自転車置き場の人間模様

昨日、大荷物で最寄り駅につき、さ、自転車に乗せて帰りましょう……の段で、
流れが止まりました。
精算機が故障していて、自転車が出せないのです。なぬう?

キレ気味の女性に説明され、男性が交渉の電話をかけていて、
かなり高圧的に交渉しましたが、「遠隔操作はできない」の一点張り、
メンテナンスが到着するまでに、90分と聞き、ありえんわけですが。

大荷物過ぎて、徒歩は無理、明日、自転車を取りに来るのは面倒くさい、
そこに新しい人がやってきて、すぐにクレーム電話を入れました。
こちらは、よどみなく、理詰めでスマート。

あとから、コールセンターで働いていると教えていただきました。

なるほど! ツボを心得ている! 上席という言葉も新鮮でした。

なんだかんだで、「きょう出せないのは仕方ないけれど、故障の超過分払うのはイヤですよねえ」になって、今度は私がかけることに。

なんとか無料にすると言質を取り、じゃあ帰ろうとしたら、コールセンター嬢が、「張り紙をしておきましょうか」みたいになって。

適当な紙に書きだすので、書き終わるまで待つかーになり……。

また、数人増えて、数人帰り、その場にいた男性がバッグからセロテープを出してきて、「すごい、よくお持ちでしたね」と言ったら、「アイドルの追っかけをやっていると必要なんで」とおっしゃいます。おお、身に覚えがあるぜ。

が、しゃらっと教えてくれるあたり、何かがおかしくて面白いです。

張り紙を書き終わらないうちに、人の好さそうなメンテナンスの人がやってきて、「すみません、すみません」になりました。料金精算機ではなく、一台一台出してくれるのです。一番に出してもらいましたが、なりゆきで張り紙さんとセロテープさんの出庫も待って……。

そこへ男性がやってきて、「あ、今」と話しかけたら、「あれ、まだいたんですか?」で、最初の男性でした!
「えええ? おうちに帰られたのですか?」と聞くと、「違うんですよ。だいぶ行ってから、『自転車にカギ、差しっぱなしだった』に気づいて」とのこと。
だいぶ、どちらまで? 本当にだいぶ、でした!!!

なんだか不思議な演劇的な体験でした。帰宅は、40分くらい遅れました。

このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年6月23日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃