まもなく、深夜2時

本日の営業がやっと終わります。
もっとも、日中フラフラと劇場に行ったりしているから、夜中まで働くハメになるわけですが。

きょうは、母が泊まりに来ています。
あれやこれやで疲れたらしく、沈没するように眠りました。
お疲れ様。

昨日、きょうと2日続けて、劇場に行きまして、やはりきょう見た『くるみ割り人形』のほうが好みだなと思います。
やっぱり、過剰なんだと思います。『ご臨終』の暗転演出。
アレ、二幕みたいに、光でつなげばいいのにって思うのです。
一幕は、一言二言セリフを言うと、バシッと電気が落ちて転換。この繰り返しが拷問のようでした。
二幕は、ちょっとだけ、光が残るんですね。主に小道具の受け渡しのための演出部の手元明かりなのですが。
でも、光がちょっと残るだけで、目がラクなんですよ。
目を閉じて温水さんの声だけ聴いていようかと思ったくらいですもん。あまりにつらくて。
ほんのちょっとの配慮で、全然印象が変わるのですが。

もしも、あの暗転攻撃がなくて、やわらかな光でつながれた物語になったら、
どっちが好きかなあ?

うーん。

温水さんは、ひとつの完成形だと思うのですが、発達障害っぽい印象も与える役作りですよね。
そっちかなあ?って思ったりもするのです。単に不器用な性格でトレースし直しても、成立するような気がして。
でも、コミュニケーション不全くらいじゃ、あの機械は作らないかしら?
いや、それも、ブラックユーモア的な処理で、収めようとすれば納まりますよね。
クソまじめで、どこまで本気かわからない系の人物ならば、アリかもしれません。変人系というか。
でも、そのバージョンも、温水さんで見たいです。私はきっと、そっちの方が好き。

観劇後にあれこれ考えられるのは、幸せなことかもしれません。

『くるみ割り人形』は、本当に上質でした。
違うモチーフで、2つの世界が交差するようなのが見たい気もしますね。
石丸さんパートと首藤さんパート。
石丸さんが語り部としてではなく、役者として存在して。
踊りがセリフの添え物、挿絵にならない形で。
美しく、華やかなピアノが、両方をつなぎ、まとめていく。
なんかそんなやつ、すごく見たいです。

さて、贅沢な時間を持てたので、明日も頑張れそうです。みなさまも、よい夜を、そして、よい一日を。

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加