ブログ考

この前、友人と話していて、軽い相談みたいになっていて。

友「もっと、私もちゃんとやらないとって思って!」
私「無理することないよー。んなの、負担にならない形でやればいいんだよ」

その辺まではよかったのですが、その続きがいただけなくて。

友「名刺を作らなくてはいけなくて」
私「仕事するなら、名刺は、あったほうがいいよね」
友「HPのドメインだけ取って、工事中でもいいから載せたほうが
いいって言われたんです」
私「えー、工事中なら、いらないんじゃない? 見ないよ、そんなの」
友「でも、出版社の人に言われたから」
私「HPだと、すぐに出来ないでしょ? ブログでいいんじゃない?
私も編集さんに言われたけれど、ブログで、結構用事が足りるよ?」
友「でも、出版社の人が、『ブログで垂れ流すことはない』って
言うんですよ」
私「……」

この会話の不毛さ、伝わります?

じゃあ、ぜんぶ、出版社の人の言うこと聞けばいいんじゃないのぉ???
なんで、イチイチ、私に意見求めるの???

それに!!!

こちらをお読みくださっている方は、ピンときますよね?
私、ここ半年、ブログを結構熱心にやっているんですよぉー!!!
友人なのに、人の努力や苦労、全否定なんですかね?

これは、久しぶりにカチーンと来ました。
問題の友人は、どうせ読んでいないでしょうから、気楽に書きますが。
一緒にご飯食べて帰るつもりだったけれど、「もう帰る」って
自然に、口から言葉が飛び出しました。
そして、次の瞬間には、もう帰っていました。
我ながら、撤収、早っ!
いやー、でも、こんな不毛な会話、お相手する必要ないでしょ? ねえ?

でも、実は、ここはどうでもよくて。続きがございます。

帰り道、ひとりでプンスカしていました。
誰も、好き好んでブログやってないよ!
でも、仕事でちゃんとしたいって思うから、書くんじゃないかって!
などなど、プスプスしていたわけですよ。プスプス。煙が出ていたかもしれません。プススス。

また、「出版社の人が『垂れ流すことないよ』って言った」というのにも、傷ついているわけです。
あーあ、いいですねえ、あなたは大事にされていて。私とはえらく扱いが違いますねえ!!!
とまあ、すっかり、やさぐれていたのですが。

心は大荒れなのに、それでも、帰宅してブログを更新する私は、やはり真面目な山羊座委員長でして。
で、書いているうちに気づいたのです。

「あれ、別にイヤじゃないぞ」と。

あ、きょうの日記は、これがテーマなんですが。

私、ブログ、イヤじゃないんですよ!!!
垂れ流しって言われれば、確かに、そうかもしれないですけれど。
書かないと、いろいろやっても、流れて忘れちゃいますしね。
自分も人様のブログを見て、いろいろ学んだり、楽しいこと教えてもらったりしていますし、
情報って、流せば入ってくるし。ブログ、きっかけで、手相見てもらいにいったりしたし。ねえ?
また、自分のブログ見て、やったことを思い出したりもします。意外に便利なんですよね。

この前の癒しフェアでも、ブログ見て、来てくださった人がいて。
感動します。ホント、嬉しいです。
読んでご来場くださるのは、いつも気にかけていただいているからですよね!
人はみんな、忙しいし、いろいろやらなきゃいけないこともあるし、いつもいつもつながって
いられないけれど、ちょっとしたスキマで、思い出していただけるなんて、なんて幸せなんでしょう!

交流が主体のSNSではなく、ブログは、ほぼ一方通行ですから。
もちろん、コメントくだされば、返しますが、それは、すごく稀なこと、貴重なことだとわかっています。
読んでくださっているだけで、嬉しくて。
同時に、ちゃんとお時間いただけるような内容にしたいって思うのです。

そう、この長い日記、何が言いたいのかといえば、
私、ブログ、嫌いじゃないんですよ! 気づいちゃいました!!!ってことなのです。

実際、私が「いいお仕事されているなあ」って人は、ブログちゃんと書いていらっしゃいます。
占いのことだったり、日常だったり、お仕事の告知だったり、さまざまですけれど。
お人柄が伝わり、「ああ、頑張っていらっしゃるなあ」とか、わかって、励みになって。
自分が今、何をしているか、何を考えているか、きちんと発信している人を、私は信用します。尊敬します。

ブログ、ムダな垂れ流しじゃないって思うんですよね。
毎日、書かなくていいし、読まなくてもよくて、でも、それでも、たまに、思い出した時に、
「あ、章月、なにやっているかな?」みたいな感じでのぞき見出来たらよくて。
でも、そこに、何かの断片があると、「そっか、そっか、私も、元気だよ」とか、「私も落ちているよ」とか、
なにか、言葉にならない対話になったりするじゃないですか! そういうこと、結構大事だと思うんですよ。

まあ、戦略的に、勝手に発言されちゃ困るってこともありますからね。
もしかしたら、友人は、そういう扱いなのかもしれませんが。
ま、しがらみがないうちは、気楽にやらせていただこうと思っております。

というわけで、友人の無神経発言に「ムッ」としましたが、おかげで、自分が結構楽しく、
ハッピーに暮らしていることに気づいてしまいました!

しっかし、冒頭の友人は、何を求めていたのでしょうか?
何を言って欲しかったんでしょう???
何て言えば、正解だったのでしょう??? 高度すぎて、私にはわかりません。
ま、いっか。

きょうも、おつきあいくださり、ありがとうございます。明日もいい日でありますように!

歩け、歩け!

ウォーキングを始めて、3週間くらい経ちました。
どうにも時間が取れない日以外は、頑張って歩いているのですが。
一昨日、体重計に乗ったら、3.8キロも落ちていました!
まあ、モトがいっぱいあるせいなんですけれどね(大笑い)。
標準な方なら、1、2キロって感じですよ。割合でいけば!!!

それでも、ずっと体重が動かなかったから、これは嬉しかったです。
初めてのサイン会で、緊張していたせいもあると思うのですが。

継続は力なりですなあ。

一日一万歩を目指して歩いているのに、まったく体重が変わらなくて。
やっぱり年かーって思っていたのですが、それでも、続ければ、結果に
結びつくのですね!
なにも変わらないように見えて、変化は起っていて。

非常にささいな成功体験ですけれど、これが次へ進む原動力になる
気がいたします。きょうも、いいお天気。歩け、歩けでございます。

象鼻杯を体験してきました!

象鼻盃

7月30日、社団法人園芸文化協会主催の観蓮会に参加してきました。
場所は、上野・不忍池。朝7時半から受付、8時スタートです。

 

上野動物公園のご厚意で、園内の池を拝観できました。なんと、園長さん直々のお出迎えです。
すごい企画に参加してしまったのかもしれません。
ガイドは、江戸園芸研究家の小笠原左衛門尉亮軒さん。
80人もの参加でしたが、イヤホンガイドで、離れていてもきちんとお話がうかがえます。

蓮 蓮 蓮

蓮は、開花してから4日で散るそうです。写真は、それぞれ、一日目、二日目、三日目。

蓮

そして、左奥が四日目。

早朝30分くらいかけて、ゆっくりとほころび始め、お昼には閉じてしまうそうですよ。

上野動物園の中の池に比べると、弁天堂の周りは、ヨシやガマに押されてしまって、
蓮の生息スペースが逼迫しているそうです。
「動物園の中に比べると、花の数が少ないでしょう?」
ホント、その通りです!

「本来、人の手で手入れをしないといけないもの。ヨシが枯れると、そのまま、島になってしまい、
やがては、池が消えてしまう」そうですよ。

象鼻杯  象鼻杯

場所を東叡山寛永寺辯天堂書院に移しまして、
寛永寺の寛永寺長臈(ちょうろう)の浦井正明さんによる「仏教における蓮」、
江戸園芸研究家の小笠原左衛門尉亮軒さんによる「江戸時代のハス」のミニ講演がありました。

蓮は、仏教にとって非常に大事な花。
そして、かつて、不忍池には、10種類もの蓮があったそうです。

一般に、象鼻杯で知られていますが、雅な言い方は、「碧筒酒(へきとうしゅ)だそうです。
象鼻杯

蓮の葉を盃に見立て、お酒などをいただきます。

蓮

弁天堂の境内に戻ると、こんな風に用意されていました。

象鼻杯

広げた葉を渡されます。

象鼻杯

まず、葉の上でころがして、色香を楽しみます。非常にキレイです。
そして、ストローのように、クキを使って飲むのですが……。

すきっ腹の朝11時のお酒、回りますっ。危険です。

象鼻杯

帰り道、枯れかけた葉も映してみました。かつては、こういう枯れた葉も、
美の対象だったそうです。枯れてもなお、美しい蓮。
散った花にも、「散蓮華」という名がついていたそうです。

優雅な時間を過ごさせていただきました。
「象鼻杯」で調べると、あちこちで企画されています。
ぜひ、一度、蓮の杯、お試しくださいませ。

蹴鞠と能

観世能楽堂の能楽講座に行ってきました。
なんだかんだで、皆勤賞です。ただ、肝心のお能は、ずっと見ていないですね。
定期能は、毎月日曜日なのですが、これが、妙に出にくい日で。残念です。

さて、昨日は、『遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」という演目についてで、
歌人の水原紫苑さんがゲストでした。

世阿弥の「西行桜」を意識された作品で、
観世信光によって作られたのが、「遊行柳」だそうです。

シテは老人の設定ですが、青々とした青柳のイメージで演じられるんですって。
確かに、強い生命力を感じました。

ただ、講演として、これまでの能楽講座に比べて話に広がりがなくて、
同じところをぐるぐるしていた印象を受けました。
一つは、お家元が今月上旬のフランス公演の疲れで、「今頃調子が狂ってきた」こと。
加えて、進行の松岡心平先生の作品のお好み。
そして、なにより、ゲストが女性だったことが要因でしょう。

水原紫苑さんは、非常に女らしい方でした。和装でスキがなく、スゴイです。
でも、これがどうも、今回はマイナスに働いた印象を受けました。
また、松岡先生のご紹介もよろしくなくて、
「水原さんは最近、よく見るようになって」みたいな失言をされたため、
水原さんは「そんなことないです。前から拝見していて」と弁明になってしまい、
「あれも、これも素晴らしかった」と……。
その流れで、最後まで話題が感想の粋を出なかったような気がします。
お能は、出が勝負で、最初にしくじると取り返しがつかないとお話に出ましたが、
鼎談もあるいは、そうなのかもしれません。少なくとも、能舞台で行われるものは。

また、お家元の意識と水原さんの愛されよう、好かれようとするお人柄の相乗効果で、
どうもどこかのクラブかバーの会話が再現されているような奇妙なトーンで
進んでいきました。
でも、松岡先生は「いい時間でした」とおっしゃっていて。

え、そうなの??? 私は今までで一番内容がなかったと感じましたけれど?
なんだか、空間がモタついて疲れてしまって。
「飲み屋? ねえ、飲み屋?」って思いながら、聞いていました。

見所の空調がキツくて、しんどかったです。
正面は混むので、脇に逃げているのですが、空間的にスカスカのせいか、
寒いったら、ありません。
ちょうど、ゲリラ雷雨に合い、一回上がって、地上が蒸され、また、渋谷で
降られて、ちょっと濡れている状態で能楽堂の冷房だったので、本当にキツくて。

一応、ストールとか持っていましたが、そういうものでは追いつかないくらい
寒くて、参りました。

奈良の談山神社が、かつて能の試演場だったこと。
蹴鞠は、敵の首を蹴ったことから始まった説があること。
これが、個人的に響きました。

遊行柳
ロビーに参考に出ていた装束です。柳に蹴鞠の意匠なんだそうです。
面白いです。作った人がいて、買った人がいて。
いや、注文なのでしょうか?

遊行柳のモデルになった柳は、もう3代目、4代目だそうですが、
非常に青々として、いわゆる老人ではないこと。
「西行桜」は、比較的上演されるけれど、「遊行柳」は珍しいこと。

メモを見直すと、導入部で、水原さんは美しい言葉を使われています。
「健やかな狂気」
「自己と他者」
「時間と記憶の物語」
しかし、これが、だんだん合いの手に変わってしまって。
クラブのママと上客の世間話みたいなトーンになってしまい……。
まあ、珍しいものを見たといえば、それでいいのかもしれませんが、
ちょっともったいなかった、もっと引き出しようがあったんじゃないだろうか?と
素朴に感じつつ、凍えて帰って参りました。

編集さんに誘われ、数人で談山神社には行ったことがあります。
そして、装束を着けて蹴鞠体験を致しました。
蹴鞠、楽しいんですよ。高く球を蹴り上げて、「続く」ことが大事なんです。

談山神社は、遠かったです。
タクシーに分乗してたどり着いた記憶があります。
でも、昔は、彼の地がひとつの拠点だったのですね。

鹿の革を張り合わせた蹴鞠が、もとは、敵の首というのは、なかなか
シュールです。
私も、少しだけ、時間と記憶の旅をしたのかもしれません。
来年、談山神社で能の公演があるそうです。ちょっと行きたいかもって思いました。
遊行柳は、9月1日(日)、観世能楽堂にて、観世会定期能で上演されます。

2013年7月24日 | カテゴリー : 日々のこと | タグ : | 投稿者 : 章月綾乃

知れば知るほど面白い谷文晁の魅力・他

土曜日は、欲張りすぎましたっ。

朝から、3日目のウォーキング。

20130720 海

海鳥の中に、黒いコもいました。なんだろー?
カワウですかね???

それから、笙をちょっとだけ吹いて、お出かけです。
えっと、長いですよ! すごく詰め込んだので!
オアゾに行きまして、まず、自分の本を買いました(三冊のうち、真ん中ですよ!)。

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久しぶりに、「おとなりだあれ」をしてみました(笑)。
丸善さま、平積みしてくださって、本当にありがとうございます。

テクテク歩いて、三菱一号館美術館へ。珠玉の斉藤コレクション第二弾、
「北斎・広重の登場―ツーリズムの発展」です。

浮世絵、さっぱりわからないのですけれど、つくづく思ったのは、
「これは、行ってみたくなるなー」でした。
どんな国なの? このJAPANって!
もちろん、日本なのですが、今の日本とは違って、おおらかで、広々していて、
色鮮やかで。

14時からサントリー美術館にて、「知れば知るほど面白い谷文晁の魅力」という
特別講座を聞きました。事前の抽選制、参加費700円です。

講師は、秋田県立近代美術館館長・尚美学園大学大学院教授の河野元昭氏。
初めてお話を拝聴しますが、軽快で楽しい方ですね。
秋田県近代美術館は、頭文字を取ると、AKBだそうですよ。

谷文晁に関しては、過日のメンバーズ限定のスライドレクチャー、そして、
図録でだいぶつかんだ気がします。
美術史というよりも、歴史の教科書で「公余探勝図」が記憶にひっかかるか、
ひっかからないかの人物ですが、生前は大変な人気絵師でしたし、戦前までも
それは続いていたそうです。今は、なんでも鑑定団に出てくるくらいで、
「谷文晁に本物なし」などと言われちゃうくらい偽物が多いらしいのですが。

河野さんのお話、楽しかったのですが、朝から歩いたり、浮世絵見たりしていた
ため、もう眠くて眠くて、生あくびが出て大変でした。
ちゃんとコンディション整えていきなさいよって話ですね。
それでも、谷文晁というよりも、もうちょっと俯瞰的に美術史を見ることが出来たというか。

たとえば、江戸時代には、2つのピークがあったと考えられるそうです。
おなじみ、元禄文化。そして、谷文晁のいた化成文化。
後者は、町人文化で、谷文晁というのは、この時代においてシンボリックな人だったそうです。

谷文晁は「八宗兼学」で、いろいろな流派を学び、納めた人といわれているそうですが、
河野さんがあげていらしただけでも、八つの流派は余裕で超えていると。
いただいたレジュメから抜粋いたします。
・北宋画
・南宋画
・宋元画
・沈南蘋(しん なんびん・読むことすら、無理でした・笑。中国清代の画家、長崎に逗留)
・大和絵
・洋風画
・狩野派
・丸山派

これに、図録の板倉さんの論文を読んで河野さんも再認識したとおっしゃる「朝鮮画」も
加わるとおっしゃいます。

谷文晁は、初期の寛政文晁と後期の「烏文晁(からすぶんちょう)、蝶文晁」に
大きく作風が分かれます。これは、質素倹約を是とした寛政、そして、
派手で豪奢な文政といった時代性も関係しているだろうということです。
これまで、緻密な作風の寛政文晁が「よし」とされていて、後期は駄作ばかりと
考えられていましたが、それは、寛政文晁ひいきの萬鉄五郎氏などの評価が
強く影響しているのかもしれないそうです。

確かに、見る目がある文化人に「これはいい!」と言われれば、「そうなのか、
いいのか」と同調しちゃいますよね。

基本的になんでもこなす人でしたが、いろいろ学んだ谷文晁だからこそ、
出来たこともあるようです。
たとえば、松平定信……寛政の改革をやった老中です……に命じられて、
描いた風景画には、西洋画の手法である「陰影法」と「遠近法」が用いられていて、
定信が求める海防という観点からのニーズにこたえていたというお話でした。
当時は、カメラなどありませんから、国防を考えるうえで、要となる
ポイントをピックアップして描いていたのではないかという説もあるそうです。

だんだん、日本史の勉強みたいになっていますねー(笑)。

個人的には、前妻・幹々が亡くなった1799年、娘婿だった文一が亡くなった
1818年の前後で、何か変化がないかが気になります。
が、土曜日の美術館はダメです。人が多すぎて。
7月31日からの展示替えで、また、よいものが出るみたいなので、
再訪したいと思います。年代に注目して見てみます。

作風が多岐に渡り、鵺のようなとらえどころのない絵師なのですけれど、
なんとなーく、わかってきたというか。まあ、そんな感じでした。

サントリー美術館の後は、同じ六本木内で移動しまして、
ストライプハウスというギャラリーで行われた兄弟子の笙のミニコンサートに
うかがいました。
久しぶりに芋洗い坂、下りました。

途中、朝日神社さんを見かけ、ちょっとだけ、参拝してみました。
小さいけれど、いいお社ですね。
御祭神は……。
倉稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)
市杵嶋姫大神(イチキネシマヒメノオオカミ)
大國主大神(オオクニヌシノオオカミ)
大山祇大神(オオヤマツミノオオカミ)
北野天神(キタノテンジン)
お、予想以上にお祀りされていました。
なるほど、自分が惹かれた理由が納得いきます。なんだかご縁が
ありそうな神様たちばかりです。

ストライプハウスギャラリーでは、30日まで
「白井嘉尚ドローイング 白井洋子の光の繭」を開催中です。
この展覧会に「もりのなか 笙の音色」というイベントがあったのです。

豊かな色彩と音、コロンとした光の繭、楽しかったです。
大盛況でした。

ここから、さらに移動しまして……。
今度は、白金台の千年茶館どらロッソへ。
友人の誕生日パーティーです。
3階のテラスを解放していただき、ぼんやり飲みました。
どらロッソ

帰宅は、ほぼ終電。ふらふらで、日曜日は半分、使い物にならなかったです。
それでも、ちゃんと歩きましたよ!

日曜日、ウォーキング開始4日目の海です。三日坊主は、免れましたっ!
20130721 海

夕方なのが、御愛嬌。
ふと思いついて、万歩計アプリを入れてみたところ、自宅から海まで
往復でだいたい10000歩と気づきました。
昔は、10000歩歩けば、痩せたものですが……。
いまでは、びくともしませんよ……。

実は、ちゃんとしたスニーカーが片方行方不明で、適当な靴で歩いていたのですが、
家人が憐れんで、新しいやつを買ってくれました。
アウトレットもののニューバランス。
靴

これ、効きますね! 説明書に書いてある通り、「効く」ってところが、
完全に筋肉痛です。すごーい!!!
きょうも、後で歩くつもりです。頑張りまーす!
はあ、やっと週末が終わった気分です!

最後までおつきあいありがとうございます。みなさまも、よい一週間をスタートさせてくださいね!

 

夕暮れの海

海

朝、起きられなくて、夕方お散歩に行きました。
夕暮れの海は、静かでした。

 

マリンスタジアム

見上げたら、こんな空でした。
まるで、ミケランジェロとか、ラファエロが描きそうな空ではありませんか?

実際は、もっとキレイだったんですよー!

編集さんからメールが来て、「明日、発売ですね!」って。
きょうが、19日と認識しておりましたが、明日が20日だと考えていませんでした。
ちょっと変な感じですけれど、こういうことってありませんか?

明日は、「小悪魔★恋愛心理テスト」が発売になります。
小悪魔★恋愛心理テスト

どうぞ、よろしくお願いいたします。私も、書店で探しましょうっと!

土用を前に

まもなく、立秋前の土用に入ります。
土用には、いろいろな説がありますが、私は季節の変わり目で、
人生を組み替える時期だと解釈しております。

物事が動くのは、「立春、立夏、立秋、立冬」など、「立」がつくとき。
動くというか、動かすというか。

その前の約18日間の土用は、調整期間ではないでしょうか?

昨日、ふとひらめきまして。
「そうだ、もう一度始めよう」と。

「何を」は、特になくて、ずっとやりたかったこと、気持ちがあるのに、
中断してしまったこと。そういうことを、ちょびちょびと始めようと
考えました。

ゆうべは、セフルナスヤを試しまして、「ううう、つらい」と面白がりました。
ナスヤは、アーユルヴェーダの治療法のひとつ。
薬用オイルのアヌタイラなるものを、片鼻ずつ落とします。で、老廃物をのどから
出すのです。

クリニックでやってもらうほど、スッキリはしませんが、二日に一回くらいずつは、
やってみようかと。
というか、一昨日クリニックでマッサージしていただいた場所が
完全に揉み返しで痛いです(笑)。
眉間のあたり、第三の目のところとか、副鼻腔あたりとか、顎とか、
「凝ってますねー」の部分が、全部「痛いです」と言ってます(笑)。
ただ、ほぐしてもらったら、顔が変わりましたよ!
なんかね、「いい人」になりました。表情が違うんです。
やっぱり、余計なモノを溜めているのでしょうね。顔のスキマにまで!

モーニングページも、再開してみました。朝じゃなく、夜書きましたが。
モーニングページ、なにそれ?の方は、、ぐぐってみてください。
書くのがお嫌いじゃないければ、非常によいメソッドだと思います。
数年前、私は、モーニングページで蘇生しました。

今朝は、4時に起きてウォーキング!と思いましたが、二度寝、三度寝で、
結局6時半に。

でも、ウォーキングに行きましたとも!
なぜって、昨日、「アーユルヴェーダ 嗅覚障害」で調べてみたら、
嗅覚障害(私、ここのところ、匂いがわからないんですよ)は、カパのつまりが
原因で、カパが詰まっている人は、「朝の散歩を嫌がる」というのです!!!

なにかと理由をつけて、行かないんですって。
まさに、私です!!! 思い当りすぎて、イヤです!

ついで、同じ病気の治療をなさっている方のブログで、嗅覚障害の原因は、
“他人の想念が物質化して詰まっている”という一文にも出会いました。
これは、ブロガーさんの体験ですが、とても他人事とは思えません。

そうかも、そうかも、そうかも!!!
他人の想念、もらっちゃっているかも!
カパ、つまりまくりかも!

いや、それ、人様のケースで、私の診断じゃないから(笑)。
でも、妙に否定しきれません。

きょうは、6時50分から9時ちょっとまで歩いてきました。
久しぶりなので、歩くだけでも、休み休み(笑)。

海を見てきました。見事に、灰色です!

海

どこまでやれるかはわからないですけれど、出来ることから
少しずつ、凝り固まったものをほぐすように、気長に自分と
つきあっていきたいと思います。

「冷たいものを飲まないでくださいね。
アーユルヴェーダ的には、炎を消すというニュアンスになるので」
この前、そう注意されました。

この暑さですから、なかなか言う通りにはできませんけれど、
でも、きょうは、ちょっと歩いてみて、
「お、体が燃えている気がするぞ」とソノ気になりました。
単純だと、ノリやすくていいですね!

きょうは、朝のうちにモーニングページ出来なかったし、
笙もまだ吹いていないのですけれど、でも、まあ、歩いたし、
ひとつ、やってみたってことでいいのかもしれません。

土用ですしね。ゆるっと行きたいと思っております。ゆるっとね。

 

 

2013年7月18日 | カテゴリー : 日々のこと | タグ : | 投稿者 : 章月綾乃

プーシキン美術館展

祐天寺で、アーユルヴェーダの施術を受け、その流れで、
横浜に出ました。
目的は、プーシキン美術館展です。

この美術展、震災で流れたんですよね。
「これで、絵画をしばらく見られなくなる」と悲しく思ったのを
覚えております。わずか2年で、実現するとは! 関係者さまたちの
ご苦労がしのばれます。

ロシアの美術館なのですが、フランス絵画の300年がテーマです。

エカテリーナ2世(1729~1796年 在位:1762~1796年)に始まり、
ニコライ・ユスーポフ(1750頃~1831年)、
アレクサンドル2世(1818~1881年 在位:1855~1881年)
セルゲイ・シチューキン(1854~1936年)
イワン・モロゾフ(1871~1921年)と、コレクターたちによって
集められた作品で成り立っているそうです。

セルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフは、伝説のコレクターと呼ばれ、
まだ評価が定まっていなかったピカソやマティスなどの作品を集めます。
ところが、1917年、ロシア二月革命、十月革命で、ロマノフ王朝が崩壊、
コレクションは、革命政府に没収され、シチューキンはパリへ亡命、
そのまま、祖国へは戻れなかったそうです。
二人のコレクションは、エルミタージュ美術館とプーシキン美術館に
分納されたそうです。

ちょっと、切ないエピソードですね。

シチューキンが集めたフィンセント・ファン・ゴッホ ≪医師レーの肖像≫は、
見ているだけで、胸に迫るものがあります。
ゴッホは、レー医師に感謝をこめて肖像画を贈ったのに、医師は気に入らず、
鳥小屋の穴をふさぐのに使っていたんだそうで。
死後に売れたゴッホですから、この絵を差し出され、当惑した医師の気持ちも
私は、わからなくはないです。鳥小屋には使わないかもしれませんが、
クロゼットでホコリを被っていた……は、私もやっちゃうかもしれません。

同じく、シチューキン旧蔵のポール・セザンヌ≪パイプをくわえた男≫は、
初めてセザンヌをいいと思いました。
どうも、セザンヌよさがわかりません。プロの画家さんに呆れられてます。
「セザンヌは、もっと評価されてもいいんだよぉー」って。
でも、あんまり波長が合わないんですよ。でも、この一枚は、すごくいいです。

クロード・モネ≪陽だまりのライラック≫
モネが印象派になる前の作品と、チラ読みしました。
なるほど、ちょっと違うかもしれません。
優しく、うっとりするような世界は、モネのものですが。

このモネのように、悪天候を描いたコローとか、
ロマンチックじゃないマリーローランサンなど、ちょっとひねりが効いている
気がしました。ドラクロアは、もうちょっと劇的なやつが見たかったかなーと、
贅沢を言ってみたりします。なかなか見られる機会がないので。

ポスターにもなっているピエール=オーギュスト・ルノワール
≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫は、イワン・モロゾフのコレクションだそうです。
館内の参考映像で出てきた別のジャンヌ・サマリーの全身像のほうが私好みかなー?

肖像画を見ていると、「この人とは仲良くなれそう」、「この人とは無理だ」など、
よく考えます。
今回は、アレクシ・グリムー「たて笛を持つ少年」が怖かったです。ぞくっとします。
目玉のひとつ、ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル「聖杯の前の聖母」は、
美人さんですね。右側にいるアレクサンドル皇太子の聖人は、すごく好きです。

心に残ったのは、マイナーで絵葉書にはならないものばかり。
アンリ・ルバスク「水浴のあと」
トマ・クチュール「仮面舞踏会後の夜食会」
ルイジ・ロワール「夜明けのパリ」

あと、横浜美術館のコレクションのギュスターヴ・モローが見られたのは、
嬉しいオマケでした。なかなかボリュームがありますので、お時間は長めに見て
お出かけくださいませ。

で、きょう、気づいてショックだったこと!!!
三菱一号館が、もう展示替えだという事実です。
第一期、もう一回行くつもりだったのに!!!

どうも時間の流れが速くていけませんね。第二期は、風景画だったはず。
これも、見逃さないように気をつけなくては!

 

横浜 1907305026_217s

ランドマークタワーは、昨日で20周年。
スカイガーデンが無料開放されていたので、登ってきました。

20年前、何をしていたのでしょう??? 考えるのは、またにしましょう。

 

 

Bunkamuraの一日

ザ・ミュージアムからスタート。
「レオ・レオニ 絵本のしごと」展に行きました。
レオ・レオニと聞いてもピンとこないかもしれませんが、
『スイミー』や『あおくんときいろちゃん』ときくと、
ああ、あれ!と浮かぶかもしれません。

文句なしに、かわいいです。
絵本と原画を一緒に見られるのも、心にくい演出です。
小さなお子様も「スイミー!」とか言いながら、
大変楽しそう。大きな大人も、子供に戻って、絵本を
広げています。

物販コーナーが、危険でした。
買っちゃいますよ〜! まずいですよー。
私は、カメレオンのファイルとカード、
そして、2014年のスケジュール帳をレジに持っていきました。
ゼンマイねずみのマスコットは、なんとか思いとどまりました。
あぶない、あぶない。

14時からは、オーチャードホールへ。
マシュー・ボーンの『ドリアン・グレイ』を昼夜見るのです。
Wキャストで、昼がUKバージョン、夜はJPバージョンです。

マチネでは、なんだかよくわからなくて。
対して、ソワレは、わかりやすかったです。
これ、日本バージョンの主役、大貫勇輔さんの力が大きいです。
非常に繊細で、魅力的でした。これ、間違いなく、ハマり役ですよね。

見比べるために、わざと昼夜同じ席をとりました。予約の際、
「本当によろしいのですか?」と係の方に念を押されましたが、
これは大正解でした!
夜は、なんと、マシュー・ボーン氏やUKバージョンの主役コンビの並びでしたっ。
マシュー・ボーン氏に出すくらいですから、劇場が考えるベスト列ってことですよね。
オーチャードは、客席の床がフラットなんですよ。
前列だと、足が見切れます。ハンパな席は、前のお客様の頭で視界が潰れます。
後ろじゃ、表情がわかりません。

かなり研究して、泣きを見まくり、いろいろ試して、やっと正解が出ました!
ちなみに、11列です。11列から13列センターがベスト。おすすめです。
視力がいい方なら、さらに下がってもよいとおもいます。また、通路後ろの20列は、
当然見やすいんですが、あちらは、内部席のことが多い気がしますね。
サイドの通路側も悪くないですが、ちょっと角度がつきすぎちゃうんですよね。
実は、前方席でも一ヶ所、見やすい席が隠れています。穴場があります。
が、こちらはご自身で探してくださいね! ちなみに、オーチャードホール、
最前列は、案外ダメなんです。ステージが高いんですよね。

一体、ここまでにいくら払ったのでしょう???
見えなくて、休憩時間に後ろの席に変えてもらったこともありますよ。
オーチャード、いいホールなんですが、もう少し、客席に傾斜があればいいのにと
よく思います。

さて、肝心のステージは、スタイリッシュで、セクシーです。
日本バージョンを見たUKキャストの変化が気になります。

カメラマン役はね、こんなイメージでした。
UKバージョンは、「芸術」を撮るカメラマン。
JPバージョンは、「週刊誌のグラビア」を撮るカメラマン。
存在感や背負う物語が違って見えました。

アンサンブルが日本人なので、やはり日本バージョンのほうが
まとまりがあります。
大貫さんとUKカメラマンの絡みは見たい気もしますが、
ないものねだりはやめましょう。
もし、もう一度見るなら、UKバージョンです。なぜ、あんなに
わかりにくいのか、理由がわからないから、かえって気になります。
また、主役ふたりの空気感は、UKが私好みなのです。なんというか、
ちゃんと愛とか、特別な絆があるように見えますから。あ、役の上ですよ。
客席では、普通の距離感でした。

昼夜共、ドッペルゲンガー役の方々は、目をひきました。
日本バージョンのシンクロぶりは、かなり詰めたんじゃないでしょうか?
アンサンブル、ショートカットの女性も華やかですね。
男性に混じっているのに、目をひきます。
でも、パンフレットは買わなかったので、お名前はわからなくて。

マシュー・ボーン作品なら、『PWW』をまた、見たいんですが。
やりませんかね? やりませんよね。
今回の『ドリアン・グレイ』は、系統としては『PWW』なのですが、
どうやら狙って『スワンレイク』風味にしているフシもあり、
マチネの感想は、「すごいけど、飽きる」でした。
だから、「別にソワレは見なくてもいいかも」と思っていたのですが、
でも、続けて、別バージョンを見てよかったです。

これ、メインキャストもアンサンブルも、そうとうキツイですよね。
でも、きっと、回数を踏むほど、よくなる気がします。
で、大貫さん、いいですねえ! うらんさん、平山さんとダンス公演を
見ていますが、今回が一番、合っているし、気合が伝わってきます。
スターだなあと思いました。

「大妖怪展ー鬼と妖怪そしてゲゲゲ」

三井記念美術館に行ってきました。

日本画アンテナ、妖怪アンテナ、共になかったのですが、
どうも最近は、「母国を知るのだ!」スイッチが入っているらしく、
ちょっと頑張るかって思っています。

何を頑張るのか、よくわからないのですけれど。

この夏は、妖怪さん大人気で、
日本橋の三井記念美術館、
横須賀の横須賀美術館、
横浜のそごう美術館で、それぞれ企画展がございます。

「一日で回るぞ!」と心に決めて、もうプランは練っているのですが、
そのタイミングだと、三井記念美術館が後期展示になってしまうので、
まずは、前期展示をのぞいて参りました。

しかし、年パスを持ちすぎるのは問題で(笑)。
「妖怪を見る」と頭ではわかっているのに、
「日比谷で降りて歩こう」と目的地が三菱一号館美術館に
設定されていたりしました。違うから!
途中で気づき、ちゃんと日本橋へ行かれました。

初見の本日、私の心をわしづかみにしたのは、
広重の「名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火」」です。
こうやって、きちんと見るのは初めてです。
つくづく、美しいですね。前期のみ、8/4までの展示です。

王子の装束稲荷神社さんは、私の行きつけの神社のひとつです。
王子に雅楽の専門店がありまして、たまに用事が出来るのですが、
何度も足を運んでいるのに、道に迷うのですよ。
あるとき、「あれ?」と気づいて。
装束稲荷さんにご挨拶しないと、迷うのです。やーん。

それ以来、必ず、ご挨拶をしております。
で、こちらの狛犬ならぬ狛狐さんが美しいんです。
美人狐といいますか。すらっとしたシルエットなんですよ。
広重の絵にある狐さんたちは、やはりすらり美人狐ですね。
いつか大晦日のお祭りも見学したいなあと思っていますが、
なかなかよい機会が巡って参りません。

もう一枚は、歌麿の「化け物の夢」。
構図が可愛い。悪態ついている妖怪たちも可愛い。大好き!

で、「いかにも、三井記念美術館だ!」と思ったのは、展示室4の
能面、狂言面、雅楽面です。
意外に通っているので、見覚えのある面(オモテ)もあるのですが、
こうして並ぶと、気持ちいいですね。
説明すっとばして、面だけ眺めて、また、最初に戻って絵巻なども
見て回りました。

面のくりぬかれた目の中をのぞく私がいて、面の向こうには壁が
見えるのですが、あるいは、のぞいているつもりがのぞかれていて。
面をつけることなど、この先の人生になさそうですが、
蛇(じゃ)の面をつけたら、やはり心も蛇になり、山姥ならば、
山姥になる……、そういうことはいかにもありそうです。

大妖怪展、人間の心の不思議、想像力の豊かさにうなります。
帰りに、図録と鬼の関連本、そして、すごろくを買って帰ってきました。

すごろく、江戸時代の妖怪すごろく復刻版で、キャッチコピーがいいんです。
「サイコロを振って異界に急ごう!」

えっと、問答無用で異界には行くのですね。行かない選択肢はないんですね。
こちらは、420円。ちょっとかわいいですんですよ!