『豊穣の海』千秋楽

チケット、頑張りすぎて、再訪です。

舞台、変化しているかなー?でしたが、あまり違いはなかったような? あー、きよさまは、いくぶん感情が激しくなった気がします。初日あけて、わりと早くに見たのですが、あの時点で完成されてましたね。

席は先日より前になったのですが、前すぎるとつらいですね。逃げ場なし。サザンシアターは、少し下がったほうがいいみたい。前、つらい。

壮大な物語をよくぞ、コンパクトに!でした。脚本の方も、カーテンコールに呼ばれ、現場のご苦労を思いました。ま、ちょい前過ぎた。今月は、あと一本かなー? まだ、見るかなー? です!

NODA MAP

観るんですよと言ったら、よく取れましたねと言われました。

地獄でした。取れなさ過ぎ!

二階見切れ席で、なんとか。池袋は、ちょい遠いので、緊張します。

美しい舞台でした。転換のフォーメーション、素晴らしいですね。

懐かしい男役でした。天海さん、今、51歳でしょ? どんな再現力でしょうか?

おかげで、先を見たい、進みたいと思えました。つかの間、時を取り戻してもらえたので、ああ、私はちゃんと進んだ、大人になれていると思えました。

先へ行きたい。

先が見たい。

あの短く、駆け抜けた時代。

そういう個人的なフックは横へおき、作品自体を極力フラットに見る努力をしますと。

姫さまは、残りますね。深津絵里さんのすべてが、忘れがたい。

また、雅楽、笙の音から始まるクライマックスは、すみません、すみません、でした。すみません、すみません。あ、また、個人的なフックですね!

話は、歌舞伎にもなっているせいか、パラパラしてしまい、ちょい飽きがきます。大筋はいいですよね、でも、これ、たぶん、初演が一番良かったんじゃないかなー?見てないけど。こちらに限らず、本職不在の歌舞伎の見栄、能のすり足あたりは、見せられると萎えます。嘘くさく、現実に引き戻されちゃうんですよね。歌舞伎版、歌舞伎役者客演なら、きれいに決まっても、普通の舞台だと、ふーん、です。

ベースが小劇団だから、あちこち、つぎはぎしたような印象を持ちます。きれいでした。姫さまの声はずっと聴いていたいです。

でも、先へ行きたいです。進もうと思えました。

ブレイク

くったり。

ひたすら、寝ました。

朝起きて、幸せで。

幸せなまま、Twitterのメッセージ機能、LINEでたわいもない話をして。今に至ります。

軌道修正をしてくれる人が、あちこちにいるんだな、と感じます。パチッとハマると、うまく再起動がかかるのです。

進むべき道があり、果たすべき役目があり、仕掛けていく強さも必要で。視界はクリア、助けもあり、私も他者を支える余裕が戻り、うまく機能させていきたいと願います。

丁寧に。じっくりと。

期待に応える生き方。同時に、人に振り回されない。カチッとやりたいと思います。

スイッチが入って、まず、したことは、ストレートプレイのチケット確保です。

新国立のアリス、素晴らしかったのですが、あの素晴らしさは、言葉を封じたダンスだったから!

ミュージカル版を見たこともありますが、バレエ版同様に芋虫のシーンでときめいただけで、後味が苦く、残るものは少ないのです。芋虫シーンは、どちらもオリエンタル風味、ミュージカルは、妖艶な印象もあります。

歌やセリフが入ってきたら、金曜の幸福感には、届かないはずで。では、ミュージカルなら、何が正解で、ストレートプレイなら、何が正しいのか、きちんと見極めたいと感じました。これが、スイッチ。

スイッチ、入りました。

ありがたいことです。

疲れ果ててしまい、早く寝たら、真夜中に猫に起こされました(笑)。起きて起きてブルースを歌い、人間の耳には、ナーナーナーと響きます。布団から出ている私の足を前足で、ぽこぽこします。笑ってしまい、起きました。

ぽこぽこ寝起き。いいでしょう?(笑)

さらに、狭まる!

最近、「世界は広いのか、狭いのか」というテーマで、
アメブロに書いたのですけれど、昨日、さらに狭いと
感じることがありました。

編集さんとの飲みで、連れていっていただいたお店で、
プロデュース公演をやるんだよとうかがい、脚本や
舞台監督の方にも紹介されました。
その場の流れとノリで、「よし、行こうじゃないか!」と
観劇を決めたのですが……。

昨夜は、その公演でした。
もう、会場の客席で、ニアミスの連続です!

まず、併設されているバーで、席の譲り合いをした女性は、
なんと編集さんの仕事仲間のお連れ様でした。
お連れ様が「お待たせ!」ってやってきたら、待っていた女性よりも先に
私の連れである編集さんが「なんで?」と素早く、反応しました。

知り合い同士で、席の譲り合いをしていたわけです。
この遅れてきた男性の奥様が、今回の出演者のひとり。
ダンサーさんだそうです。

盛り上がりながらも、さらっと流れ、自由席について
「ああ、さっきの女性はあちらにいるなー」ってぼんやり眺めたり
しておりました。
が、その隣にいる人が、どうも見覚えがある気がしてなりません。
ん??? 似ているけど、でも、いるわけないし。

「章月さん!」
「えー!!! やっぱり!!!」

笙仲間がニコニコしています。習い始めた順番だと、先方が妹弟子になります。
「なんでー???」
「えー、編集さんのつながりで。そちらは?」
「ダンサーさん、13歳のころからの友人なの」
「えー!!! さっき、お友達と席の譲り合いをしたんですよー。ね!」

またもや、話の流れで、10月のコンサートに行くことになりました(笑)。
最初の女性は、ソプラノ歌手さん。
私の笙仲間は、オルガニスト。パイプオルガン弾いちゃう人です。
一緒にコンサートやるんですって。

終演後、ダンサーさんともちょっとお話しして、
「実は、オルガニストの彼女とつながっていて」と言ったら、
「ええええ!!!!」と驚かれました。
ホント、世界、狭いから!!!

ダリア

こちらは、昨日思いついて持参したダリアです。
久しぶりに、花束を作ってもらいました。
お花屋さんで見た途端、ひとめぼれです。
「あの花、ダリアですか?」
「ダリアです」
「ダリアに何か合わせて」
「トルコキキョウとか?」
「いいですね。あ、白いやつだと?」
「はい」
「あー、ダメだ。最初の色で。あ、紫は?」
「はい」
「あー、アリだけど、くどいですね。最初の色でお願いします」
結局、お花屋さんのセンスが正しいのです。わはは。
まあ、そんなもんですね。

高いお花屋さんでお願いしたのですが、やはりすごいです。
一瞬で、「おっ」を創ることが出来ます。
この「おっ」、結構大事ですよね!
こちらは、女優さんへのプレゼントになりました。

そして、もうひとつ、大事な発見が!
私は、劇場に属する人間なのでしょう。
ずっと離れていたけれど、今回、クリアにわかりました。
収穫の多い夜でした。

しかし、まあ、世界狭すぎです。なぜ、こんなにつながりますかねえ???