『ご臨終』

という芝居を見ました。

江波杏子さんは、本当に美しい。温水洋一さんは、本当に優しい。脚本もいい。

しかし、なんですか、あの暗転地獄!

ストロボ的効果、映像的な手腕、いろいろあると思うけど、観客には、生理があるんです。暗転って、本当に疲れるの!

1幕で帰ろうかと思いました。キャストが捨てがたく、がんばって最後まで見ました。

舞台装置は意欲的で、最後にアレをやりたかったからから、変則使いだったんですね。キレイでしたよ。しかし、私、センターブロックだったからいいけど、サイドじゃ、相当見にくいんじゃないかなあと思いながら、見てました。

まだ、演出家さん、若いからわからないのかな。観客は、生きているんです。人間には、生理があるんですよ。暗転の乱用、本当に疲れるの。視界に無理が生じるのは、ストレスなの。

バカ暗転がなきゃ、かなりいい芝居です。素敵なストーリーだし、熱演、当たりです。しかし、タダ券あるよと言われても、私は行かない。腹が立つほど疲れますから。

暗転乱用のバカ演出を変えてくれたら、ぜひ、また、見たい作品です。

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