入院11日目2

昨日は、相槌さんが佐藤あいこさんの本を貸してきださいました。新入り改め、説法さんも売店の方に借りて同じ本を読んでいて、私は、退院タイミングがよくわからなかったので、ピッチを上げて、一気読みをしておりました。

ら!

「この110ページから読んでな」と説法さんが読書指南にやってきます。

好きに読ませてくださいよ!

説法さんは、一日中、「親に勝るものはない」念仏を唱えます。感化され、面倒見のよい意識高いさんのインナースペースが開いてしまい、ちょっと危うい状態に。

意識高いさんは、しっかり者。家族思いで、地域を支えます。ベースには、亡きご両親、戦争を潜り抜けた祖母への思いがあり、正義感が強く、「私がなんとかしなくては」でキリキリ生きていらっしゃいます。

ふたりのお嬢様が心配、特に傷つきやすく、不器用だけど、真摯な妹を気に病み続けています。

・今まであったものを絶やすわけにはいかない。

・娘に幸せになってほしい。

行動理念は、ふたつだけ。

が、お話を聞いていて、つい言っちゃいました。

「なぜ、また、お姉ちゃんが悪いなんですか?」

どこの家族にもある決めつけ。何があったかではなく、誰が関係したかで、審判が下っています。おそらく、家族の中でお姉ちゃんだけが異端児、自由気まま、威張っていて、妹はいつも我慢なんでしょう。が、やられっぱなしなんて、あるかいな。

仮に、妹かやられっぱなら、そりゃ、自己責任ですよ。姉妹で折り合いは付いているのに、ママとパパはいつも妹を弱いものとして扱います。弱いもの、かわいそうな子、もっと幸せになっていいはずのかわいいかわいい娘。

仕事をしているのに話が切れず、つい、言っちゃいました。

妹さんは、強い。ちゃんと立ち上がる力を持っています。しかも、環境を変える段階、変化の時なのに、なぜ、今の状況での悩みをママが気に病むのか、わかんない。次のステージで、やることもつきあう人も全とっかえになるのに、今の条件で先について悩んだって、意味がない。まったく無駄。また、視点が娘の目の高さというのも、ダメ。娘と同じレベルで解決策を探しています。ママなら、ママの視点、サポートを考えなきゃ。

娘を心配するあまり、神経質になり、過剰対応しています。「あの子は傷つきやすくて」「苦労ばかりで」じゃなくて、「あなたを信じている」「あなたはママが見えない世界を見に行き、ママがやれないことをやる子よ」だろ?

信じてやれ、泣いたって、転んだって、あなたの娘は、また、立ち上がっているじゃん! ちゃんとリベンジ出来るじゃん!

現状を変える力はあるのに、合わない現状が悪いと守りに入っています。くだらねえ。また、妹もママを親友化し過ぎだろー! ずるいよ。そりゃ、姉ちゃん、我が道を行くよ(笑)。

また、地域を支える意識も、過剰。これまでは出来たけど、体壊れたなら、無理なんだから、降りればいいだけ。が、降りたら、自分じゃなくなるから、頑張りたいわけ。やりたきゃやりゃいいけど、また、ぶっ倒れるだけじゃん?

ここに説法がガンガン入るから、また、話がカオスにこじれていきます。気づくと、説法さんのカウンセリングルームになったりして。着地は、ひとつだけ。親の愛、親に勝るものはない。

問題は、「親」の定義なんですが、根底にあるズレにママは気づきません。まあ、これはいっか、放っておいても。ただ、話すだけでも、カタルシスありますしね。

説法さん、娘さんの旦那さんにとてもよくしてもらっているのに、うちに旦那みたいなのが好きなんだってさ。若く見えるわあ、立派な息子さん。どう頑張ると、49歳が52歳を産めるのでしょう? 子種は、どこから来るのかな? いい息子を産んだと、姑に伝えておきますね。

あと5時間で解放です! あと5時間!

早く、早く!一刻も早く!(笑)

相槌さんは、地元密着。聞くスキルは、超一流。また、クリニックとかでバッタリ会えたらいいなあ。と思います。あと、エンドレスさんは、心配。強く立ち直って欲しいなあと願います。亡くなったご主人、エンドレスさんを守ってあげてね。

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