カンパニー・フィリップ・ジャンティの『忘れな草』を見てきました。
「幻惑」という言葉しか浮かびません。
クラクラします。どれが人間? どこから人形?
布の扱いが見事で、見惚れました。あるいは、あの渦巻きがクライマックスでしょうか?
世紀末パリ、ロイ・フラーに魅せられた人たちの気持ちがちょっとわかりました。
羽根も美しかったのですが、人間の身体は、羽根を得たら腕を失うのかと連想が広がり切なくなりました。
全編が一人の女性の記憶のコラージュとのこと。その視点では、感想をつづれませんが、美しかったです。
パルコ劇場では、26日まで。全国巡回、2015年、東京公演あり。