肩こりのこと。

肩こり、身体の前面にもくるって、みなさま、ご存知でした?
私は知りませんでした!!!

昨日、三週間ぶりにアーユルヴェーダのクリニックにうかがいました。
会話が、なんか変なわけ。
「調子は?」
「やっと、修羅場を抜けたところです。この三週間は、何も教えを守っておりません」
「お疲れ様でした」

もう先生も何も言うことはない……みたいな感じになりまして。

施術をしてくださる方との会話も、変なわけです。
普段は仕事の話はしないのですけれど、まず、「こんなことがあって」みたいなところを訴えていて、自分でもアレレ?でした。
疲れ切っていて、なんだかわからなくなっているわけですね。

で、「体が冷え切っていますよ」ってことになり、いろいろやっていただくうちに、胸に激痛が走りました。えっと、肋骨の上のあたりでしょうか?
「イタタタ!!!! なんですか、ココは」
「肩こりです」

肩こりぃぃぃ???

「肩はココ(いわゆる肩ね)だけじゃないんですよ」

腕のスネ(言い方がよくわかんない)も、イタタタ!
「肩こりですよー!」

もちろん、背中もバリバリ、足のスネも拷問ならなんでもしゃべっちゃうレベルでした。
あ、普通はこんなに痛い施術じゃないです。私の状態が悪すぎるのです。
「精神力だけで、やっちゃうんですね。もう体のココくらいしか生きてない感じですよ」
にゃー。確かに、そんな感じ。水の中にいるような感覚で、このところ過ごしております。

「あー、足のここも、血流が悪いですね」
「見るだけでわかりますか?」
「わかりますよ。靴下の跡がついていますもん」

これには、大笑いしました。半裸なのに!!!
パンツ一丁で大笑いする女。
どんだけ、シュールな図なのでしょう?

で、揉みほぐされ、温められて、みなさまがアーユルヴェーダで連想するアレ、シロダーラもついてきて、ちょっと寝ちゃったりして。

だいぶ回復いたしました。
で、昨日は初体験もありました。
それは、バスティ。座薬のように、薬用オイルを入れていただくのです。
死ぬほど痛い尿管結石も、座薬でおさまりますので。本当に効果があるのでしょう。
治療自体は、ほんの一瞬。あっさりしたものです。

これはねー、楽です。
普段はナスヤがもれなくついてきまして、だんだん慣れてきたとはいえ、ナスヤは、結構キツい工程を踏むのです。ちょっとぐったりしちゃうような。でも、バスティは、ぐっすり寝た時みたいな内面の充実があります。面白い!
身体が拒絶するかな???って思っていたのですが、そんなことはさっぱりなく、きっと、必要だったんですねえ。

で、そのまま、帰って寝るのが一番だったのですが、日程的にどうにもならなくて、笙の稽古にもうかがいまして。
笙の稽古をして、帰宅したら、妙に目が冴えて、家に帰ってからムダに長く起きていました。
アレ、なんなんでしょうね? ムダだってわかっているのに、ダラダラ起きているわけです。
もっとも、この三週間、ぼんやりタイムはなかったのですけれど。

アーユルヴェーダ、私はイイと思うんですよね。
私は、不摂生一直線ライフだから、効果がちゃんと出ないだけできちんと教えを守れば、非常に健康的にコンディションをキープできる気がします。
ただ、聞いたところによると、サロンは増えていますが、隠れた問題も多くなっているそうですよ。
シロダーラは、額にオイルを落としていく施術で、脳のマッサージとかキャッチコピーがついていることが多いのですけれど、オイルの使い回しがあったりして、怖いそうです。
実際、受ける側はわからないですからねー。でも、見ず知らずの他人の身体を通った、それも、顔や髪の毛を経由したオイルで、眉間をポタポタ、感覚的にいかがでしょう???
衛生的にもアレですよね。だって、施術前にシャンプーしたりするわけではないですから。
どこのサロンがいい、悪いはわからないですけれど、値段はひとつの指針になるかもしれなくて。安いとどうしても、どこかで削ることになりますから。
というわけで、もしも、「やってみたーい!」があれば、サロンやクリニック選びは慎重になさってくださいな。

今は、絶好調の6割くらいの感覚でしょうか?
仮死状態から、よくもまあ、回復したものです。
週末にかけて、すこしゆるめて、来週からはいい人間に生まれ変わりましょう。

さて、きょうは、立冬。暦の上では、ここから冬です。
肌寒い雨が降っておりますが、どうぞ暖かくお過ごしください。

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