日々のこと
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内的な変化。
本を読めるようになりました。
まだ、軽いものですが、1日1冊ペースで読んでいます。
活字が好きなのに、ずっと読めなかったのです。
入院したときも、読書の習慣が戻ってきて、そして、
退院したら、いつのまにか消えていました。
うまいなあと思ったのは、「侠飯」。
TVドラマにもなっているんですってね。
タッチは軽く、運びが巧み。
1巻にギュギュッと詰め込まれていて、痛快です。
2、3巻は、まあ、それなり。
侠飯で鍋に入れるつくねについて学んだので、
実践しております。押忍!
「こんなツレでごめんなさい」は、昨日、図書館で借りて読んだ本です。
著者は、「ツレが鬱になりました」のツレ、望月昭さん。2008年の本です。
平松洋子さんの本の中に出てきた車谷長吉さんの「人生の救い」。
朝日新聞に連載されていた人生相談です。
終始一貫しているのは、「破綻してからが人生」。
人生の深みと苦み。
止まってもいいんだよ、緩めないと苦しいよ。
蔦屋書店のオリジナルのしおりにあります。
「本の世界におかえりなさい」。
シーンと静まった世界の中で、ページを括る音だけが響きます。最近の私。
オフェーリアの死
昨日のイメージが繰り返し、浮かびます。繰り返し、繰り返し……。
吊られた額縁、そこに漂うオフェーリア。
オフェーリアの死は、私の中でミレイの絵画が最高峰で、他の追従を許さない感じだったのですが、
それに並ぶ美しさだったと思います。
が、Twitterだと、案外、その後のデュエットダンスに称賛が寄せられていますね。
そうですねえ。ダンス公演としては、見どころのひとつですよねえ。客席ニーズはありますよね。
それでも、冗長と感じるのは、私の中の「ハムレット」は、寄り添わない魂たちの物語だからかもしれません。
失われて初めて、大事さがわかるもの。そういう喪失の物語なので、オフェーリアの死の後は、
孤独で結構、みたいなストイックさがあるのだと思います。
まず、2人で踊って、後半、オフェーリアが消えて、同じ振りをハムレットだけでトレースしていく。
たとえるなら、そんな仕掛かなあ? 陳腐だけど。
死もテーマだけど、孤独もテーマだと思うんですよねえ。二人で踊っていたつもりだったけれど、
本当は一人だったみたいな。
オフェーリアの死までの前半は、「すごくいい。明日もどうにかして見たい!」だったのですが、後半で「うん、きょうの感動を大事にしておこう」と気が変わりました。お財布には優しく、ありがたいです。
また、中村恩恵さんの凄みのある役を見てみたいと強く思いました。
マクベス夫人とか、めっちゃ合うと思うんですよね。
でも、シェイクスピア・ダイジェストが見たいわけではないので、そっち系ってことで。
ベースが慈愛で癒しだから、それが転じたとき、奥行きが出て絶対に美しいはず。
今後の楽しみが増えました。
あと、ガートルートの「お前は汗っかきだから」のシーンも、ツボです。
よくぞ、アレを入れました。ふふふ。
DEDICATED 2016-DEATH-「ハムレット」
久しぶりに、首藤康之さんを見に行きました。ハムレットが坊主頭なのが謎でしたが、なかなかよいステージでした。
中村恩恵さんと質感が合わない気がして、数年見るのを辞めていたのですが、今回は非常にバランスがよい気がします。
ハムレットとガートルートというのが、イメージに合うからかもしれません。首藤さんは硬質、中村さんは柔らかい印象があり、どうも異次元な気がして、ずっとダメだったのですが、今回はよいです。
オフェーリアのターンは、ガートルートの二役、光と影、二面性と解釈すれば、イケます。初めて心穏やかに、このふたりのステージを見ることが出来ました。
作品としては、後半が惜しいです。だって、一番美しいのが、オフェーリア溺死のシーンなんですもん。
そこが白眉で、あとは、普通にまとまってしまい、デュエット、少なくとも、私には需要がないぞと思ってしまいました。誤解しないでくださいね、デュエットがイヤなんじゃなく、「オフェーリアの死のシーンで完結」が余韻が残り、素敵だと感じるせいですよ~。
戯曲だと、ガートルートの説明で終了ですもんね。オフェーリアの死は。大事なキーですが、悲劇を生き、破滅へ転がり落ちていくハムレットにとっては、絶望のひとつでしかないはずで。
前半の凝縮は、オフェーリア死んじゃったよデュエットダンスで緩んだ後、単なる物語回収に変わっていきます。
80分出ずっぱりの首藤さんに無理を言いたくありませんが、オフェーリアの死のターンに匹敵するハムレット苦悩のダンスがあってもよかったんじゃないかと思います。踊らなくても、なにか絵になるシーンがあれば! 後半がより締まるでしょう。
構成に、もう一工夫というか。
前半、いろんな要素を叩き込み、かつ、非常にコンパクトにまとめ、オフェーリアの死が忘れがたく美しかっただけに、デュエットは冗長(キレイでしたけどね)、その後のはしょり方が惜しいと感じます。
中村さんは、包容力と母性のダンサーさんで、大人だからこそ、悪女や愚かな女も似合うんですね。ガートルートは、すごく良くて、いままで私の中で座りが悪かったものが、やっとすっきり収まりました。
裸で勝負出来ちゃう女の子たち、体で勝負するダンサーさん。「快楽の館」の後、「鍵のかかった部屋」を挟み、ダンス公演は、いろいろ考えさせられました。
快楽の館/鍵のかかった部屋
■快楽の館
友人の予定についていき、原美術館にいきました。いま、かかっているのは、篠山紀信さんの「快楽の館」。
原美術館での撮り下ろし、ヌード写真展です。
壇蜜さんが際立ちます。誰もあの空気にかなわない。
やたら目を引く子は、人気セクシー女優だと友人に教えてもらいました。紗倉まなさん。
あとひとり、大変身体能力が高そうなお姐さんがいて、モデルさんたちのプロフィールを知りたくなりました。平成も終わりかけているのに、昭和アングラ、新宿の空気が生きているのが、新鮮でした。篠山紀信さんの中では、同じ時間の続きなのかもしれません。
一面の赤。
天井から吊られた無数の鍵。
不思議と落ち着く空間です。






