笑)。
キリキリ巻いて、それでも、足らなくて、「グルさま、ごめん」を散歩を犠牲にしたりしています。

もうちょっと落ち着いた暮らしをしたいです。でも、2月いっぱいは仕方ないかもしれません。
ひとつひとつこなして、なんとか乗り切りたいと思います。家にいられる週末、本当に幸せです。

猫の朗報!

チビ猫

ある日、姿を消した猫さんたち。

エサやりさん情報で、「猫狩りかも」みたいな話が出て、2016年のいまどき、猫狩り?とおののいていましたが、
きょう、正しい情報が届きました。

保護されていたんですって!

この写真の2匹は、セットで里親さんが見つかったそうです。わーい!
黒白ちゃんも、里親さんが見つかったそうです。わーい!

猫ボランティアさん、ありがとう、ありがとう、ありがとう!

チビ猫と茶白ちゃん、仲良しだから一緒に暮らせて本当によかったです。
キジトラ 幸せになってね。本当によかった!!!!

魔女の秘密展

昨日は、ダイソーのお仕事でご一緒したまつもとめいこさんの2人展「星の絵展2」からスタートしました。
西荻窪のMADO、かわいいギャラリーでした。
なーんて、さも十分に鑑賞したように見えますが、実際の滞在時間はわずか3分。
西荻窪に19分に着き、ギャラリーに顔を出して、35分の中央線に乗ったので、
「それ、かえって失礼では?」でございました。

なぜ、そんな顛末になったのかといえば、急ぎ仕事がわんさかあって、深夜と朝で頑張って
なんとか体を電車に突っ込んだのですが、なにも考えずに中央線に乗ったら、どうやら特快だったみたいで、
ふっと気づいたら、国分寺で「あれ???」でした。仕方ないから戻ることにして。
でも、次の待ち合わせが複数の方とのお約束で、ズラすわけにはいかず……。
なんとか頑張って、魔女の秘密展に10分遅刻で参上しました。

が、ここも連絡がぐちゃぐちゃで、魔女の秘密展の会場で会うつもりでいたら、相手はラフォーレの下で待っていたり、
もう何がなんだかで。結構グッタリしましたよ。

で、魔女の秘密展です。

んーとね、覚悟を決めていたので、予想よりも「大丈夫」でした。
ただ、なんか感想が「悪いもの、見ちゃった」な領域から抜けないのが困りものです。
インパクトが強すぎるんですよね。
薬用とされていた人間のミイラとか、切り落とされた手、ホルマリン漬けの双頭の猫、はく製にされた双頭の子牛などなど。
ブラックというか、ホラーというか。

拷問器具も、きっとほんの一部なのでしょうけれど、人間が人間に対してこれほどひどいことを
行えるというのが、なんだかもう、そこで思考が止まってしまって。

ちゃんと向き合おうと決めて音声ガイドを借りたのですが、意外にキャプションがしっかりしていて、
いるかいらないかなら、いらないかも。ただ、最後に鏡リュウジさんの呪文がついてきます。
あ、あと、ちょっと救いになるようなナレーションもありました。ただ、ナレーションの問題提起のように、
その後を考えると、また、思考が止まってしまうのですが。
意味がちょっとわからなかったのは、イヤホンガイドに「黒猫バージョン」と「白猫バージョン」があったことでしょうか?
そこ、出し惜しみする必要あるのかなあ?
黒猫のほうが、ダークな内容ということですが、ほぼキャプションを読めば事足りるので、
佐々木蔵之介さんの声が大好きとか、鏡先生の呪文が知りたい以外では、まあ、あってもなくても。
結構、「読む」が多いため、イヤホンガイドは邪魔でした。

Twitterでどなたかがつぶやいていましたが、内容が相当あっちなのに、ファミリー向けの解説がついていて、
それがなんだか本当にシュールで。ただ、あの子供向けの解説が、救いになっている側面もあります。

ただ、巡回展の良さで、大阪とは展示の順番を変えた気配があります。友人に聞いて、「そりゃ困るね」が、
「あれ? これ、最初に来ているんだ」で、わりと自然に回れました。

これ、人に勧めるかどうか、かなり微妙です。
視える同伴者さんによると、会場はスッキリしているけれど、魔女の遺品のあたりはちょっと……とのこと。
世界で唯一といわれている魔女のシャツが展示されているのですが、私もそこでじっと立ち止まってしまいました。
どんな思いで、このシャツが残されたのか。

おそらく、血を洗い流し、世間の目から隠すように保管され、守れなかったこと、助けてあげれなかったことを
悔いながら、大事に大事に残されたものだと思うのです。
愛する人の血を吸ったシャツを、どんな思いで引き取ってきたのか。
ああ、きっと、埋葬する前に着替えさせたのでしょうね。魔女にされる前のお気に入りの服に。
かつて平和で、幸せだったころの服に。

でも、説明によれば、全身の毛を剃られ、香を焚きしめられ、聖水で清められて、火あぶりだけは免れたとのこと。
火あぶりにならなかったから、シャツが残って。
ご遺族は、どんな思いで、着替えさせたのか。変わり果てた大事な人の体をどんな気持ちで受け取ったのか。

二度と復活しないように炭になるまで焼かれたという他の犠牲者と比較すると、扱いは格段に違います。
扱いが違うということは、みんな薄々わかっていたわけでしょう。あの人は、魔女じゃないと。
魔女じゃないとわかっていたのに、葬るしかない。

図書館で借りた「魔女の文明史」安田喜憲編に「現代も、イスラムに対して魔女狩りめいた気配を感じる」みたいな
一文がありました。2004年の本です。
魔法くくりの視点を外せば、異端を排除する心理は、私たちの中にしっかりあって。

この企画展、私はそれほどオススメはしません。正直な気持ちを言えば、「悪いものを見ちゃった」なので。
でも、オススメはしませんが、もし、あなたが気になるならば、ぜひ確かめに行くべきです。
きっと、ご覧になった方の数だけ、何か感じるものがあり、残るものがあり、それが、未来への警鐘として機能するならば、
魔女排斥の犠牲を未来に伝えようとした人々が報われると思うのです。

目を背けたいけれど、背けてはいけない。
ただ、その闇は大きすぎて、重すぎて、そして、非人間的な行為とわかっているのに、また、同じ過ちを繰り返す可能性が
十分にあって。おそらく、日常の中にも、いじめはあるし、意地悪はあるし、排斥や仲間外れはあって。

災いを誰かのせいにしたい心理。
コミュニティーを一色で塗り固めたい心理。
自分と違う人を受け入れられない心理。

それは、そう遠い感情ではありません。

人と妬む気持ち。邪魔者を排除したい気持ち。

それが、大義と結びつき、正義になってしまったとき、魔女とされた人たちへ向けられた残酷さ、残忍さが
また、復権する可能性があって。

また、違う側面も興味深く。
それは、絵師たちによって作られた魔女像です。

誘惑の力があるため、魔女たちは、妖艶に描かれます。
妖艶で、魅惑的で、だからこそ、悪で。
女性が誘惑に弱いから、悪魔につけこまれ、魔女になったのだとしたら、
女性たちを魔女に変えてしまった悪魔が見せた幻想はどうなのでしょうね?
そこは、醜悪に描かれていて。

男性たちに「女性の美しさ、色香に惑わされてはいけない」と警告するならば、
女性にも「こんな誘惑には注意しなさい」みたいな警告の絵があってもおかしくないのに。
悪魔が提供する快楽に溺れる図ばかりで。

世界にはあるのかしら?
たぶん、ないんじゃないかしら?

魔女展、気になるならば……。
私は、一回で十分です。でも、見ずに済ませるのと、見るのとでは……。
見てよかったと思います。