若い人たちへ!

こんなキャッチコピーがついた公演を見てきました。

場所は、観世能楽堂。
モノは、東京藝大音楽学部邦楽科の学科説明の一助として
「能と邦楽のススメ 若い人たちへ!」です。

基本的には、これから東京藝大を背負って立つ若者向けです。
小中高学生は、無料。大学生は、1000円。
若くない人は、3000円です。

でも、3000円では、見られない演目ではないかと思います。

琴古流と都山流の尺八の競演。
山田流の筝曲。
長唄。
観世流、宝生流の仕舞。
和泉流の狂言。
宝生流の舞囃子。
観世流の能。

やや、能寄りではありますが。
それに、雅楽はないのですねーも、ありますが。まあ、よしとして。
東京藝大で教えられている先生方をナマで見られる贅沢企画でした。

お能を初めて見るという友人を同伴しました。
残念ながら、3000円のお客様でしたが。
普段の行いがよろしいのか、奇跡的に正面席が2つ空いていて、
理想的な能楽堂デビューになりました。

舞囃子と能には、女性も出演なさっていて、ちょっと新鮮でした。
違った景色に見えますね。
お能は、「土蜘蛛」。びゅんびゅん蜘蛛の糸を飛ばすエンタメ系の番組です。

私も、初見です。例の能楽講座で、予備知識はありましたが。

これをご覧になった若い方々が、次代を担っていくのかと思うと、
ちょっと感動してしましますね。
面白かったです。

ただ、やっぱり、観世能楽堂の見所は、寒いのでした。
冷房、効かせすぎですっ。
とはいえ、「もしかしたら、お着物仕様?」って思いつきまして。
和装ならば、ちょうどいいひんやり感かもしれません。

もし、洋装で能楽堂にお越しの際は、風を通さない素材のジャケット、
プラス、ストールをお持ちになるくらいでちょうどいいかもしれません。
ウインドーブレーカー着てちょうどいいくらいって、なんでしょうねえ?
ウインドーブレーカー持っていくなって話でもありますが。
前回の講座で、心底懲りまして。
ホント、冷風が顔に吹きつけるくらい寒いんですよ。
暑がりの方、和装の方に合わせているのかもしれませんね。

2013年8月9日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

さよなら、ルレクチエ

 

少女工房Ⅲ

樋上公実子さんからご案内をいただき、東京京橋のあらかわ画廊さんにお邪魔しました。
実は、昨日で2回目の訪問です。
今回展示されている絵は、ほとんどお嫁入りしてしまったそうで、見納めにうかがったのです。

この日記のタイトルの「ルレクチエ」は、洋ナシのことだそうで。
この絵がなんだか、とっても素敵なのです。
そして、お買い上げになった方も、とっても素敵な方でした。

ちょうど、観蓮会の日に少し時間が空いたので、「きょうがチャンス」とうかがいました。
ぼやぼやしていると終わってしまうのが、美術展の不思議な法則なので。
でも、早起きして蓮を見た後だったので、ギャラリーに行くような恰好ではなく……。
会期2日目の朝で、まさか樋上さんがいらっしゃるとも夢にも思わず……。

画廊の前で、帰ろうかどうしようか、真剣に悩んじゃいました(笑)。
ナンカ、キレイな絵の前に、キレイな人が2人いるんですよー。どうしましょう。私、スニーカーなのに?
でも、せっかくの機会ですから、逃げずにお声をかけたのです(逃げるな?)。

樋上さんの美しいお友達と「素敵ですよねー」、
「キノコに、むぎゅっとヒールがめりこんでいるのがかわいいですよねー」とか言い合っていたのですが、
アーユルヴェーダの時間が近づき、私がお先に失礼した後、お嫁入りが決まったそうです。
うーむ、美しい絵は、持ち主も選びますのぉ。

なんだか、ご近所で評判の美人さんの結婚が決まったようなさびしさと嬉しさがありますよ。
そんなわけで、見納めに、もう一度うかがってみたというわけです。

会期は、本日9日まで。桑原聖美・樋上公実子・高田美苗氏の三人展、「少女工房Ⅲ」、
お時間などご都合がよろしければ、ぜひ! 最終日は、16時までだそうです。

そうそう、迫力の100号の『フェアリーリング』は、制作方法が普通じゃないそうですよ。ただただ、口ポカーンでした。

「積ん読」注意報!

アーユルヴェーダ 51Tkf7Q9P4L__SL500_AA300_

 

あやうく、「買って安心!」になりかけていました。

最近、お世話になっているハタイ・クリニックの創始者の幡井先生が書かれたアーユルヴェーダの本と、
クリニックの待合スペースに置いてあった西川眞知子さんの本です。
とっつきやすいのは、やはり西川さんのイラスト本でしょうか。

ざっくりと、アーユルヴェーダの概要をつかむには、よさそうです。
6時を境に、昼と夜が入れ替わるとか。
4時間で、影響力が強く出る要素が変わるとか。

たとえば、これを書いている今は、18時から22時までの水の時間。
ゆったりとした愛情のゾーンでしょうか?

22時からの4時間は、火の時間。「代謝と変換」の時間だそうです。
一般的にも、この美容タイムは、眠ったほうがいいといわれていますよね。
午前2時から朝6時までは、風の時間。この時間帯に目を覚ますと、快適に動けるそうです。
しかし、早いな。おい!

6時からの4時間は、地の時間。安定感バッチリ。
⒑時から午後2時が、火の時間。パワー全開、どんどん活動しなきゃ!の時間帯です。
14時から18時が、再び、風の時間。変化と交流の時間帯と考えるといいのでしょうか?

すべてを一気に始めるのは難しいのですが、とりあえず、「白湯」は気を付けて飲むようにしております。
でも、まだ、なかなか「冷たいものは飲まない」はできませんね。難しい。

興味を持って始めたことなので、自然に身につくまで気楽に、気長にやってみようと思っております。

 

太陽と月の魔女カード

カード

マリィ・プリマヴェラ先生と小泉茉莉花先生の『太陽と月の魔女カード』が届きました。
中は、こんな感じです。

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ケースがあり、カードと説明書。さわやかなカラーです。

太陽のカードが28枚。
月のカードが同じく、28枚。

そのうち、太陽のカードには、8枚のサバトカードが、
月のカードには、月齢のカードが入っています。

なるほど、これで時期がわかるのですね。すごいなあ。

パラパラ見て、最初に気に入ったのは、この3枚です。

IMG_3692

 

マントに箒、そして、私の気を引く孔雀の上弦の月のカード。
あ、でも、聖ブリキッド祭の羊もかわいいし、
逆三日月の森も魅力的だし、春分のうさぎに、ムーンストーンも
不思議な構図です。

なんというのでしょう?
覚めているのに、夢の中にいるような、おとぎ話の本をひも解くように、わくわくします。

説明書に書いてある通りに、太陽の光にあてて、浄化して。
シャッフルしましょう。

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最初の一枚は、「ほうき」の逆位置でした。
最初なのに、逆位置かーって思ったけれど、これが、あなどれません。
「日常を大事に」「毎日の暮らしにヒントが」
そんなメッセージでした。おお、まさしく、今のテーマです!

さらに、直観的に、「地道な積み重ねを心がけなさい」と感じました。
奥様は魔女のサマンサみたいな感じでしょうか?

なんだかいいタイミングで来てくれたなーって思います。
魔女カード、かわいくて、楽しいですよ。想像力や直観力があがる予感がいたします。

2013年8月6日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

東西南北

この前の癒しフェアで、太陽と月の魔女さまとお知り合いになりました。

太陽の魔女は、マリィ・プリマヴェラ先生。
月の魔女は、小泉茉莉花先生。

以前からお名前は目にしていましたが、リアルにお目にかかると、グッと
親近感が湧くものですね。

太陽と月、お二人にとてもよくお似合いでした。

太陽と月に匹敵するような言葉って、なんだろうって考えていて。
古典的ですが、「東西南北かあ」って思いつきました。
で、そこで、ハタと考えが止まったのです。
「もしも、東西南北なら、自分はどこに所属するのだ???」

東の魔女だとしたら、いろいろ融通がききそうです。
東は、始まりの座標。さらに、遠くへと行くイメージがあります。
東洋の魔女だと、バレーボールですが。太陽の始まる場所へ。

西の魔女は、死んだ……。小説のタイトルになっちゃいますね。
知恵にあふれ、大きい鍋を抱えていそうです。
ハーブガーデン、足元に黒い猫。マントも持っているかもしれません。

南の魔女は、豊かさの象徴でしょうか?
そして、南国のジャングルみたいな野生もありそうですね。
髪の毛は、なんとなく、もじゃっとしていて。使える魔法がデカそう。

北の魔女は、秩序の象徴。厳しく、クール。
長いドレス、きちんとまとめた髪の毛。
血の気のない顔、冷たい空気。その奥にある情熱が見え隠れして。

1人の友人は、私のことを「西の魔女」と呼びますが、西なのでしょうか?
エネルギッシュな感じの南も、いいですよねえ。
で、その対極にある北にも、惹かれます。ザ・クールビューティー!
なぜか、すばしっこいイメージがあるのは、東の魔女でしょうか?
この人は、箒にまたがっていそうです。びゅんびゅん飛んで、
超情報通。
「最近、魔界では、コレがはやっているのよ」
「魔王のご機嫌が悪いみたい。だから、ホラ、天候が」みたいに、
いろいろ知っていそうです。

こういうイメージ、どこから生まれて、なぜシンボルとして定着するのか。
考えてみると面白いですね。

東西南北、選びにくいなー。
でも、選べないってことは、決めないってことで。
後から変えてもいいから、とりあえず、「コレ」ってしたほうが形が
組みやすくなりますよね。

憧れは、北ですが、オオカミとか従えたいじゃないですか!
でも、それは、ちょっと自分のイメージとは違うような気がするので。
なんとなく、東属性でしょうか? アクティブで、仕掛ける感じ?

しばらく、そんな感じでいってみようかと。
みなさまは、ご自身をどこの属性だと感じます?
東西南北、未完、成熟、原始、規律。

火地風水も、楽しそうですが。
火の魔女、土の魔女、風の魔女、水の魔女。

イメージが際立つのは、水の魔女ですね。
五行ならば、木火土金水。金の魔女だけ、妙に生活密着型ですねえ。
インド風に、空を入れてみると、空が格上って感じがしちゃいますね。
やはりカースト思想の原点が、その辺にあるのでしょうか?
え? 格上って感じるのは、私だけ???

ただの言葉遊びですが。
自分をどんな人なのか定義するって、ちょっと楽しいですよね。
男性だと、魔法使いかー。
東の魔法使い。
西の魔法使い。
南の魔法使い。
北の魔法使い。

ふむ。北の魔法使いが、やはり重鎮って気がしますね。
で、黒幕が南。なぜ、東には、小物感がつきまとうのでしょう?
このあたり、考えてみると、楽しい気がします。

きょうあたり、太陽と月の魔女カードが届きそうなので、また、
御報告しますね! とっても楽しみです!

ブログ考

この前、友人と話していて、軽い相談みたいになっていて。

友「もっと、私もちゃんとやらないとって思って!」
私「無理することないよー。んなの、負担にならない形でやればいいんだよ」

その辺まではよかったのですが、その続きがいただけなくて。

友「名刺を作らなくてはいけなくて」
私「仕事するなら、名刺は、あったほうがいいよね」
友「HPのドメインだけ取って、工事中でもいいから載せたほうが
いいって言われたんです」
私「えー、工事中なら、いらないんじゃない? 見ないよ、そんなの」
友「でも、出版社の人に言われたから」
私「HPだと、すぐに出来ないでしょ? ブログでいいんじゃない?
私も編集さんに言われたけれど、ブログで、結構用事が足りるよ?」
友「でも、出版社の人が、『ブログで垂れ流すことはない』って
言うんですよ」
私「……」

この会話の不毛さ、伝わります?

じゃあ、ぜんぶ、出版社の人の言うこと聞けばいいんじゃないのぉ???
なんで、イチイチ、私に意見求めるの???

それに!!!

こちらをお読みくださっている方は、ピンときますよね?
私、ここ半年、ブログを結構熱心にやっているんですよぉー!!!
友人なのに、人の努力や苦労、全否定なんですかね?

これは、久しぶりにカチーンと来ました。
問題の友人は、どうせ読んでいないでしょうから、気楽に書きますが。
一緒にご飯食べて帰るつもりだったけれど、「もう帰る」って
自然に、口から言葉が飛び出しました。
そして、次の瞬間には、もう帰っていました。
我ながら、撤収、早っ!
いやー、でも、こんな不毛な会話、お相手する必要ないでしょ? ねえ?

でも、実は、ここはどうでもよくて。続きがございます。

帰り道、ひとりでプンスカしていました。
誰も、好き好んでブログやってないよ!
でも、仕事でちゃんとしたいって思うから、書くんじゃないかって!
などなど、プスプスしていたわけですよ。プスプス。煙が出ていたかもしれません。プススス。

また、「出版社の人が『垂れ流すことないよ』って言った」というのにも、傷ついているわけです。
あーあ、いいですねえ、あなたは大事にされていて。私とはえらく扱いが違いますねえ!!!
とまあ、すっかり、やさぐれていたのですが。

心は大荒れなのに、それでも、帰宅してブログを更新する私は、やはり真面目な山羊座委員長でして。
で、書いているうちに気づいたのです。

「あれ、別にイヤじゃないぞ」と。

あ、きょうの日記は、これがテーマなんですが。

私、ブログ、イヤじゃないんですよ!!!
垂れ流しって言われれば、確かに、そうかもしれないですけれど。
書かないと、いろいろやっても、流れて忘れちゃいますしね。
自分も人様のブログを見て、いろいろ学んだり、楽しいこと教えてもらったりしていますし、
情報って、流せば入ってくるし。ブログ、きっかけで、手相見てもらいにいったりしたし。ねえ?
また、自分のブログ見て、やったことを思い出したりもします。意外に便利なんですよね。

この前の癒しフェアでも、ブログ見て、来てくださった人がいて。
感動します。ホント、嬉しいです。
読んでご来場くださるのは、いつも気にかけていただいているからですよね!
人はみんな、忙しいし、いろいろやらなきゃいけないこともあるし、いつもいつもつながって
いられないけれど、ちょっとしたスキマで、思い出していただけるなんて、なんて幸せなんでしょう!

交流が主体のSNSではなく、ブログは、ほぼ一方通行ですから。
もちろん、コメントくだされば、返しますが、それは、すごく稀なこと、貴重なことだとわかっています。
読んでくださっているだけで、嬉しくて。
同時に、ちゃんとお時間いただけるような内容にしたいって思うのです。

そう、この長い日記、何が言いたいのかといえば、
私、ブログ、嫌いじゃないんですよ! 気づいちゃいました!!!ってことなのです。

実際、私が「いいお仕事されているなあ」って人は、ブログちゃんと書いていらっしゃいます。
占いのことだったり、日常だったり、お仕事の告知だったり、さまざまですけれど。
お人柄が伝わり、「ああ、頑張っていらっしゃるなあ」とか、わかって、励みになって。
自分が今、何をしているか、何を考えているか、きちんと発信している人を、私は信用します。尊敬します。

ブログ、ムダな垂れ流しじゃないって思うんですよね。
毎日、書かなくていいし、読まなくてもよくて、でも、それでも、たまに、思い出した時に、
「あ、章月、なにやっているかな?」みたいな感じでのぞき見出来たらよくて。
でも、そこに、何かの断片があると、「そっか、そっか、私も、元気だよ」とか、「私も落ちているよ」とか、
なにか、言葉にならない対話になったりするじゃないですか! そういうこと、結構大事だと思うんですよ。

まあ、戦略的に、勝手に発言されちゃ困るってこともありますからね。
もしかしたら、友人は、そういう扱いなのかもしれませんが。
ま、しがらみがないうちは、気楽にやらせていただこうと思っております。

というわけで、友人の無神経発言に「ムッ」としましたが、おかげで、自分が結構楽しく、
ハッピーに暮らしていることに気づいてしまいました!

しっかし、冒頭の友人は、何を求めていたのでしょうか?
何を言って欲しかったんでしょう???
何て言えば、正解だったのでしょう??? 高度すぎて、私にはわかりません。
ま、いっか。

きょうも、おつきあいくださり、ありがとうございます。明日もいい日でありますように!

歩け、歩け!

ウォーキングを始めて、3週間くらい経ちました。
どうにも時間が取れない日以外は、頑張って歩いているのですが。
一昨日、体重計に乗ったら、3.8キロも落ちていました!
まあ、モトがいっぱいあるせいなんですけれどね(大笑い)。
標準な方なら、1、2キロって感じですよ。割合でいけば!!!

それでも、ずっと体重が動かなかったから、これは嬉しかったです。
初めてのサイン会で、緊張していたせいもあると思うのですが。

継続は力なりですなあ。

一日一万歩を目指して歩いているのに、まったく体重が変わらなくて。
やっぱり年かーって思っていたのですが、それでも、続ければ、結果に
結びつくのですね!
なにも変わらないように見えて、変化は起っていて。

非常にささいな成功体験ですけれど、これが次へ進む原動力になる
気がいたします。きょうも、いいお天気。歩け、歩けでございます。

象鼻杯を体験してきました!

象鼻盃

7月30日、社団法人園芸文化協会主催の観蓮会に参加してきました。
場所は、上野・不忍池。朝7時半から受付、8時スタートです。

 

上野動物公園のご厚意で、園内の池を拝観できました。なんと、園長さん直々のお出迎えです。
すごい企画に参加してしまったのかもしれません。
ガイドは、江戸園芸研究家の小笠原左衛門尉亮軒さん。
80人もの参加でしたが、イヤホンガイドで、離れていてもきちんとお話がうかがえます。

蓮 蓮 蓮

蓮は、開花してから4日で散るそうです。写真は、それぞれ、一日目、二日目、三日目。

蓮

そして、左奥が四日目。

早朝30分くらいかけて、ゆっくりとほころび始め、お昼には閉じてしまうそうですよ。

上野動物園の中の池に比べると、弁天堂の周りは、ヨシやガマに押されてしまって、
蓮の生息スペースが逼迫しているそうです。
「動物園の中に比べると、花の数が少ないでしょう?」
ホント、その通りです!

「本来、人の手で手入れをしないといけないもの。ヨシが枯れると、そのまま、島になってしまい、
やがては、池が消えてしまう」そうですよ。

象鼻杯  象鼻杯

場所を東叡山寛永寺辯天堂書院に移しまして、
寛永寺の寛永寺長臈(ちょうろう)の浦井正明さんによる「仏教における蓮」、
江戸園芸研究家の小笠原左衛門尉亮軒さんによる「江戸時代のハス」のミニ講演がありました。

蓮は、仏教にとって非常に大事な花。
そして、かつて、不忍池には、10種類もの蓮があったそうです。

一般に、象鼻杯で知られていますが、雅な言い方は、「碧筒酒(へきとうしゅ)だそうです。
象鼻杯

蓮の葉を盃に見立て、お酒などをいただきます。

蓮

弁天堂の境内に戻ると、こんな風に用意されていました。

象鼻杯

広げた葉を渡されます。

象鼻杯

まず、葉の上でころがして、色香を楽しみます。非常にキレイです。
そして、ストローのように、クキを使って飲むのですが……。

すきっ腹の朝11時のお酒、回りますっ。危険です。

象鼻杯

帰り道、枯れかけた葉も映してみました。かつては、こういう枯れた葉も、
美の対象だったそうです。枯れてもなお、美しい蓮。
散った花にも、「散蓮華」という名がついていたそうです。

優雅な時間を過ごさせていただきました。
「象鼻杯」で調べると、あちこちで企画されています。
ぜひ、一度、蓮の杯、お試しくださいませ。

蹴鞠と能

観世能楽堂の能楽講座に行ってきました。
なんだかんだで、皆勤賞です。ただ、肝心のお能は、ずっと見ていないですね。
定期能は、毎月日曜日なのですが、これが、妙に出にくい日で。残念です。

さて、昨日は、『遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」という演目についてで、
歌人の水原紫苑さんがゲストでした。

世阿弥の「西行桜」を意識された作品で、
観世信光によって作られたのが、「遊行柳」だそうです。

シテは老人の設定ですが、青々とした青柳のイメージで演じられるんですって。
確かに、強い生命力を感じました。

ただ、講演として、これまでの能楽講座に比べて話に広がりがなくて、
同じところをぐるぐるしていた印象を受けました。
一つは、お家元が今月上旬のフランス公演の疲れで、「今頃調子が狂ってきた」こと。
加えて、進行の松岡心平先生の作品のお好み。
そして、なにより、ゲストが女性だったことが要因でしょう。

水原紫苑さんは、非常に女らしい方でした。和装でスキがなく、スゴイです。
でも、これがどうも、今回はマイナスに働いた印象を受けました。
また、松岡先生のご紹介もよろしくなくて、
「水原さんは最近、よく見るようになって」みたいな失言をされたため、
水原さんは「そんなことないです。前から拝見していて」と弁明になってしまい、
「あれも、これも素晴らしかった」と……。
その流れで、最後まで話題が感想の粋を出なかったような気がします。
お能は、出が勝負で、最初にしくじると取り返しがつかないとお話に出ましたが、
鼎談もあるいは、そうなのかもしれません。少なくとも、能舞台で行われるものは。

また、お家元の意識と水原さんの愛されよう、好かれようとするお人柄の相乗効果で、
どうもどこかのクラブかバーの会話が再現されているような奇妙なトーンで
進んでいきました。
でも、松岡先生は「いい時間でした」とおっしゃっていて。

え、そうなの??? 私は今までで一番内容がなかったと感じましたけれど?
なんだか、空間がモタついて疲れてしまって。
「飲み屋? ねえ、飲み屋?」って思いながら、聞いていました。

見所の空調がキツくて、しんどかったです。
正面は混むので、脇に逃げているのですが、空間的にスカスカのせいか、
寒いったら、ありません。
ちょうど、ゲリラ雷雨に合い、一回上がって、地上が蒸され、また、渋谷で
降られて、ちょっと濡れている状態で能楽堂の冷房だったので、本当にキツくて。

一応、ストールとか持っていましたが、そういうものでは追いつかないくらい
寒くて、参りました。

奈良の談山神社が、かつて能の試演場だったこと。
蹴鞠は、敵の首を蹴ったことから始まった説があること。
これが、個人的に響きました。

遊行柳
ロビーに参考に出ていた装束です。柳に蹴鞠の意匠なんだそうです。
面白いです。作った人がいて、買った人がいて。
いや、注文なのでしょうか?

遊行柳のモデルになった柳は、もう3代目、4代目だそうですが、
非常に青々として、いわゆる老人ではないこと。
「西行桜」は、比較的上演されるけれど、「遊行柳」は珍しいこと。

メモを見直すと、導入部で、水原さんは美しい言葉を使われています。
「健やかな狂気」
「自己と他者」
「時間と記憶の物語」
しかし、これが、だんだん合いの手に変わってしまって。
クラブのママと上客の世間話みたいなトーンになってしまい……。
まあ、珍しいものを見たといえば、それでいいのかもしれませんが、
ちょっともったいなかった、もっと引き出しようがあったんじゃないだろうか?と
素朴に感じつつ、凍えて帰って参りました。

編集さんに誘われ、数人で談山神社には行ったことがあります。
そして、装束を着けて蹴鞠体験を致しました。
蹴鞠、楽しいんですよ。高く球を蹴り上げて、「続く」ことが大事なんです。

談山神社は、遠かったです。
タクシーに分乗してたどり着いた記憶があります。
でも、昔は、彼の地がひとつの拠点だったのですね。

鹿の革を張り合わせた蹴鞠が、もとは、敵の首というのは、なかなか
シュールです。
私も、少しだけ、時間と記憶の旅をしたのかもしれません。
来年、談山神社で能の公演があるそうです。ちょっと行きたいかもって思いました。
遊行柳は、9月1日(日)、観世能楽堂にて、観世会定期能で上演されます。

2013年7月24日 | カテゴリー : 日々のこと | タグ : | 投稿者 : 章月綾乃

知れば知るほど面白い谷文晁の魅力・他

土曜日は、欲張りすぎましたっ。

朝から、3日目のウォーキング。

20130720 海

海鳥の中に、黒いコもいました。なんだろー?
カワウですかね???

それから、笙をちょっとだけ吹いて、お出かけです。
えっと、長いですよ! すごく詰め込んだので!
オアゾに行きまして、まず、自分の本を買いました(三冊のうち、真ん中ですよ!)。

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久しぶりに、「おとなりだあれ」をしてみました(笑)。
丸善さま、平積みしてくださって、本当にありがとうございます。

テクテク歩いて、三菱一号館美術館へ。珠玉の斉藤コレクション第二弾、
「北斎・広重の登場―ツーリズムの発展」です。

浮世絵、さっぱりわからないのですけれど、つくづく思ったのは、
「これは、行ってみたくなるなー」でした。
どんな国なの? このJAPANって!
もちろん、日本なのですが、今の日本とは違って、おおらかで、広々していて、
色鮮やかで。

14時からサントリー美術館にて、「知れば知るほど面白い谷文晁の魅力」という
特別講座を聞きました。事前の抽選制、参加費700円です。

講師は、秋田県立近代美術館館長・尚美学園大学大学院教授の河野元昭氏。
初めてお話を拝聴しますが、軽快で楽しい方ですね。
秋田県近代美術館は、頭文字を取ると、AKBだそうですよ。

谷文晁に関しては、過日のメンバーズ限定のスライドレクチャー、そして、
図録でだいぶつかんだ気がします。
美術史というよりも、歴史の教科書で「公余探勝図」が記憶にひっかかるか、
ひっかからないかの人物ですが、生前は大変な人気絵師でしたし、戦前までも
それは続いていたそうです。今は、なんでも鑑定団に出てくるくらいで、
「谷文晁に本物なし」などと言われちゃうくらい偽物が多いらしいのですが。

河野さんのお話、楽しかったのですが、朝から歩いたり、浮世絵見たりしていた
ため、もう眠くて眠くて、生あくびが出て大変でした。
ちゃんとコンディション整えていきなさいよって話ですね。
それでも、谷文晁というよりも、もうちょっと俯瞰的に美術史を見ることが出来たというか。

たとえば、江戸時代には、2つのピークがあったと考えられるそうです。
おなじみ、元禄文化。そして、谷文晁のいた化成文化。
後者は、町人文化で、谷文晁というのは、この時代においてシンボリックな人だったそうです。

谷文晁は「八宗兼学」で、いろいろな流派を学び、納めた人といわれているそうですが、
河野さんがあげていらしただけでも、八つの流派は余裕で超えていると。
いただいたレジュメから抜粋いたします。
・北宋画
・南宋画
・宋元画
・沈南蘋(しん なんびん・読むことすら、無理でした・笑。中国清代の画家、長崎に逗留)
・大和絵
・洋風画
・狩野派
・丸山派

これに、図録の板倉さんの論文を読んで河野さんも再認識したとおっしゃる「朝鮮画」も
加わるとおっしゃいます。

谷文晁は、初期の寛政文晁と後期の「烏文晁(からすぶんちょう)、蝶文晁」に
大きく作風が分かれます。これは、質素倹約を是とした寛政、そして、
派手で豪奢な文政といった時代性も関係しているだろうということです。
これまで、緻密な作風の寛政文晁が「よし」とされていて、後期は駄作ばかりと
考えられていましたが、それは、寛政文晁ひいきの萬鉄五郎氏などの評価が
強く影響しているのかもしれないそうです。

確かに、見る目がある文化人に「これはいい!」と言われれば、「そうなのか、
いいのか」と同調しちゃいますよね。

基本的になんでもこなす人でしたが、いろいろ学んだ谷文晁だからこそ、
出来たこともあるようです。
たとえば、松平定信……寛政の改革をやった老中です……に命じられて、
描いた風景画には、西洋画の手法である「陰影法」と「遠近法」が用いられていて、
定信が求める海防という観点からのニーズにこたえていたというお話でした。
当時は、カメラなどありませんから、国防を考えるうえで、要となる
ポイントをピックアップして描いていたのではないかという説もあるそうです。

だんだん、日本史の勉強みたいになっていますねー(笑)。

個人的には、前妻・幹々が亡くなった1799年、娘婿だった文一が亡くなった
1818年の前後で、何か変化がないかが気になります。
が、土曜日の美術館はダメです。人が多すぎて。
7月31日からの展示替えで、また、よいものが出るみたいなので、
再訪したいと思います。年代に注目して見てみます。

作風が多岐に渡り、鵺のようなとらえどころのない絵師なのですけれど、
なんとなーく、わかってきたというか。まあ、そんな感じでした。

サントリー美術館の後は、同じ六本木内で移動しまして、
ストライプハウスというギャラリーで行われた兄弟子の笙のミニコンサートに
うかがいました。
久しぶりに芋洗い坂、下りました。

途中、朝日神社さんを見かけ、ちょっとだけ、参拝してみました。
小さいけれど、いいお社ですね。
御祭神は……。
倉稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)
市杵嶋姫大神(イチキネシマヒメノオオカミ)
大國主大神(オオクニヌシノオオカミ)
大山祇大神(オオヤマツミノオオカミ)
北野天神(キタノテンジン)
お、予想以上にお祀りされていました。
なるほど、自分が惹かれた理由が納得いきます。なんだかご縁が
ありそうな神様たちばかりです。

ストライプハウスギャラリーでは、30日まで
「白井嘉尚ドローイング 白井洋子の光の繭」を開催中です。
この展覧会に「もりのなか 笙の音色」というイベントがあったのです。

豊かな色彩と音、コロンとした光の繭、楽しかったです。
大盛況でした。

ここから、さらに移動しまして……。
今度は、白金台の千年茶館どらロッソへ。
友人の誕生日パーティーです。
3階のテラスを解放していただき、ぼんやり飲みました。
どらロッソ

帰宅は、ほぼ終電。ふらふらで、日曜日は半分、使い物にならなかったです。
それでも、ちゃんと歩きましたよ!

日曜日、ウォーキング開始4日目の海です。三日坊主は、免れましたっ!
20130721 海

夕方なのが、御愛嬌。
ふと思いついて、万歩計アプリを入れてみたところ、自宅から海まで
往復でだいたい10000歩と気づきました。
昔は、10000歩歩けば、痩せたものですが……。
いまでは、びくともしませんよ……。

実は、ちゃんとしたスニーカーが片方行方不明で、適当な靴で歩いていたのですが、
家人が憐れんで、新しいやつを買ってくれました。
アウトレットもののニューバランス。
靴

これ、効きますね! 説明書に書いてある通り、「効く」ってところが、
完全に筋肉痛です。すごーい!!!
きょうも、後で歩くつもりです。頑張りまーす!
はあ、やっと週末が終わった気分です!

最後までおつきあいありがとうございます。みなさまも、よい一週間をスタートさせてくださいね!