「言い当てる」ということ。

ずっと抱えているお仕事がありまして、でも、なかなかそれにかかれなかったのです。
やっと昨日、他が終わって(まあ、オペラとか見ているわけですが)、本格的に始動しました。

仲良しの涼月くじらさんと電話で話して、
「やっと取り掛かれるよー。嬉しいよー。集中して書けるって、最高! でも、仕事入ったら、受けちゃうんだよ。私」なーんて話したら、数時間しないうちに、メールをいただきました。
お仕事の依頼ですよぉぉぉ!!!

きっと、世の中の仕組みは、そんな風に出来ているんですよね!

言い当てるというか、引き寄せるというか。

だから、使う言葉は、選ばなくてはいけなくて!
話す内容も、気をつけなくてはいけなくて! 明日も、頑張ります!

 

強力な睡魔vs本日のノルマ

きょうは、とにかく眠かったです。

もう今週は、一日平均10時間以上はキープしているのですが、
それでも、まだ眠いというわけで。
本当にもう、どうしようもありません。

朝5時からブログ更新から始めたのですが、お昼の12時前に眠さのピークが来ました。
諦めて、寝ました。
最近、奇妙に立派な部屋にいる夢を見るんですよね。
またもや、調べてみたら、いい意味があるみたいで、よかったですが。
部屋は、夢主の器なんですって。広くて、キレイ。あるいは、ゴージャス。
そういう人間になりたいです。

きょうは、300ワード地獄デーです。
300ワードで、28種類書き分けます。
来週が使えないので、出来ればきょう中、あるいは、多少こぼれても明日って思いながら進めていたのですけれど、ぐーぐー眠ったわりには、なんとか終わりました。
計算すると、原稿用紙21枚。一日の労働量としては、まずまずでしょう。
というか、これ以上書くと、細切れに眠らないと持ちません。

意外かもしれませんが、長めの文章よりも短い方が大変なのです。
今年一番つらかったのは、40ワードで仕上げた366日の占いを60ワードに書き直し命令が出たときでしょうか。あれは、目の前が真っ暗になりました。
40文字と60文字、詰め込める情報量が違うため、泣きながら書き直しました。

逆に、楽な仕事は……。

うーん、対面占いかなー?
この前の鑑定会は、ワークショップ形式にするしかなかったのですが、1対1のほうが私は楽です。たぶん、私、エネルギーバンパイアなんですよ。くたくたになっていても、人を前にすると、そこからパワーをいただいて、元気になれちゃうんですねえ。
根っから人好きなのでしょう。
ただ、ワークショップ形式だと、みなさん、それぞれのテンションが違うので、落としどころを探しているだけで、くたくたになります。話がつまんないとどっか行っちゃう人も現れるし……!!! おーい、ここにいてよぉー!!とは、いえませんでした(笑)。

空間的な要素も大きいと思うんですよね。
快適さを感じられないと、意識が違うところに行ってしまいます。
ワークショップをやるなら、環境を整えないとダメだなって思いました。

癒しフェアとか、編集さんオーダーの占い会とかが、面白かったです。
1対1、好きです。ちゃんと向き合えるから。
あ、でも、仕事って形にはしていないかー。
最近、思うんですよね。対面、向いているんじゃないかと。

そういえば、昔、編集さんに「つきあって!」と頼まれて原宿の母に見ていただいたことがございます。別に、道場破りに行ったわけじゃないので、正直に「占いを書いているんです」と伝えました。そのとき、「あなた、対面に行きなさい!」と熱く語られたのでしたよ。ああ、どうしてこういうことを忘れてしまうのでしょうね?

まあ、でも、チマチマ、40ワードとか、60ワードに文章をまとめるのも好きなんですよね。
中核は、モノ書きですし。
こうやって、頼まれてもいないのに、いっぱい書いちゃうし(笑)。
ただ、対面は嫌いじゃないなー。むしろ、好きだなーって思うオレ100発売日でした。
オレ100締め。うん、著者として、間違っていないですよね!

オレ100

ちなみに、この『オレを知る100の質問』が、ウワサの「力技仕事」です。ハハハ。
もし、お目に留まったら、どうぞ、章月のチカラ、見定めてやってくださいませ。
よろしくお願いいたします。

赤は少ないほうがいい

昨日、「校正さんが『著者の直しが少ないけど、大丈夫?』と心配していましたよー」と編集さんに言われました。
「『章月さんは、ほとんど直さないですよ。心配しなくて大丈夫』と言っておきましたー」とも言われました。まー!!!

校正さんに心配される著者、章月綾乃です!

本が世の中に出る前に、校正という作業がございます。
著者、担当の編集さん、編集部の方、関係者の方々、そして、最後の砦となる校正さんがいらっしゃって、それぞれがチェックしてくださり、やっと本格的に印刷されます。

修正は、赤いペンで入れるお約束があるため、「赤が少ない」は、「直しが少ない」という意味になります。

で、私はほとんど直さないです。
なぜって、昔、編集の仕事もやっていたからです。ちょこっとだけね。

当時は、写植屋さんに持っていく世界で。
直すのは、非常に大変だったのです。手作業の世界ですから。

段組みを壊さないように、同じ文字数で差し替えたりしましたっけ。
デジタル処理される今でも、そのときの緊張とクセが残っていて、「極力直さない」、「直すときは最小限」、「同じ文字数」、もしくは、「文末は多少の伸び縮みはOK!」としております。

だってさー、直し始めたら、絶対キリがないですよー。
「もっと、いい表現はないかなー?」とかさー。迷い始めたら、真っ赤になるに決まっています。もっとも、章月、そこまでの執念や根性に欠けているので、真っ赤戻しは違う意味で無理って気もしますけれど。

基本は、編集さんに渡す前。そこまでが、著者が自由に直しが出来る段階で、あとは人様に委ねるものだと勝手に思っております。

もうひとつ、直らないクセがございます。
それは、指定文字ピッタリに書くことです。200文字と言われたら、マイナス2文字の誤差で出します。ほとんど、きっかり埋めます。
そらあもう、厳しく指導されたので、やたら、厳格です。
先輩たちも、「そうなのよ。ピチッと書かないと気持ち悪いのよね」っておっしゃいます。
これ、ネット全盛の今の時代、結構珍しい気もいたします。
ネットからブレイクした占い師さんは、「文字数指定なんて、目安でしょー? 私は書きたいだけ、書きますよー」みたいなことをおっしゃいます。
また、編集さんからのオーダーも、「ネットなので、多少、伸び縮みして大丈夫ですから」と言われたりします。

が、私は気持ち悪いんですよぉぉぉ!!!

牡羊座が200ワードで、魚座が250ワードとか。そういうのイヤなんです。
どの星座も平等に、同じように接したいし、愛したいのです。
だから、きっちり癖は、残しておくつもりです。

あ、でも、気ままにブログに書いたやつは、別に何も考えてないか―。
「赤を入れない」、「12星座平等に」は、強い意志で貫かれているということなのですね。
ホホー、偉いじゃないか!!!

紙焼きにトレペを重ねて、アタリを取ったりとか、まあ、古いやり方は知っているのです。
この前、偉い人と「昔はそうでしたねー」って盛り上がって笑っていたら、若い編集さんが目を丸くしていました。直す度に、いちいち薄暗い写植屋さんに足を運んだりする文化、もう遠い記憶のかなたなのですねえ。きっと、これを読んでくださっている大半の方は、私が何を言っているのかわからないと思うのですが、どうぞ、お許しくださいませ。ただ、ただ、懐かしいのです。昭和と平成の変わり目くらいまでに、あった話なのです。

 

『7日でできる思考のダイエット』

思考のダイエット

この前、Bunkamuraでレオナール・フジタ展を見た時に買った一冊です。
なぜ、レオナール・フジタから、ビジネス書に行っちゃうのか、我ながらよくわかりませんが、約一ヶ月かけて読み切りました。7日って書いてあるやんというつっこみは、ナシで(笑)。

いや、どうも最近、読書の気力がなくて。
仕事で読まないといけないものが出てきちゃうため、一冊を読むのに時間がかかっちゃうんですよね。この本、ずっと持ち歩いていたため、非常に年季の入った風貌になっちゃいました。

この一冊には、売れっ子アートディレクターの英知がいっぱい詰まっているのですが、なにより私に響いたのは、「短く、早く」でした。
「やっぱり、素早いレスポンスがいいよね!」

以前、「急ぎ仕事ばっかりやると、そういうのばっか来るよ」と言われたこともあるのですけれど、「それ、何がダメなの?」って思っちゃうんですよ。時間かければいいってものじゃないですし。いや、持続力のなさの言い訳かもしれませんけれど。

急ぎ仕事、無茶ぶり仕事は、そりゃ、あげるまでは苦しいですけれど、やると決めれば、ナチュラルハイになって、自分でも驚くようなモノが出てきたりします。実は、キライではないのです。
でも、最近、ちょっとダレていたので、ちょっと時間をもらっていたのですね。
たとえば、すぐに返事をしないで、帰宅してからとか。

でも、本書は、「やっぱ、スピードでしょ!」って教えてくれました。荒削り、未確定要素がいっぱいでも、さくっと返すと、相手も策を立てやすいとあります(意訳ですよ?)。でも、これ、考えてみれば、当然ですよねー。状況は伝えたほうが、親切です。
なので、改心しまして、最近はレスポンスの早い人に戻りつつあったのですけれど。

さっき、度胆を抜かれました!!!

だって、ついさっき出したサンプル、編集さんから数分でチェックが戻ったんですよ!!!
しかも、移動中の乗り物の中から!!!

久しぶりに、大感動しました!
デキるオトコは、違います!
私が朝カレーを食べている間に、仕事が一段階先へ進みました。びっくり!!!

リアルに、「短く、早く」を実践なさっている方がいらっしゃるわけです。もちろん、この本の影響じゃなくて、もともと、決断が速い方なんだと感じます。こういう方々のおかげで、世界がスムーズに回っているのかもしれません。

やっぱり、早さ。
私の場合、取りこぼしもカンチガイも、当然増えていきますけれど、でも、ザクザクやっていこうと思いました。いつか精度が上がり、「早くて、的確な人」になれれば、御の字。とりあえずは、「早くて、めげない」あたりから攻めて行こうかと(笑)。

ついでに、体のダイエットも、がんばろーと思います(超小声)。ハイ。