今夜は、断酒会の見学に行って参りました。
断酒会、なんとなく想像はつくけれど、よくわからないって思っていたのですが、
行ってみてわかりました。
体験を話す、聞く。
言葉にすれば、それだけ。
それだけだけど、非常に意味のあることです。
なんの気まぐれか、生存本能なのか、よくわかりませんが、
酔っぱらいながらも、弟もついてきたので、いろいろな会員さんに励まされました。
「本人8割、あとは、家族かな? でも、ここに来たというだけで、第一歩だね」と。
えっと、いろいろな方からの言葉をミックスしています。
きょう、ひとつ、気づいたことがありました。
アルコール依存症は、知らない間になっちゃう病気なんですよね。
ある日突然、それまで大丈夫だったことが、大丈夫じゃなくなってしまうのです。
ただ、アルコールは非常にありふれていますから、本人もまわりも危険性に気づきません。
「酒癖が悪い」、「飲み過ぎだね」くらいで、どんどんエスカレートして行ってしまいます。
まわりが問題視し、本人がうっすらと自覚するころには、相当進行していて、
意志の力ではセーブが出来ません。
だらしないから、意志が弱いから、そういう話ではないのです。
でも、本人が辞めると決め、酒を断つ道を選び続けることで、
アルコールの支配からは抜けることが出来ます。
欲求を退けて、コントロールしていく。
生半可なことではないと思います。
まともであり続けようと頑張ること。
毎日の決心、毎日の誓い、祈りにも似て……。
弟に感謝しないといけないかもしれません。
正しく、病気を理解するきっかけがもらえたこと。
真摯に頑張る人達のお話をうかがえたこと。
これは、行かないとわからないです。
断酒会は、優しい。
断酒したい人には、断酒会が必要。
理解しました。