入院10日目

シートパック

やっと、アマゾンから自宅へ、ダンナ経由で、シートパックが運ばれてきました。

ネットで適当に買ったものですが、試してみたら、悪くなかったので、同室のおばあちゃんたちにも振る舞いました。むりやり、全員の顔に貼ってみましたよ。

「はい、貼りますよ」配給、配給。

80、78、76歳が華やぎます。かわいいの!

80歳のおばあちゃんの肌には、するする入っていき、本当につやつやに! 乾いているんですね。

「明日また、朝の回診前にやりましょう。みんなで貼って、看護師さんを驚かせましょ」で、おばあちゃんたち、子供のようにワクワクしています。お一人様一回100円のプチプレゼント、これだけ効果と効用があれば、十分に幸せですよね。

入院が長引くと聞いて取り寄せ、配達を変えたりするうちに、時間だけが経ってしまいました。30枚2800円くらいの品ですが、帰宅後やるかと言えば猫がニャーですから、やらない気もするので、同室のおばあちゃまたちとシェアして使い切る道を選びます。

アルガンオイルは、まだ発送中。退院までに間に合わないみたい。早く届けば、簡単なボディマッサージなどにも使えたのに、ね。

新入りおばあちゃんは、おしゃべりをするほど、どんどん元気になります。関西から呼び寄せられ、孤独だったようです。気を使ってもらう、親身になってもらう、ちょっとした不安や愚痴をシェアするなど、関西にいらしたら当たり前だったことを諦め、孤独を受け入れ貝のように暮らしていましたが、病院でやっと自分らしさを取り戻し、だんだん地の強さが出てきています。また、意識高い奥様が面倒見がよいのです。いい方です。

子供を頼り、異郷へ。これ、本当に難しい。人に必要なつながり、居場所、そりゃ、よからぬものが、加速しますよね。老人を土地から引き離しては、いけません。

かと言って、一人が難しい場合は〜。新しい土地に馴染むきっかけを探さないと!ですよね。長く生きている分、プライドもスタイルもこだわりも強いから、そこを汲み取り、折り合いがつき、我慢ではなく、楽しみで日常が満ちれば、また、明るく暮らせるはずです。寄り添うこと、いたわること、励ますこと、たまには、たしなめること。老化する世界への理解を深めました。

旦那様にずっと付き添う奥様と少しお話をしたので、明日はお二人にも貼れたら貼りましょう。何故か地域保安係に任命され、「軟便が落ちてるから、気をつけて」とか言われてます。またか! きょうは、「猫、何食べた?」系。発見者ではなく、私がナースステーションに清掃のお願いに行く世界です。いつ保安係になったのかは、よくわかんないや。

「病気になんかなっちゃって、入院になるなんて!」が、「治るんだから、ラッキー。どうせ暇だから、キレイになっちゃお」で、気持ちが前向きになれば、幸せですよね。

みたいな、日曜日でした。

「マダガスカル2」を見ました。王道の消化。かわいい、かわいい。ペンギンまで、たぶん見ちゃうな。え? 入院、ずるい? ふふふ。でしょー? まったく眠れませんけどね。ふふふ。

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